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『ゼロの焦点』   広末ハクシンの演技   (★☆☆☆☆) [あおば(映画)]

松本清張の「ゼロの焦点」3度目の映画化。

新婚2週間にして失踪してしまった夫を探して禎子(広末涼子)は北陸・金沢に向かった。
知らされていなかった夫の過去が少し筒明らかになってゆく。

原作は読んだことがあったのですが、すっかり忘れてしまっていて、新鮮なサスペンスとして見ることができました。

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旅情を盛り上げるのが、大井川鉄道で撮影した旧型の客車と車内風景。雪の舞う金沢駅頭の景色。
一部海岸沿いの映像には、函館本線の銭箱辺りが使われていました。

物語は時代背景と貧しかった日本の姿をあぶりだしてゆきます。昭和30年代初めの金沢の遠さと貧しさが思われました。

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今の日本、このころの貧しさに転げ落ちてゆく坂道に、足を踏み込んでしまっているような感じすらしますね。
なんとか、産業を再興させないとやばいでしょう。


それにしても、ヒロスエのナレーションがたどたどしすぎて、この甘ったるいしゃべりをナレーションに使ってしまった監督にイエローカードだぞ。

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emu310

「ゼロの焦点」、ほんとに、何も思い出せません。
面白かったはずなのに…
タレントを前に出しすぎた映画って見たくありませんがとても気になります。
とりあえず図書館を覗いてみることにします。
by emu310 (2009-11-30 07:37) 

やまびこ3

自分の記憶なんていい加減なものでした。先日知り合いに太宰治は読んだことがないと話したのですが、家に帰ったら文庫本が何冊も出てきました。まるで記憶がない・・・。
by やまびこ3 (2009-11-30 21:16) 

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