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大井川鉄道 EL+客車列車撮影記 [はつかり(鉄系)]

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大井川鉄道 EL+客車列車撮影記
2012.3.11 「春のSLまつり」イベント開催



春の青春18きっぷのシーズンがはじまりました。
先週は近場でイベント盛りだくさんでしたので、この週末から本格活動を開始しようと思いました。

ダイヤ情報に出ていた大井川鉄道の電気機関車牽引客車列車。
これがいい。蒸気機関車の運転は有名ですが、電気機関車による旧型客車の運転は珍しい。
確か、昨年も何かのイベントで運転されたのですが、都合で行くことができず次の機会をうかがっていました。

というわけで、日曜日、青春18きっぷをつかって大井川鉄道に行ってきました。

日曜日、早朝の東海道で下ります。

小田原(622)-[732M]-(645)熱海  平塚始発の5両編成なのでがらがらです。
熱海(649)-[425M]-(838)金谷

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こじんまりとした大井川鉄道金谷駅


電気機関車列車運転日とはいえ、主役はSL列車。
今日は「春のSLまつり」のイベントが開催されています。

2本のSL列車が下って、そのうち1本が電気機関車牽引で戻ってくるという寸法なのです。
つまり、帰りのSLは重連になるというワンダフルな運用です。


SLに先行する電車には時間がありましたので、周辺の高台に登って、金谷に入ってくる電車を待つことにしました。

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やってきたのは元南海の21001系電車



前回、電車・SL撮影に来た時に動いていなかった電車ですので、幸先がいいです。
駅に戻ると後続の東海道本線から、鉄道ファンがどっと降りて、大井川鉄道に入ってゆくところでした。
さすがににぎわっています。

今回は、あまり奥の方まではいかない予定ですので、全線フリーパスである「大井川フリーきっぷ」は使わず、普通切符で、まずは福用まで行くことにしました。

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湘南スタイルの21001系電車


車内には小ぶりの転換クロスシートが並んでいて、小窓がずらりと並ぶさまは、なかなかかっこいい。
地方私鉄にはふさわしいスタイルのように見えます。

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旧式のコントローラも懐かしい


ほぼ満員のお客さんを乗せて出発。
最初の停車駅が車両基地のある新金谷です。

金谷(914)-[7]-(937)福用

SL列車は昨年秋から新金谷始発に変わりましたので、ここでSL列車の乗り換える人もいる模様。
さらに駐車場も整備されているので、ここから電車に乗る人もいてさらに込み合います。

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懐かしい木造の屋根付きホームの隣にはスハフ42の姿が


大井川に沿って上ること30分。
大井川沿いの集落にある福用駅に到着。
数人のファンが下車したようです。

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福用駅は瀟洒な駅舎
タイの建物のようでもありますね


確か駅から南側の国道がオーバークロスするところから、大井川沿いをゆく線路が見えたはずなんですが・・・・
が~ん!河原が巨大な砂利置き場になってしまっていて、砂や砂利がうずたかく、線路を望むのもなかなか難しい。

とはいえ、なんとか砂利をかわせる場所を探して、待機します。

その間にやってきた上り電車
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今日は21001系は2本とも動いているようです



1本目のSL列車1003列車「かわね路13号」の時刻が近づいてきました。
金谷寄りの地蔵峠トンネルを抜けたところからSLの煙を砂山越しにのぞむことができます。

客車4両の姿が見えました。

土砂置き場の横を抜けてカーブに差し掛かるところ、激しく煙を噴き上げてきました。

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C11牽引の1003列車


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C11 190号機の牽引
 
「春のSLまつり」の真新しいヘッドマークを掲げてきました


煙に巻かれて土砂の山も目立たないかな。

もう1本21001系電車。
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今日は何回もお目にかかれます



次のSL101列車「かわね路1号」は先ほどのカーブに接近して撮ってみようと思います。
今度は定期列車に近い列車なので7両編成ぐらいは期待できると思います。

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C10 8牽引でやってきた101列車
「春のSLまつり」の違うタイプのヘッドマークをつけてきました
C10のやや細身のボイラーがいい感じです


