西の国鉄色特急 撮影記(その1) [はつかり(鉄系)]
西の国鉄色特急 撮影記(その1)
2013.1.4-6 雪の山陰本線 准国鉄色特急がゆく
福知山を中心に活躍するJR西日本の特急車両183系が3月で引退との新聞報道がありました。
この183系が早晩引退するだろうとは予想されたこととは思います。
幸い今年の正月休みは1月6日までたっぷりありましたので、3日間の関西遠征を企てたわけです。
この地区の183系はご存知のように交直流車輌の485系の交流危機をはずしただけの准485系で、正面おでこのヘッドライトなどそのままで485系大好き人間にはもってこいの被写体なのです。
国鉄色が完全引退してしまうわけではなく、今回の置き換え分は、紀勢線で走っていた同じ国鉄型で高運転台の381系による置き換えだと思いますが、形状はだいぶ違っていて、完全に485系のほうが好みにあうのです。
そんなわけで
1月4日
小田原(0031)-[ムーンライトながら]-(553)大垣
大垣(558)-[203F]-(631)米原
米原(636)-[新快速3411M]-(736)京都
ムーンライトはほぼ満席の盛況、俗にいう大垣ダッシュも成功して、米原からよくすいた新快速に乗ることができました。203Fは階段を使った乗り換えの上、10両のMLを4両編成で受けるわけで立ち客多数の状況でした。
京都で小休止後、山陰本線の撮影地を目指します。
京都(805)-[2203M]-(908)鍼灸大学
ガイドブックやほかの方のブログからまずは鍼灸大学前-胡麻間に行ってみることにしました。
鍼灸大学とは聞きなれませんが、1983年に明治鍼灸大学というのが開校しており、その目の前に1996年に開業した駅です。(大学は現在明治国際医療大学と改称しています。)
このあたりまでくれば雪景色が期待できるだろうとの予想通り、園部を過ぎた船岡駅あたりで山間部に入ると雪が積もって真っ白、さらにはこんこんと雪が降っています。
新しい「鍼灸大学前」で下車
まだ大学はやっていないでしょうから、だ~れもいません。
とほ10分ほどの撮影地へ。
ここには1名先客がいらっしゃいました。
まずは上りの287系電車
雪景色の中、287系特急電車快走
「まいづる」「きのさき」の併結運転で7両編成
次はお目当ての485系改め183系による特急「はしだて1号」
吹雪です!
183系も6両に増結中
増結時期を狙ってきました。
「雷鳥」さながらの走りを見せていただきました。
今度は下りの「きのさき10号」
381系も6両に増結運転中
この場所での撮影はここまでとし、先の胡麻駅まで歩いて移動。
かなり歩いて歩いてつきました。
胡麻駅も新しい駅舎に建て替えられています
続いての下車地は、2つ先の和知駅にしてみました。
胡麻(1110)-[1129M]-(1132)和知
駅の手前に鉄橋があったので気になったのです。
件の鉄橋に行ってみると、、、、
な、なんとコンクリート橋ではないですか。(~~_~~)
嵯峨野線区間ならわかりますが、こんなところにコンクリート橋が進出していようとは・・・・
「きのさき3号」を一応、押さえておきました。
雪の付いた樹木が面白かったので左の木を入れてみました
和知駅は京丹波町の中心地で、駅付近にはそれなりの商店もあり、地方の小駅ではめずらしく、駅前に食堂などもありました。
数少ない町営バスのターミナルにもなっています。
おいしそうなペイントを施されている大型の町営バス
さて、コンクリート橋では山陰線らしくないので、先に進みます。
和知(1230)-[1131M]-(1243)山家
山家-綾部間のいくつかのポイントがよく紹介されているようです。
10分ほど進んだところでからが撮影ポイントになります。
タンゴエクスプローラー車両の「はしだて」「まいづる」
6両編成に増結されています
183系の「きのさき16号」
3つ目玉は安定感があって好きです
(画像クリックで拡大)
と、ここまで順調に撮影しては来たのですが、どうも構図がワンパターンで面白くない。どれも73の構図になってしまうのですね。
このまま綾部まで歩いてゆくにはかなり遠いし、先ほど通り過ぎた立木駅あたりの山間で何か撮れないかと戻ってみます。
山家(1525)-[1141M]-(1530)立木
山中の小駅、立木
由良川が深く刻んだ渓谷の中腹にへばりつくように山陰本線が走っています。さらに高い位置にある府道から見下ろせる場所を探しますが、なかなかうまい場所はありません。
どんどん暗くなってきてしまいました。
かなり窮屈ですが「はしだて6号」
ヘッドマークに雪をつけて「はしだて7号」
せっかくの増結時期なのにこれではわかりませんが、まずまず面白い構図だ得られました。
この日は福知山に泊まることにしました。
立木(1639)-[1139M]-(1703)福知山
80年代には旧型客車がごろごろしていた地平の福知山駅ですが、高架化されすっかり変わってしまいました。
広大な構内はその後開通した北近畿タンゴ鉄道も含めて3面5線に整理され広々した駅前広場(もとは駅裏だったのかもしれませんが)が整備されました。
駅前のビジネスホテルからはC11の姿も
転車台ごと保存されているのがすごいです
さて、夜になると夜のお楽しみがあります。
手前に「こうのとり17号」、奥に「きのさき11号」の豪華な並びです。
この光景も3月までかなあ。
(続きます)
やまびこさんの年末年始は、
まさに「東へ西へ」撮りまくりですね〜。
私は遠出できませんでしたが、こちらのブログで
旅気分を楽しませてもらっています(^^)
雪が降りしきる中を行く国鉄特急色は
おっしゃるようにまるで「雷鳥」のような雰囲気ですね〜!
個人的には381系も好きなので、
また落ち着いた頃に行ってみようかと思っています(^^)
あと、10000nice!達成おめでとうございます。
偶然にもキリ番を踏ませていただきました。(^^)
by あおたけ (2013-01-10 10:08)
485系から交流機器を外して183系化しただけに止まらず、外した機器を113系に搭載して415系化・・・国鉄最終末期を象徴するケチケチ劇でしたね。でも、こいつが183系といわれても違和感ありありでした。
和知付近の山陰本線って意外に迫力ある渓谷を走っているんですね。写真を拝見して再認識しました。
福知山でトレインビューのホテルというとやっぱり南口のAホテルですね。
by サットン (2013-01-10 12:01)
あおたけさん
東の485系も狙ったのですが、これは次の機会にしました。
381系はイメージ的には紀勢線なので、多分まだ臨時としては走るのを撮りたいと思っています。
10000niceありがとうございます。
by やまびこ3 (2013-01-13 20:50)
サットンさん
183系となっても頭上のヘッドライトを残してくれたのが私にはとてもうれしかったのです。山陰本線の保津峡&戸奈瀬の渓谷、福知山線の武庫川渓流&川代渓谷とかってはセットで存在していたのですね。
私の泊まったのは南口のRホテルというのですが、もとはAホテルだったのでしょうか。
by やまびこ3 (2013-01-13 21:07)