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オーストリア旅行記(その10 セメリンク再び) [やまびこ(旅日記)]

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オーストリア旅行記(その10 セメリンク再び)



6月4日


今日はどこに行こう。
西の方はダメそうなので、翌日、南部のグラーツに移動する計画を立てていました。

ウィーンから近いところで、St. Poltenからでているマリアッツェル線という私鉄(もとはOBBでしたが)
に乗りに行くか、はたまたセメリンク鉄道の歩き残しの区間に行ってみるか?
天気予報と相談しながら考えますが、少しでも南に行った方が天気がよさそうなのでセメリンクを再訪することにしました。(芸のないことではあります。)

Meidling駅からECで出発。

Meidling(803)-[EC151]-(914)Semmering


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1144機関車の牽引で出発!



今回はビジネスクラスに乗っていたら、あっちに移れと言われてしまいました。

6人掛けのコンパートメント

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こんなことや・・・


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こんなことができます



Semmering駅に到着後、駅を見下ろす高台に登って、後続のOICを待ちます。

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OBB IC 531列車通過
この日はタウルス単機の牽引でした



今回はSemmeringで折り返す普通列車に乗って前回たどり着いたBreitenStein駅に到着。

Semmering(952)-[R2956]-(1001)BreitenStein


駅からは、前回上った道を少し下り、住宅街(別荘街)を抜けて歩いてゆきます。
平日だというのに、地元のハイカー数人がグループを作って、同じ方向にゆくようでした。
くわえ煙草で歩いてゆくという行儀の悪さなので、少し歩みを止めて先に行ってもらうことにしました。

しばらく行くと線路際にでて、牧草地をトンネルで抜けてゆくトンネルの入り口の上からセメリンクから下ってくる線路を眺められるポイントがありました。


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空の車運車を連ねてやってきた貨物列車


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続いてrailjetが通過



このあたりまでBreitenStein駅の構内なので3本の線路が敷かれています。



ここからほんのわずか進んだところ、今度ははるか遠くにカルテ・リンネ橋が見渡せるポイント。
ここからは下の谷間まで見下ろすことができて、アルプスの風景そのものです。


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霧が這い上がってくる


雲が湧き上がっては消えてゆく天候の中やきもきしながら待っているとやってきました。


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railjetがカルテ・リンネ橋を渡ってくる


さらに先にゆくと黄色い花が咲き乱れる牧場の向こうにアーチ橋が見えるという絵のような風景が現れました。天気が良ければなあ。
丘を上って牧草地の向こうにカルテ・リンネ橋を望みます。


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この先、トンネルを抜けた線路が右下に見え隠れしているのですが、樹木が多く列車を見渡せません。
下まで降り切ったところで、再び線路際に出ます。複線の線路が急カーブを描いています。

次々にやってくる貨物列車をしばらく撮影。


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またまたやってきた空荷の自動車輸送列車


ハンガリーの工場で生産した自動車を地中海まで運ぶルートの帰りのようです。


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坂を上ってきたrailjet



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折れ曲がったようなタンク車



ここから先、牧草地と森林が交互に現れます。

進む先に打ち捨てられたような古城が現れました。

さがせばこれをバックに撮れるところもあるかもしれません。


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railjetの通過を見る


今度はかなり急な斜面に沿ってトンネルや切通しと石橋の連続するところに出ました。
歩道は橋梁の足元あたりを進むコースに作られていて、なかなか線路を見ることができません。


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石造りの橋梁が次々に現れます


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ようやく、Klammの集落に入り、線路のレベルに戻りました。

振り返れば、先ほどとった牧草地の中の線路がかなり上の方に望めます。


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Klammから見上げたセメリンク鉄道


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EC列車でした


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S字カーブをゆくタウルス牽引の貨物列車



先ほど見えていた 古城の下を通って、Klamm駅に到着。


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今日はここまでにしておきます。


Klammも無人化されていて古い駅舎は一般の住宅になっているみたいでした。
長いホームは黄色やピンクの花が咲き乱れる花園になっていて、これだけでもいい絵になります。


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お花畑のホームをゆくrailjet


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このお花畑、数日後に通過した時にはきれいに刈り取られてしまっていました。


(続きます)

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あおたけ

再び訪れたセメリンク、二度目ともなると
だいぶ撮りなれた感があるのではないでしょうか?
でも、何度訪れてもこの景色はきれいでいいですね~(^^)
こうやってみるとタウルス型の機関車は客貨に多く活躍していて、
もう完全な主力機ですね。
by あおたけ (2013-07-07 13:53) 

やまびこ3

あおたけさん
この区間を調べた時に、頂上付近よりも下のほうが草地の開けたところが多いという情報はあったのですが、確かに下のほうが開けていて撮影ポイントはたくさんありそうでした。
そう何回も行けるところではないのですが、いいところです。
この区間では7,8割がタウルスの各種バージョンになっており、完全に主力になっています。
by やまびこ3 (2013-07-07 20:46) 

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