ヒラリー・スワンクじゃなかったら・・・と思うと怖い 『リーピング』 (★★☆☆☆) [あおば(映画)]
科学で解明できないことはないと信じている科学者のキャサリン(ヒラリー・スワンク)。彼女のところルイジアナ州ヘイブンで起こった奇蹟・怪奇現象の解明が依頼された。町外れの森に住む母子のうちの息子が川の中で死体で発見され、川が血に染まってしまったというのだ。信心深い町民たちは父親のいない母子の妹が殺人を犯し、神の怒りに触れたと考えていたのだった。さっそく助手と調査を始めるキャサリンだったが、彼女も夜になると悪夢にうなされる。世話をしてくれる町の青年といい中になったところを何者かに襲われる夢。
以前、聖職者だった彼女はスーダンで布教活動中に、日照りへの生贄として自分の娘を失っていたため、神を信じなくなっったのだった。彼女の前に起こる、魚や動物の奇怪な死。そこに少女ローランが現れるが、キャサリンにはローランが救いを求めているように感じられるのだった。
ヒラリー・スワンクの演技力で持っているようなB級ホラー映画。なんだか、彼女の魅力を際立たせるようなつくりだ。最後の落ちは、絶妙だったが。
ローラン役のアナソフィア・ロブっていう子、美少女ですなあ。
(ここからネタばれです。)
町の住民たちは自分たちが神を信じているのに対し、森に住む母子たちが悪魔崇拝をしていて、不幸をもたらしていると訴えていた。・・・が、実際は町民全員が悪魔崇拝者で、母子はそれに従わなかったということだったのだ。なんと、2人目の子供は災いをもたらすので生かしておけないと信じられていたのだった。そして最後のシーン、救出された少女ローランが、キャサリンに寄り添う。そして言うのである。
「弟がキャサリンのおなかの中にいる・・・・・・」
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