みちのく桜紀行(北東北編 その6) 八戸近郊撮影記 [はつかり(鉄系)]
みちのく桜紀行(北東北編 その6) 八戸近郊撮影記
2012.5.1 八戸線、青い森鉄道撮影記
5月1日
今日は八戸周辺の撮影日としました。
まずは八戸線。
八戸-鮫間は、1時間に1,2 本の列車が設定されているのですが、鮫以遠久慈までの区間は1日9往復のみの閑散な運転となってしまいます。
唯一、早朝に上り下りが何本か続けて運転されていますので、これらを鮫駅の先の種差海岸で待ち受けようと作戦を立てました。朝飯前の一仕事です。
八戸(537)-[423D]-(558)鮫
鮫の先しばらく市街地の中の上り勾配を進んで、蕪島を見下ろす高台につきます。
ここから種差海岸の公園となり、松林と草原の中を進んでゆくわけです。
蕪島の先に八戸市水産科学館マリエントというのがあります。
一種の水族館です。これもいつかは見学に来ないといかんな。
さらに先にゆくと鮫角灯台という灯台がありまして、このあたり車窓から太平洋が望める場所です。
散歩やジョギングに励む市民が時々走り去ってゆく静かな朝の海岸でした。
上り列車をここで、とらえることにします。
種差海岸をゆくキハ40×3
もう1本のぼりが続いてくるので、更にポイントを探します。
が、下り向きのポイントは見つかったものの上り列車向きのポイントがなかなか見つかりません。
海を絡めてとれる場所はないなあ。
かなり先まで行ってみましたが先ほどのポイントくらいしかなさそう。
時間切れとなって、上り2番列車は松林の向こうを行ってしまいました。
残念、やむなし。
線路の内陸側は多くは牧場になっており、入りこめないようです。
その中に「太平牧場」という大きな看板がありました。
これは、どこかで聞いたことがあると思ってあとで調べてみますと、ここは競馬評論家の故大川慶次郎さんの実家だったのですね。最近でもシルポートなどの重賞勝ち馬を生産している名門牧場なのです。
いかんいかん、脱線してしまいました。
さて、次の下り列車は外せませんので、鮫角灯台の下の葦毛崎展望台に戻って灯台と海を絡めた引きの構図でスタンバイします。
うれしいことにやってきたのは国鉄色のキハ40の3連
この後、鮫以遠は列車が当分こないので、鮫の先白銀まで戻って、鮫止まりの列車を市街地のカーブで押さえておきます。
白銀-鮫間をゆくキハ40
八戸線はオールキハ40です。いいところですね。
白銀(830)-[430D]-(849)八戸
ホテルにいったん戻って朝食後、東北本線もとい青い森鉄道の貨物列車撮影に向かいます。
八戸以北は近年たびたび訪れているのですが、八戸以南となると奥中山と好摩付近に1,2回来ただけで青森県内は初めてなのでよくわかりません。
八戸の隣の北高岩あたりにもよさそうなカーブがあああるので、くりこま号で出かけてみました。
はたして貨物列車がどのくらい動いているのかが問題ですが、まずは北高岩-八戸間のトンネルの出口のカーブで、神社の裏のところで上り下りの貨物を待ちました。
予定通りやってきた3051列車
23号機は「がんばろう岩手」
続いて上り
3058列車がきました
大体半分くらいは動いているようです。
2,3本撮って北高岩駅方面に移動。
結構遠く、お疲れモードになってしまったので、早くも午後の部、八戸の北の乙供に向かいます。
北高岩(1151)-[4527M]-(1157)八戸
八戸(1246)-[571M]-(1319)乙供
まずは、乙供駅南側のカーブで下り貨物を待ちますが、今日は運休の模様。
そこで、乙供駅北側のお立ち台に移動。ED75がまだ走っていたころ以来ですから2年ぶりとなりますが、
驚いたことにあれほど生い茂っていた線路際、上下線間の雑草がきれいに刈り取られています。
以前は機関車を撮れる場所はほとんど1ポイントしかなかったのに、上下分離した青い森鉄道なかなかやるではないですか。
しかし、やはり貨物はなかなか来ません。
ようやくEH500が引いてあらわれた2052列車
コキ12両の短い編成で現れました
もう少し早い時間であれば正面にも日が当ったわけで、ちょっともったいない
大湊線から入ってくる快速「下北」はキハ110×2
これにて八戸近郊撮影は終了、今日は活動時間短めで英気を養ったことです。
夜は寿司でも食うか。
乙供(1539)-[574M]-(1615)八戸
灯台と青い海が入る絶景ポイントで、
タラコ色が三連でやってくるとは、
本当に嬉しい収穫でしたね~!
白に赤帯の盛岡色も決して悪い色ではなく、
東北のキハにはこの色があっているように
感じています。
by あおたけ (2012-05-12 21:06)
こんばんは
三陸鉄道と八戸線拝見させていただきました
中井カメラマンのテレビなどで状況は分かっていましたが
やはり爪あとがあちこち大きく残っているんですね~
それでも地元の人々が力を合わせているんですね
そして八戸線ではかつて当たり前だった
でもいまでは貴重なカットをゲットされましたね~
海岸線と灯台にはローカル気動車が似合いますね!
by gardenwalker (2012-05-12 21:22)
あおたけさん
こんばんは。八戸線は2連が基本でラッシュ時1両増結というパターンなので、タラコの2両編成はよく見かけるのですが、3両ともタラコはラッキーでした。
盛岡色もキハ40にはよく合うと思います。汚れやすいのが難点かな。
by やまびこ3 (2012-05-13 22:45)
gardenwalkerさん
津波被害については、一見するだけの旅行者というのは情けないのですが、まだ観光気分で滞在するのは複雑な気分です。
来年は宮古あたりに泊まる気分になれるといいのですが。
八戸線も美しい海を絡めた写真を撮影できるポイントが点在していて楽しそうです。
by やまびこ3 (2012-05-13 22:49)
西日本ではお目にかかれないキハ48に
秘かに憧れを感じます。
by サットン (2012-05-14 11:57)
サットンさん
キハ40系列は今となっては懐かしい国鉄顔ですね。
キハ48は東北の平たん線にしか残っていないみたいで、そろそろ貴重なものになってきたとも言えますね。
by やまびこ3 (2012-05-14 19:55)
灯台をバックに海沿いを行く、タラコ色のキハ、タラコ色好きの自分もぜひ撮ってみたくなりました。いまだ、震災の爪痕も残っているところもあるようですが、三陸鉄道も含めて訪れてみたいものです。
by あるまーき (2012-05-17 09:40)
あるま~きさん
こんにちは。このポイントだとかなり列車が小さくなってしまいますが、この列車が走っているところの前方の方から車両アップで、海バックで撮れることを確認しました。
by やまびこ3 (2012-05-17 21:39)