予想外のテーマ設定に面食らってしまった・・・『犯人に告ぐ』 （★★☆☆☆）

 シネマラソン７日目。（一応今日でゴールインしようと思ってます。）

トヨエツ主演の刑事モノ。６年前の誘拐事件で子供を救えなかったという傷を心に持つ刑事、巻島（トヨエツ）が連続幼児殺害事件の捜査責任者に抜擢された。（これ自体失敗しても切り捨てればよいという県警幹部たちの意志が働いているようだが）
巻島は深夜ニュース番組に出演して犯人に呼びかけるという、前例のない方法に打って出た。犯人と野心理戦が始まる。

・・・・かと思ったが、この映画のテーマはそこではないようだ。巻島を担ぎ出した県警本部長、親の七光りで生きている総務の幹部、視聴率さえとれればというＴＶ局、一矢報いようと虎視眈々と狙うライバル局のアナウンサー、この連中のせめぎあいが息苦しい。
あおばとしては、予告編の内容から犯人と刑事の心理戦を期待していたんですが、かなりはずれました。というわけでちょっと残念でした。