「みちのくテツつまみぐい」の旅 紀行(2) [はつかり(鉄系)]
「みちのくテツつまみぐい」の旅 紀行(2)
2013.2.10 「あけぼの」・津軽鉄道撮影記
「日本海」が廃止されて、撮影旅行に来ても朝ゆっくりできるようになったのは何とも皮肉なことです。
朝700からの朝食も普通に食べられます。
弘前駅前の東〇イン。しかし、ここに限らないのですが、東〇インの朝食時の混雑・行列はどこに行ってもひどい。
たいしたおかずではないのですが、おにぎり、さけ、漬物2種ぐらい、うめぼし、さらだ、味噌汁程度。
配膳スペースが狭いのと、休日にはお年寄りが多くて動きが悪い、カテラリーが貧弱で、サラダや漬物を盛りにくくしている等々、いろいろ理由があると思うんですが、思うに、スタッフは他のホテルに泊まったことないのではないかと。これが当たり前と思っているのか、わざと行列させるようにしているのかどっちかですね。
このせいで、私などはできるだけ東〇インは避けているのですよ。
それなら食べなければいいと思われますが、地方都市では朝和食の食べられる場所ってなかなかないんですよね。
話がそれました。
年末に午後の貨物を撮影して結構気に入った、長峰の先のポイントに向かいます。
弘前(753)-[636M]-(808)長峰
10分ほど歩いたところにある、S字カーブを見下ろす跨線橋のたもとが今日の撮影地です。
除雪された雪が固められていて、路面より1mほどかさ上げされているので、手前の灌木をかわすには好都合です。
逆光になりますので、雪が舞うことを期待したのですが、今日は快晴の好天。これなら陣場のお立ち台がよかったかもしれませんが、この時期の天気は変わりやすく、予想を立てても外れることが多いのでやむを得ません。
このポイントからははるかに唐牛(かろうじ)のトンネルを出てくる下り列車がみえるので「あけぼの」の登場をじっくり待ちます。数分遅れて、「あけぼの」の姿が見えました。
2021レ「あけぼの」
(画像クリックで拡大)
うっすらと降り積もった新雪を蹴散らしてパーイチがやってきました。
逆光ながらまずまず、HMの文字も見えたし。
さて、今日のJR撮影はここまで。午後は、弘前に戻り、津軽鉄道のストーブ列車を楽しむ計画です。
この時間帯、列車がないので、バスで弘前に戻ります。
九十九森バス停ー[弘南バス]-弘前バスT
10時半過ぎ、弘前駅に戻りますと、列車ダイヤが少し乱れているようです。
そこへ、案内放送
「10時43分発、秋田行き「つがる4号」は遅れておりま~す。10時50分ごろ到着します。本日は6両編成での運転となりま~す。」
「何!6両!」
実は昨日、新潟のT18編成国鉄色の485系6両編成が「つがる」に投入されているという情報があり、ちょっと気にしていたのですが、余り計画をいじってもいいことのあったためしがないので放置してあったのですが、これから来るのがそれのようです。
少し時間があるので、弘前駅近くの跨線橋に行ってみることにしました。
弘前駅の南側のポイント、東側に弘南鉄道の黒石線が走っているので、町の中ですが、順光の東側から撮れそうです。
「来た来た!」たしかに、4つ目のT18です。
白幕は残念ですが、後で聞いたところによると、「特急」幕はもはやついていないのだそうです。
弘前の雪灯籠まつりと大館のあめっこ祭というイベントの多客期対策として新潟から借り入れたらしいのですが、E751系には中抜きしたユニットがいくつかあるのではなかったかな。ちょっと不思議なことですが、こちらとしてはちょっとうれしい。
後は予定通り、五所川原に向かいます。
弘前(1112)-[828D]-(1200)五所川原
平べったいJR五所川原駅
隣の津軽鉄道・津軽五所川原駅
こちらは津軽鉄道本社
ファサードがなかなか立派ではありませんか
となりの津軽鉄道“津軽五所川原”駅に行ってみますと、ストーブ列車に乗ろうという観光客で
なかなかにぎわっています。
ところが・・・・・
なんと今日のストーブ列車は気動車の牽引!
