夏のイベント・金比羅詣り<鉄道編> [はつかり(鉄系)]
夏のイベント・金比羅詣り<鉄道編>
2014.6.29 JR四国/琴平電鉄撮影記
JR四国では6月23日に新型特急電車8600型をデビューさせました。
茶筒を横倒しにしたようなモダンな?奇抜なデザインで、せっかく四国に行くチャンス。
これに乗ってみたい。撮っておきたい。
そこで同窓会集合の前日28日金曜日の夜の便で高松に入りました。
しかし、今のところこの電車、朝6時に高松を出て松山まで行き、戻ってくるのは夜23時という1往復しか運転されていません。
というわけで、乗るか?撮るか?ますます悩ましいのです。
・当日早朝、やはり天気はだめ、雨粒こそ落ちていないものの今にも泣きだしそうな梅雨空です。
というわけで、”今回は乗る”ことにしました。
15分ほど早めに高松駅に向かいます。
モダンな建物に生まれ変わっていた高松駅
すぐに入ってきた列車は、8600型電車の4両編成。
発表では土日は2両のミニ編成となっていたのですが、運転開始後初の週末ということで、4両での運転になったのかもしれません。
JR四国の誇る8600系電車
円柱型を強調した車体は、南海電車のラピートの前面の出っ張りを斜めにそぎ落としたようですが、なかなかかっこいいではありませんか。2両1ユニットの普通車だけの編成で、今日は2ユニットをつないでいます。(まだ2ユニットしかないので、水曜日は在来車で運転されています。)
明るい車内です
車内は、1両ごとに明るいオレンジのシートと黄緑の鮮やかなシートで気軽に乗ってもらうJR四国の意気込みが現れているようです。
せっかく4両なのに、きわめてすいた状態で、全部で20人ぐらいしかのってない。
今日は最初の停車駅坂出までの試乗にとどめざるを得ませんが、乗り心地は上々です。
ユニット間の前面窓を通してみると円形の運転席が良くわかります
予讃線の讃岐平野区間は意外に緑が多く、丘を縫って走ってゆきます。スピードもかなり出すようで、15分ほどで高架駅の坂出に到着。さすがにここで下車明日好きものは自分1人。乗車したのは数人いたようです。
これから、グリーン車を含めた長編成の車両の増備が行われると思いますが、瀬戸大橋を渡って、岡山に顔を出す時が楽しみです。
朝食前にもう一仕事。
東京から下ってくる「サンライズ瀬戸」とEF65型で運転される貨物列車を撮っておこうと行く作戦です。あまり下調べもしていないので、先ほどの「いしづち」でロケハンして、適当に国分で下車しました。
この駅の西側のカーブで「サンライズ」を撮ろうと思ったのですが、かなりせまっ苦しい。雨もぱらぱら来るので動くのもおっくうになってしまいました。
「サンライズ瀬戸」285系電車
この後は駅撮りで・・・
岡山行き「マリンライナー」岡山側はJR西日本の223系電車
今度は高松行き
高松寄りの1両はダブルデッカーのJR四国5000系電車です
2階がグリーン車、1階が普通車指定席です
さて、高松経由で伊予三島に向かう貨物列車はEF65の運用です。
はるばる新鶴見から遠征してきたEF65がひく3075列車
中途半端な立ち位置になってしまい、串パンタ写真と・・・・失敗・・・・・・です。ヽ(ー_ー )ノ
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朝食後、今度は琴平電鉄の電車を撮影。
琴平電鉄ではレトロ電車として、旧型電車を月1回走らせてくれているのですが、6月の運転日は前週に終わってしまいました。
で、まあ、適当に琴平線を撮りながら琴平に向かえばいいやって感じでスタート。
JR高松駅の向かい側にある高松築港駅からスタート。この駅の裏手には旧高松城跡の玉藻公園があります。ここにある堀と再建された天守閣を絡めてみました。
高松築港駅で待機する電車
右が琴平方面、左が長尾線です
お堀端を行く元京急の1000形、琴電1080形
天守閣をかすめてゆきます
高松築港-瓦町間は琴平線と長尾線双方が15分間隔で走っているので非常に列車密度が高く、2,3分おきに上り下りの電車がやってきます。
続いて、下町の雰囲気のある瓦町に移動。複線の線路が商店街・住宅街をゆく雰囲気は関東でいえば京成電鉄の柴又か立石あたりの雰囲気です。
1080形2両編成
この色が今の標準色なのかな
電車は元京急の1080形(元1000系)、1200形(元700系)、元京王の1100形(元5000系)が主力で、
