4.26-29日豊本線 2013春「にちりん」撮影記 (その2) [はつかり(鉄系)]
4.26-29日豊本線 2013春「にちりん」撮影記 (その2)
(由布院温泉編)
“うみたまご”をあとに、快適な海沿いの道を大分駅まで走ります。
西大分で電車をつかまえてもよかったのですが、時間もあることだし、大分駅前で走ります。
といっても20分ほどで大分駅前に到着。
大分は意外に大きな都市で、中心部には高層ビルがいくつも立ち並んでいます。
大分駅もそれにふさわしく、昨年高架化がほぼ完成しました。旧駅舎の裏側にそっくり新駅舎ができるのわけです。
大分駅に到着!
「大分駅」の看板のある壁の裏側が旧線路とホームのあったところで現在は整地作業中といったところのようです。通路を抜けると近代的な駅ナカショップが並んでいます。
駅前商店街とのバランスが気になる感じではありますが、共存共栄してほしいところです。
さっそく、久大本線に乗って湯布院方面に向かいましょう。久大本線の大分寄り、大分-由布院間は50万都市大分の近郊路線ということなのでしょう、意外に列車本数が多く、日中でも30分~60分おきに普通列車軍転されています。といっても大半はキハ220の単行か2両編成といった列車です。
乗り込む列車もキハ220-200番台の単行ワンマンカーです。
大分(1049)-〔4832D〕-(1142)南由布
連休初日ということで、観光客・地元客で席はすっかり埋まっていましたので、運転席で沿線観察といきます。大分駅の高架線を出て、しばらくのち、日豊本線、豊肥本線と別れて、地平に下りてゆきます。
古国府、南大分あたりまでが市街地、その先、のどかな九州の山に入ってゆきます。
豊後国分、庄内と列車交換をして進んでゆきます。
由布岳、鶴見岳が見えてきました。
別府から見ると裏側に回り込んだわけです。
庄内、湯平とのどかな車窓を見ながら進んでゆきます。
正面に由布岳が見えてきます
久大本線は由布院付近で大きく東側に回り込む線形となっています。
ちょうど由布院駅を底に南東側に開いたU字の線形をしていますので、午後になると上り下り各列車を順光でとらえられる面白いところです。撮影ポイントは、由布院-南由布間に集中しています。
4832Dは南由布駅で10分近く停車して交換待ち。
ここで、下車して周辺を探訪していこうと思っています。
交換列車が来るまでの時間を利用して慌てて自転車を組み立てまずは1枚。
みなさん、待ち時間を利用して記念写真に余念がありません
由布岳に向かって出発
素晴らしい山岳風景に期待が高まります。
事前に調べたポイントが3,4か所ほどありましたのでまずは手近な農道の跨線橋に行ってみました。
久大本線のクイーンといえば「ゆふいんの森」。以前はキハ183系も使われていたのですが、現在はキハ71系、キハ72系の兄弟が走っています。全部で3往復のうち、由布院-大分間に入るのは1往復のみ。
その「ゆふいんの森3号」が最初のターゲットです。
由布岳をバックに走る「ゆふいんの森3号」
(画像クリックで拡大)
このポイントだけでもいろいろの構図が選べて楽しめます。
直後にやってきた4845Dは縦構図で・・・・
四角い顔のキハ220
30分おきぐらいに列車が来ますので結構忙しいです。
少しだけ由布院寄りに移動したカーブで・・・
4847Dはキハ220 2両編成
黄色いキハ125も投入されています。
YDCが黄色の菜の花の中を
次の優等列車、特急「ゆふ4号」は反対側の由布院-野矢間で迎えてみようと思います。
大きくU字型を描く線形ですので、自転車でも10分ほどで撮影ポイントに移動できます。
やってきた「ゆふ4号」
四国育ちのキハ185も九州になじんでいます
3両編成だと思っていたら4両で来たので後ろがいっぱいになってしまいました。
いつの間にか4つ目に改造されていたのですね
さて、すぐに南由布側に戻り、また少し由布院寄りに進んだところで
キハ185系気動車4両の「ゆふ3号」
(画像クリックで拡大)
次の普通列車は高原列車風の雰囲気で
キハ220単行の1860D
(画像クリックで拡大)
そろそろこの場所での撮影の最後となります。
本当は時間があったら温泉ぐらい入ろうかと思っていたのですが、思った以上に列車本数も多く、ポイントも多くで時間が無くなってしまいました。
少し南由布寄りの開けた場所で、「ゆふいんの森4号」を待ちます。
湯布院の温泉に入ってくる「ゆふいんの森4号」
(画像クリックで拡大)
最後は先ほどの野矢側のポイント。
踏切からさらに奥に入ったところで、由布院折り返しの「ゆふいんの森6号」をとって打ち上げにしようと思います。
「ゆふいんの森6号」
さすが九州17時を回っても空はまだまだ青い
車体に差す夕刻の色が日暮れ近いことを感じさせます
これにて由布院での撮影は終了。由布院駅に戻ります。
雑誌やテレビで有名な由布院駅
由布院に来たのは3回目ぐらいで、1回目は多分旧駅だったはずなのですがどんな駅舎だったか全く思い出せません。今の駅舎はなかなか忘れませんね。
さて大分行きの列車を待っていると、やってきたのは↓
キハ47改造のキハ147でした。
オヨヨ、これがまだ走っていたのか!それならこれまで粘ればよかった。
ちょっと残念。
ワンマン対応に改装された車内は
輪行にはもってこいの広場がありました。(すいているとき限定ですが)
由布院(1733)-〔1859D〕-(1831)大分
大分(1834)-〔4652M〕-(別府)1847
日豊線の列車は415系で、国鉄型同志の接続となりました。
別府といえば温泉そして大分名物とり天。
ビジネスホテルといえども温泉浴場はついているし、居酒屋には困らない。
とり天にビールで祝杯をあげました。
(続きます)
湯布院界隈~いい雰囲気ですね!
by Cedar (2013-05-05 17:12)
快晴のもとで撮った由布岳をゆく列車、
久大線らしくていい写真ですね~!
とくに高原列車風に撮ったキハ200の傾き具合がまた
迫力あって、素晴らしいです。
いい撮影ができた日の晩酌は格別ですよね~(^^)
by あおたけ (2013-05-06 18:34)
Cedarさん
ゆるやかな山容の由布岳に抱かれたやさしい温泉地のようです。
これでも開けすぎと考える向きもあるようですが、節度ある観光開発としてはうまくいっているように見えます。「ゆふいんの森」は相変わらず人気のようですが、そろそろ新しい車両も考えてもらいたいなあ。
by やまびこ3 (2013-05-06 22:48)
あおたけさん
九州らしいゆったりした山並みの中をゆくキハはいい絵になります。
由布院周辺どこにいってもいい構図が得られて困りました。
本当は湯布院に1泊すべきでしたね。
by やまびこ3 (2013-05-06 22:51)
由布岳をバックに走る列車の風景は心和みますね。
画面から春の空気が伝わって来ます。
大分駅の工事の様子気になっていました。
高架下は既にエキナカがオープンしてるんですね。
駅ビルの完成が楽しみです。
by サットン (2013-05-07 11:37)
サットンさん
久大線の高原風景は本当にのびのびします。
大分駅ビルはなんと22階建てだそうですね。週刊JR全駅の最近の号が大分でしたが、あの広場に博多駅みたいなのが建つのかななんて思ってしまいました。
by やまびこ3 (2013-05-08 21:00)