窓口で聞いてみると
「もうしわけありませんが、そうなっています。」 とのこと。
う~ん、乗るにはあまり関係ないけど、撮るのには大違い。
このまま、弘前に戻ろうか?
でも、連休中なら団体も入っているだろうし、ストーブ付き客車は2両入るに違いない。
1両の客車を1両の気動車で牽引する朝の1往復のようなわけにはいかないだろうから、
客車は2両、となると気動車も2両でプッシュ・プル運転に違いない。
それなら絵としては面白いかもと気持ちを変えました。
津軽飯岡か毘沙門まで行こうと思っていたのですが、それなら五所川原の近くの橋梁でもOKだろうとおいうことで、駅近くで撮影することにしました。
津軽鉄道にもお金を落とさないといけないので、絵葉書2種ほど購入し、空き時間に構内で撮影します。
津鉄の窓口は懐かしいです。売っているのは当然硬券
時刻表も手書きの味
かって駄菓子屋があった駅舎内のスペースには五農高農業会社なる店舗ができて加工食品や津軽鉄道グッズを販売していました。(地元の五所川原農林高校の実習で作ったものなどを販売しているようです。)
ストーブ列車の前の単行気動車を駅構内の踏切で押さえておきます。
この構図だと昭和30年代といっても通用しそう
五所川原駅構内にも腕木式信号機がありました。
さて、撮影ポイントは駅から15分ほどの旧十川の橋梁です。
河川改修に合わせてコンクリート橋になってし合いましたが、川幅も意外に広く4両でも十分撮れそうです。
橋梁を渡ったところには十川の駅があり、全列車停車しますので、スピードも遅く撮りやすいと思います。
上り154列車です
(画像クリックで拡大)
来ました、予想通り、メロス号(気動車)にサンドイッチされた旧型客車のストーブ列車です。
後ろの気動車は回送扱いで、動力としてのみ使っています。
もう1往復も4両と思われますので、もう少し上流の橋から真横気味に撮影します。
(画像クリックで拡大)
これにて津軽鉄道の撮影、つまみ食いは終了。
このあと、弘前に戻り、泊地の大館に移動するのですが、五能線の列車がありません。
ショッピングセンターに行ったりして時間をつぶしました。
後から考えると、30分おきに走っているバスで大釈迦か鶴ヶ坂に出れば、T18の「つがる」を撮れたに違いなのですが、後の祭り。
五所川原(1611)-[831D]-(1701)弘前
弘前(1727)-[1670M]-(1809)大館
大館泊
四つ目T-18の「つがる」とは、
白幕といえ嬉しい収穫でしたね!
雪景色の国鉄特急色がカッコいいです!
そしてストーブ列車・・・
DCでが代理牽引なんてことが、あるのですね~。
機関車が撮れなかったのは残念ですが、
DCにサンドイッチされた旧客という、
何ともユーモラスな編成が撮れて、
これはこれで良かったのではないでしょうか?
by あおたけ (2013-02-16 17:33)
あおたけさん
新潟からはR編成を借り入れる予定だったようですが、何かの都合で直前にT18にかわったそうです。ちょっと嬉しいハプニングでした。
ストーブ列車は狙い通りになったので、結構面白い絵になったかな。
DD35も年なので心配ですが、津軽鉄道ではDD16クラスの出物を探していると以前に聞きました。
by やまびこ3 (2013-02-16 22:48)
雪の中の4ツ目、かつての「白鳥」を思い出しました。
PCをサンドしたDCって面白いですね。でも、後部のDCの制御はどうしてるんでしょう。無動力のぶら下がりでしょうか?
by サットン (2013-02-17 12:47)
サットンさん
青森にいた1500番台は「白鳥」にも使われていたんですね。
今回青森の485系は「白鳥」「つがる」1往復で手いっぱいだったようです。
津軽鉄道の後部DCも動力車扱いで、運転手が運転していたと思いまいます。
by やまびこ3 (2013-02-17 19:09)