もう一つの志渡線には名古屋地下鉄の車両が移籍導入されています。
続いて、車庫のある仏生山へ。
仏生山駅のかなり手前の側線にレトロ車両が2両留置されていました。
仏生山駅に降りると、「途中下車指定駅」との大書が掲示してありました。
「へ~、琴電は途中減車できるのか~」
後で調べてみると、いくつかの駅で途中下車が可能なようでした。たしか以前は、近鉄、東武などでも途中下車ができたように記憶していますがいまどきJR以外で途中下車できるのは珍しいですね。
駅の傍らに旧型電車の120号が留置してあります。大正15年製の琴電開業時からの生え抜き車両です。
これを横目に、先ほど本線脇で見かけた2両。500号+23号に向かいます。
途中、車庫内に2扉のスマートな電車が止まっていました。
元京急600系の1070形
前面は似ても似つかない貫通式に改造されてしまっていました
レトロ電車の傍らを1080形が行きます
500形+23号機
500形はオリジナルの増備車、23号は元近鉄の対象14年製
元京王の5000系が来ました
駅に戻ると、横に置いてあった120号機に親子連れの姿が見えました。
先ほど飛び込みで見学をお願いしていた親子で、無事案内を得ることができたようで何よりです。
レトロ電車はもう1両、茶色塗装の300号機があるはずなのですが、姿が目ませんでした。車庫の中で整備中だったのでしょうかね。
仏生山の先一宮からは30分おきの運転になりますが、もう1カ所ぐらい下車できそうです。
よさそうなカーブが見えたので、「陶」 駅でエイやっと下車します。
「陶」って何と読むの?
正解は「すえ」。日本史に詳しい方であれば、戦国武将の「陶晴賢」としご存知かと思いますが、
やまびこにはてんで読めませんでした。武将と四国との関係は不明。これに限らず、琴電には難読駅名が多いです。
陶駅から戻ること20分と意外に遠かったその水田の中のカーブ。周辺に以外に住宅が多く、構図が難しい。
元京急700系の現1200形がカーブを通過
谷原さんのラッピング電車でした。はでですねぇ。
今度は上り電車
今度も1200形
これで時間切れ、同窓会メンバーに合流します。
もう少し時間をかけて京王電車下がりも撮りたいところでしたが、次の機会にさせていただきます。
<完>
おお〜、さっそく新型の8600系に乗られたのですね!
デザイン的にも従来の四国の特急とは異なる丸い顔で、
なかなか面白い車両ですよね。
まるでベルギーやオランダあたりの列車を想像させます(^^)
琴電、私も旧型車を撮りに訪れたことがありますが、
讃岐特有の丸い山やため池などが点在していて、
いいロケーションですよね(^^)
by あおたけ (2014-07-11 19:08)
新型特急はSLのイメージでデザインしたとか。
それは分かりにくいですが、なかなか良いですね。
by Cedar (2014-07-11 21:09)
拙ブログへのコメントありがとうございます。
キズパワーバンドですか、買ってこようかな。
by johncomeback (2014-07-12 14:04)
あおたけさん
考えてみれば前任の8000系電車に乗ったのも、限定運用が始まったときで、広島から今治に出て今治-高松間でした。
ヨーロッパにも同じようなのがあったのですね。
琴電の一宮から先、ため池や小山の間を行くのどかな風景がいいですね。4両編成とかもあるのでしょうか?
by やまびこ3 (2014-07-12 21:34)
Cedarさん
なるほど8600系のSLのボイラーを模したものだったのですね。
うまく円のイメージでまとめていると思います。
また京急の1000形はやはりかっこいいと思ったあものです。
by やまびこ3 (2014-07-12 21:36)
johncomebackさん
キズパワーパッド、結構値段が高いですが、3,4日張りっぱなしにするので便利です。私が自転車で転倒したときもおでこに数日貼っておいたらきれいに治りました。
by やまびこ3 (2014-07-12 21:39)
こんばんは
琴電いつか撮りに行きたいと思っています
京急から海を渡った車両たちがまだ活躍しているのですね
by gardenwalker (2014-07-12 22:32)
gardenwalkerさん
京急1000形、アンチクライマー月の電車っ現役で使われているのはうれしいですねえ。頑張ってほしいです。
by やまびこ3 (2014-07-14 22:11)