ところがカーブ手前になっても一向に煙が上がりません。
すっからからで行ってしまいました。
客車7両ですが、電機の補機の威力は絶大なのでしょうか。


さらにもう1本。

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茶畑の中をゆく21001系電車



この後は、返しのSLとELの撮影ですが、
上り向きのポイントは結構少ないのです。

ここは混むことを覚悟して、抜里(ぬくり)に向かいます。

福用(1240)-[11]-(1252)抜里

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抜里の駅は梅の花が満開でした


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古い駅舎が残っています


今度は、大井川鉄道の駅舎巡りも面白そうです。


徒歩5分ほどのお茶畑の中の踏切がポイントとなりますが、すでに車窓からたくさんの三脚が並んでいるのが見えました。行ってみると20人ほどの同業者がすでにスタンバイ。
三脚の隙間にスペースを作ってもらってなんとか場所を確保できました。

広々とした茶畑に薄日もさしてきてなかなか暖かい日となりました。

待つ間にも、電車が来ます。

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この日何度目かの21001系
茶畑の中をゆくにはよく似合う塗装です


家山よりのトンネルを抜けてくる元近鉄特急
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元近鉄の16000系です



続いて、私の本命E101牽引の客車列車が来ます。
地元の方に聞いてみるとやはり、1本目で下った4両がそのまま戻ってくるらしい。

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茶色の客車を旧型の電機が牽引する


国鉄ではこういう中型電機が牽くことはなかったと思うのですが、いい絵になります。
去年西武から移籍したE31はまだ整備未了で、いつになったら活躍を始めるのか?
あの塗装のままなのか、もう少し地味な色に変えるのか、SL列車の補機が主な用途となるでしょうから、はではでのままってわけにはいかないでしょう。


続いて皆さんのお目当てのSL重連の列車
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C10+C11重連の客車列車
客車7両もあるので絵になります


前補機はファンサービスなのか結構煙を出してくれてますが、本務機は今一つ。

かっては茶色と青の客車をばらばらに混結していたのですが、最近は茶色は茶色、青は青でまとめてくれるのだそうです。やまびこ的には電機のほうも7両にしてくれたらもっと素晴らしかったんですけど。
天気もまずまずでいい撮影旅行となりました。

神奈川から大井川までは青春18で出かけるにはちょうど乗りごろの距離、また行ってやりたくなります。


抜里(1559)-[20]-(1637)金谷

金谷(1649)-[448M]-(1843)熱海
熱海(1859)-[932M]-(1921)小田原
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サットン

おっ!南海電車。近鉄特急!
いろいろなベテランが登場して楽しいですね。
ちょっと汚れが気になりますが、車内はどうでしょう?

by サットン (2012-03-14 12:02) 

やまびこ3

サットンさん
南海電車、近鉄特急ともワンマン改造を除けば、車内もほぼ昔のままだと思います。
近鉄特急はゆったりと乗れてうれしかったです。
塗装がかなり汚れたり、はがれているのがやや心配ですけど。
by やまびこ3 (2012-03-14 21:19) 

あおたけ

SLはもちろんのこと、
南海21001系や近鉄16000系が元気に走る大井川は、
まさに走る鉄道博物館ですね~!
抜里駅の梅の花と近鉄特急が季節感があって好きな
カットです。
SLやデッキ付きELには、旧型客車が似合いますね。
個人的には青+茶の混合も昔っぽくって好きだったのですが。。。
by あおたけ (2012-03-14 21:58) 

やまびこ3

あおたけさん
さらに京阪の3000も元気です。
今年の梅の開花はかなり遅かったようですが、桜はあんまり遅れないみたいなので、これから忙しくなりそうです。
大井川、伊豆急と桜の時期にも行ってみたいローカル線がたくさんあります。
私も、青と茶が混じっているのが懐かしくて好きです。
by やまびこ3 (2012-03-15 20:02) 

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