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韓国たびてつ日記(その6)・・・ヌリロ号に乗ってみた。 [やまびこ(旅日記)]

ソウルに到着後、一日、韓流映画に魂を売った後、26日、のりてつ再開。

6月のダイヤ改正から走り始めた急行列車「ヌリロ号」に乗ってみようと思う。長項線の新昌までの電化複線化完成に合わせて、投入されたのが日立製作所製の200000系電車。長距離列車に電車が投入されるのは久しぶりのことである。
合わせて列車の等級もヌリロ号として一新されたようである。とはいえ、今のところ、ムグンファ号の料金体系に習っているようだ。
さて、試乗しようと時刻表を調べて、驚いた。ソウル-新昌間のヌリロ号のほとんどは、土日運休である。
結局、夕方の電車でソウル-水原(スウォン)間40分ほどだけ乗ってみようという作戦に変更した。

せっかくだから、ソウル駅の自動発券機で発券してみる。英語のInstructionも選択できるので極めて簡単。
ソウル駅では自動改札があったはずなのだが、いまやそのかけらもなくなっており、Korailは改札業務をあきらめた感じ。
(地下鉄などの首都圏電鉄は非接触カードの自動改札が、長距離線との並行区間も含めてしっかり整備されています。料金は完全に別体系)

ソウル駅には主役のKTXが頻繁に出入りしています。
DSC07350.jpg

ホームの真ん中に大理石の開業記念碑がありました。
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すごい。

こちらヌリロ号
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流線型の車体4両1ユニットが2編成併結されています。
塗り分けはKTXに似ていますね。

非電化路線まで乗りいれるムグンファ号にはディーゼル機関車が活躍。
DSC07359.jpg
馬山行きムグンファ号。

ソウル駅には貨物列車も顔を出しています。
DSC07356.jpg
タンカートレイン

16時16分、ヌリロ号が発車。発車間際にどかどかとお客さんが入って、5割以上の入りとなりました。
察するところ、KTX開通で余裕のできた線路に、急行列車を走らせて、電鉄線の乗客を引き入れようという増収戦略のようです。小田急や西武のロマンスカーのような感じでしょうか。
漢河を越えて、ようやくスピードも乗ってきました。頻繁にKTXや長距離列車とすれ違うのが大変楽しいです。

明るい車内
DSC07368.jpg

ミニテーブルもついています。
DSC07369.jpg

40分ほどで、水原に到着。予想通り、この辺りまでのお客さんも各車両10人ほどはいるようでした。
ヌリロ号で2600ウォン、電鉄線でくると1600Wほどですが1時間近くかかりますし、途中までは座れそうもありません。
もともと安いので、差は日本円にすれば100円ですもんねぇ。

長項線は現在、路線の大改良中ですが、このような亜幹線にも投資を緩めない韓国鉄道に拍手。
(先ほど乗車した東海南部線でも改良工事中のところがありました。)


*200000系電車については
http://homepage3.nifty.com/bong-seol-gang/starthp/NEW_KNR_TECT.html
に詳しい情報がありました。
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emu310

KTX、TGVに似ていますが、その系列なんでしょうね。
そこにヌニロ号とムグンファ号、模型レイアウトの自由鉄道みたいです。
by emu310 (2009-09-28 05:30) 

やまびこ3

KTXは、ご指摘の通り、TGVを採用したものです。
アルストーム製のもありますが、大半はライセンス生産の韓国製です。
客車は本場よりも長い、18両+機関車2両と長くなっています。普通車は狭いし、半分は後ろ向きなので、私なんぞは新幹線規格にすればよかったのにと思ってしまいます。
by やまびこ3 (2009-09-28 19:09) 

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