韓国 ちょっと鉄分の旅 (その2) [やまびこ(旅日記)]
ソウルと東部の江原道春川(チュンチョン)に向かうこの路線ですが、非電化ローカル線だったのがこの2月に改良工事が終わり、複線化電化が完成したのです。と同時にKORAIL(旧国鉄)の扱いから首都圏電鉄線に編入されました。1時間に1本ぐらいの各駅停車ディーゼルカーか機関車牽引の急行列車の運転だったものが、1時間に3本の近郊電車が走る区間となりました。
(便利になったのはいいのですが、韓国鉄道パスのKRパスが使えなくなってしまいました。そのかわりソウル版SUICAのT-moneyが使えるようになっています。
現地に入って気がついたのですが、始発駅が従来の清涼里から地下鉄1&7号線の上鳳(ソンボン)駅に変わっています。乗ってみると各地で大幅に路線変更ショートカットが行われて、新幹線のような路線に生まれ変わっていました。
ソウル市内も大きく付け替えられています。この路線に乗ったことはなかったので、廃線になった清涼里-別内間の路線に乗っておけばよかったと思ってもあとの祭りです。
京春線の電車は新型の36000系電車
半流線型の前面は東京メトロの16000にもちょっと似ています。
まず向かったのは途中駅の加平駅(ガピョン)。漢江の流れに沿って遡ってゆきます。
加平駅は韓流ファンにはおなじみのナミソムの最寄り駅名のです。
韓流ファンなら先刻ご存知のナミソムは、あの冬ノナのロケ地。ぺ・ヨンジュンとチェ・ジウのラブストーリーのキーポイントになっていたところですね。
とはいえ、やまびこは韓国映画好きとはいうものの「冬ソナ」は見ていないのです。
で、ついた加平駅がこれ↓
すごく、近代的な駅です。が、KORAILの新しい駅ってどこもおなじような作りですね。
加平駅からタクシーで5分ほどでナミソムへの船着き場につきます。
ナミソムっていうのは南怡島という、北韓江の中州でございます。人気観光地とあって何社かの観光船が就航しています。
あやしい観光船
来てみてわかったこと。冬ソナの人気は東南アジアに移っておりますぞ。
タイ人の団体観光客がどかすか押し寄せていました。
有名なメタセコイヤの並木道
冬ソナ名シーンの館
ふ~ん
雪の残る中、タイと中国からの団体客が押し寄せていました。
島を一周する遊歩道を歩いてみました。
まあ、なかなかさわやかないいところです。
加平駅に戻ると、兵士を満載した軍用列車が停車しておりました。どうやら新兵の訓練で各駅で少しずつおろして、教練を行うようです。この列車はさすがにカメラを向けられないので、次にやってきた普通電車をパチリ。
やっと電車の写真が掲載できました。
終点の春川(チュンチョン)へ。
春川駅前には米軍の巨大な基地があったのですが、近年韓国に返還され、現在再開発するために整備中です。その横の春川駅も新装になっておりました。
街中で遅いランチとしましたが、こんなのもありました。
帰り途、春川駅で見かけた保線用車輌たち
ディーゼルロコとチキ
ホキですか?
2011-04-06 23:41
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コメント(4)
新線になった京春線、ずいぶん大きく変わったみたいですね。
確かに最近のメトロの新車に似ています。
走っているのは全部この通勤車になってしまったのでしょうか?
客車列車などは、もう走らないのかな・・・?
by あおたけ (2011-04-08 19:03)
あおたけさん
こんばんは。現時点で走っている車両はこの通勤車だけのようです。
夏ぐらいから座席指定の列車が走るとどこかで見たので、日立製のヌリロ号のような電車列車になるのではないかと勝手に妄想しています。春川駅で沿線の写真展をやっていまして菜の花の中や雪の中のムグンファ号の写真がありました。美しい。韓国にも鉄道写真マニアがいるのですね。
by やまびこ3 (2011-04-08 23:36)
電化に伴う路線付け替え。
かつての国鉄筑肥線を思わせますね。
by サットン (2011-04-09 11:21)
サットンさん
筑肥線も地下鉄乗り入れに変わりましたね。
一度だけ在来の筑肥線に乗ったことがあります。ロングシート改造のキハ26なんかが走っていて驚かされた記憶があります。
by やまびこ3 (2011-04-09 14:15)