クモハ103に乗る [はつかり(鉄系)]
クモハ103に乗る
2012.1.4 伊豆急・復活100系電車の旅
昨年秋に復活した伊豆急行の100系電車クモハ103の勇姿については、ソネブロ仲間のあおたけさんがさっそくレポートしてくださっています。
定期運転ではなく、今のところ団体扱いの臨時運行が行われています。JR東日本のびゅうのほかに、伊豆急行主催のミニトリップが伊豆高原-伊豆急下田間で催行されています。
乗ってみたいなあと思っていたのですが、短い下田滞在でクモハ103で往復しなくてはいけないのは重すぎる。ということで、やまびこは二の足を踏んでいたのですよ。
そこへ、11月の末だったかと思いますが、片道のみの「お手軽プラン」が追加発売になったのです。
これだっ!これ!これ!
伊豆高原-伊豆急下田間片道に記念品「ストラップ」がついて2000円は安くないのですが、毎年参加している伊豆急ウォーキングと兼ねることもできるので、さっそくニョーボと申し込んだわけです。へへへ。
(そのほかに、記念弁当1200円も申し込んでおきました。)
小田原(748)-[729M]-(813)熱海
熱海(825)-[5631M黒船電車]-(915)伊豆高原
ちょっと用を足して、改札前の受付デスクで受け付けすると乗車券のほかに乗車整理券をくれました。
8番9番と若い番号。
自由席なので乗車時の混乱を避けるための措置です。
発車は10時16分ですが、9時45分ぐらいから改札が始まりました。
お目当てのクモハ103は下田寄りの側線に待機していました。
さらに下田寄りの引き込み線に移動。
9時52分の下り「リゾートドルフィン」が出発してしまうと、いよいよ3番線に入線してきました。
大窓がずらりとならんで壮観です
なんとも好ましいスタイルです
整理券順に乗車して席を決めた後は撮影タイム。
ファンは思い思いにホームに散っています。
精悍な伊東寄りの運転台周り
さあ、出発進行!
今日は運転士2名、車掌2名、添乗員兼車内販売2名の6名体制。
乗客は3が日も過ぎたためか20名ほどとさびしくはない程度の乗りです。
鉄道ファンばかりかもしれないと思ってましたが、家族連れ、カップル、なぜかスーツのお父さんと多少はバラエティがあるかな。
大型ボックスが並ぶ車内は明るく広く快適です
車内には昭和36年伊豆急行開業当時のポスターや、工事中~開業時の写真が飾られています。
伊豆急のホームページでも見ることができるのですが、
スコールカー、これ乗ってみたかった
開業前夜祭の告知ポスター
出演者は、森繁久弥、村田英夫、森山加代子、片岡知恵蔵、大川橋三、北大路欣也でっせ。
そうそうたるメンバーがならんでいます。
TVが普及していない時代とはいえ、新幹線開業以上に気合が入っているように感じます。
大きな窓に青い海が広がります
「冷房がないので、夏には窓を開けて空気を取り入れてください。」とアナウンスがありました。
夏にも走らせてくれるのですよね。楽しみです。
稲取で黒船電車と交換
クイズの出題などもあり、楽しい時間は過ぎてゆきます。
40分ほどの短い時間はあっという間に過ぎてゆきます。
先行するリゾートドルフィンが待ち構える下田に到着
わずか40分ほどですが、なかなか楽しいひと時でした。
下田駅で引き換えたお弁当は
伊豆急行線開業50周年記念
クモハ103号斜営業復活運転祈念
「伊勢海老弁当」
すごい!今日の日付が印刷されています。
伊勢海老がちょっとしょぼい
片道コースはここで解散、ウォーキングに移行しました。
もちろん、途中でクモハ103を撮影できるように行程を組みました。
(以下、画像クリックで拡大)
稲梓鉄橋をゆくクモハ103
トンネルを出てきたクモハ103
伊豆稲取-今井浜間をゆく
この写真のみ12/29撮影
単行運転運転が、なんともかわいらしいクモハ103。
一度乗ってみてはいかがでしょうか。
こんばんは
子供の頃この電車に乗りました
車窓からの景色を今でも思い出します
今年もよろしくお願いいたします
by gardenwalker (2012-01-06 01:04)
伊豆急100形に乗られてきたのですね!
ブルーモケットのシートがきれいに貼り直されているにも関わらず
懐かしさを感じます。中吊りにも趣向が凝らしてあって、楽しいですね。
片道販売だと、往路を乗車して復路を撮影すると言う楽しみ方もできて、
鉄にはいいかもかもしれません。夏に走ってくれたら窓を開けて乗りたいものです。
by あおたけ (2012-01-06 18:58)
タイトルを見たときはJR大和路線にでも出掛けられたのかと思ってしまいましたが・・・。
開業前夜祭、凄い豪華キャストですね!協賛NETテレビっていうのも時代を感じます。
by サットン (2012-01-06 20:34)
私もサットン様と同じく、中吊ポスターに反応してしまいました。前夜祭のキャスティングの豪華さ、鬼籍に入られた方、今も現役の方・・・三和完児さんやロイ・ジェームスさんには懐かさに涙です。
この電車も古いんですね~と改めて思います。
親会社も玉電200や3450をこういう形で保存してほしいです。
by Cedar (2012-01-07 10:51)
gardenwalkerさま
私が初めて伊豆急に乗ったと1985年ごろには、普通列車は100系の天下でした。窓の開放的な明るい電車は観光路線にはぴったりだと思います。
by やまびこ3 (2012-01-07 21:18)
あおたけさん
できれば、フリーパス類でも追加料金で乗れる観光列車として夏には走らせてほしいですね。冷房がなくて扇風機がぶら下がっていたのが懐かしかったです。
夏には自然の風を入れて走りたいですけど。
by やまびこ3 (2012-01-07 21:23)
サットンさん
開業前には、このほかにも「伊豆急祭り」@東横ホール(出演村田英夫ほか、司会は去年亡くなった宮尾すすむさん)とか、伊豆急歌のパレード@世田谷区民会館(三波春夫さんほか出演)などのイベントが行われたようで、ポスターがありました。
TVがまだ一般的ではなかっただろうとは思いますが、力の入れ方がすごいですね。
by やまびこ3 (2012-01-07 21:30)
Cedarさん
おそらく、東急車両が全力を注いで開発、製造したのではないかと思いますが、当時の国鉄153系とほぼ同時期に一私鉄の車両としては破格のデザインだと思います。
by やまびこ3 (2012-01-07 21:33)