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2020夏・土讃線(5)大河を渡る振り子特急 [はつかり(鉄系)]

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2020夏・土讃線(5)大河を渡る振り子特急



8月1日


四国3日目、この日、夜の「サンライズ瀬戸」に乗る前に吉野川に絡んで走る土讃線をもう一度記録しがてら上ってゆきます。

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高知駅前にて



この日の「南風6号」は黄色アンパンマン列車のキハ2700系でした。
朝は駅弁にしようかと思っていたら、8時過ぎに販売開始ということで、買えませんでした。はぁ~。先頭車が自由席でしたので、ここに陣取って助手席側からの展望を楽しみます。


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トンネルを抜けて・・・



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鉄橋を渡って・・・



阿波池田で乗り換えて着いたのは・・・

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佃駅です



佃は土讃線と徳島線の分岐点で、高松に向かう土讃線の列車はここから左折して、四国三郎吉野川を渡って讃岐に向かいます。この橋が第1吉野川橋梁。四国第一の鉄橋です。

佃から南側の高台に登ります。徳島自動車道の下をくぐって、高速道路の側道のような道路を東に上ってゆきますと真下の巨大なトラス橋が見えてきます。


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4連のトラスを持つ大きな橋梁です



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2700系が通過



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2000系特急もかっこいいです



鉄橋を渡った後大きくカーブを描いて讃岐山地を上ってゆく姿が見えます。


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2700系が車体を傾かせてゆきます



徳島線も足元を走っているのですが、音はすれども姿は見えません。
国鉄時代からの数少なくなったキハ185系列車が走っているので、撮影しておきたいところですが、見えないので仕方ない。


このあたりで山を下りて、吉野川の上流側に向かいます。
阿波池田からさかのぼる形で阿波川口に向かいました。今は合併して三好市になっていますが、旧山城町の中心部で、市営バスが各方面に向けて走っています。

支流の白川にかかる川口橋まで行きたいと聞くと、あのバスに乗れとマイクロバスを指さされました。これに乗車するとすぐ、中学生がどっと乗ってきました。続行する別の行き先のバスにも数人の中学生が乗車。(コロナの影響で休校した代替えで夏休み期間中の土曜日でも授業があったのですね)

川口橋を走る国道と並行して20mほど高いところに土讃線の鉄橋がかかっています。
下にセメント作業所があるので、これを避ける構図で1カット。ちょうど土讃線の観光列車「四国まんなか千年物語」がやってきました。


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夏空にグラデーションの塗装が美しい



もう1本、今度は黄色アンパンマン


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4両は入りきらないのです



写真に写っている後ろの山の当たりが、小歩危峡を俯瞰する撮影ポイントのようです。
山道を少し上ってみますと・・・


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小歩危峡の緑色の水面を見ながら単行キハの普通列車が行きます



赤アンパンマントレインがきました。


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美しい緑の中を行く特急列車




さて、地図を見るとさらに上に登る山道がありそうなのですが、少し上ったところ、竹や草の成長がひどく、強行突破を断念。クルマの通れるつづれ織りの道を登ることにします。汗ひいひいかきながら行きます。
大きく回り込んで、小歩危峡の看板の上の斜面に到達、たどり着いた展望スペースから・・・・


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ヤッター!小歩危峡です



竹藪の向こうに豊かな水の流れが見えています。

再び単行の普通気動車がやってきました。


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古参の2000系が上ります


長い編成を撮りたかったところですが、やむをえません。


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新鋭の2700系が警戒に下ります



さっきの「まんなか物語」が早くも戻ってきました。

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西日に照らされて美しく輝くミトーカカラー



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黄色アンパンマン2700系
朝乗ったやつが一往復して再びのぼってきました



今や、2700系の方が多数派になってしまいましたが、2000系のステンレスボディも美しく、最後の華を添えてくれました。


下山する途中、橋梁と同じレベルで通過する2000系をとらえることができました。


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ギラリと輝くステンレスボディ



川口場所から路線バスで阿波池田に出て高松を目指します。が、時間もあるので、琴平で温泉でも寄ろうかと思い、途中下車

と、「まんなか物語」がまだ停車していました。


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こんな時代ですが、列車はかなりにぎわっていました



で、期待した温泉の日帰り施設は、コロナの影響で休業中でした~( ;∀;)

汗びっしょりになりながら、時間もあるので、瀬戸大橋を渡って児島まで夕日を見に行きます。
(児島までJR四国なので、「満喫きっぷ」がつかえました。)


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夏の夕暮れの景色を楽しみ、高松から「サンライズ瀬戸」で帰宅します。
駅どりしようと思ったら、発車直前までヘッドライトを点けないようで(撮り鉄対策か!?)あきらめ、寝台車で帰宅しました。


<お終い>

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ナツパパ

JR四国はアンパンマンのキャラと仲良しですね。
やなせたかしさんが高知県のご出身だからかな。
俯瞰の写真、とても素敵です。
by ナツパパ (2020-10-04 15:20) 

やまびこ3

ナツパパさん
土讃線のやなせたかしさん、城端・氷見線&万葉線の藤子不二夫さん、境港線の水木しげるさんなど、漫画家に縁のあるラッピングをしている鉄道が結構ありますし、どれも長続きしていますね。
小歩危の俯瞰は最近ネットで知って気になってました。(2000系引退の前に行けてよかった。)
by やまびこ3 (2020-10-04 21:30) 

てつお

はじめてコメントさせていただきます。
小歩危峡の緑色の水面を見ながら走る普通や赤いアンパンマンは絶景に映えますね。
以前、同じ写真が撮りたくてここを訪れました。
阿波池田からバスに揺られるてやって来ましたが方向音痴が災いして一向に撮影ポイントにはたどり着きません。
バスと徒歩なのでもっと上のポイントには行く予定はなかったのですが道に迷った結果、上の大俯瞰アングルにたどり着いてしました(汗)
その時は大俯瞰アングルで大満足して帰りましたが、本来撮りたかった下のポイントは発見できず。(「美しい緑の中を行く特急列車」の写真のポイントです)
そんなに複雑な場所ではなさそうな気もするのですがいったいどこから撮影しているのでしょうか。
by てつお (2021-04-21 23:04) 

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