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王国は誰のため・・・『キングダム~見えざる敵~』(★★☆☆☆) [あおば(映画)]

予備知識まったくなし、で鑑賞。

サウジアラビアの外国人居留区(石油メジャーの社員、家族の住宅地という設定)で、爆弾テロが発生、100人もの死者がでた。FBIの職員まで巻き込まれるというこの事件に、合衆国はフルーリー(ジェイミー・フォックス)、ジャネット(ジェニファー・ガーナー)たち4人の敏腕捜査チームを強引に派遣。
無力な現地の政府と対立しつつも、現地警察の大佐アル(アシュラフ・パルフム)と協力しつつ、テロリストを追い詰めてゆく。テロリストの小さな拠点を破壊して、引き上げるところ、FBI捜査官の仲間がテロリストたちに誘拐されてしまった。救出に向かうなか、フルーリーとアルの間には、友情が芽生えていた・・・

という感じのなんともアメリカンな終わりかただぁ・・・と思っていたら、最後のシーンでようやく1/4ぐらいひねりが加わるってところかなあ。
テロリストは本当に普通の人々の中に入り込んでいる、というか普通の人々がテロリストになってしまうわけだから”テロとの戦い”って、本当に意味があるかどうか、現実に可能なことなのかどうか考えなければならない。キングダムっていうのは無力な王国への皮肉かと思っていたら、こいつは米帝のこともさしているようです。

ジェイミー・フォックスって、ドリームガールで思いっきりやな役をやっていたので、今度はいい人かと思ったのに・・・


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