連休撮影記(その3 雨の羽越路いなほ) [はつかり(鉄系)]
連休撮影記(その3 雨の羽越路いなほ)
2013.9.15 あつみ温泉~三瀬撮影記
またまた羽越路に足を延ばしてしまいました。
”週末パスを使い倒す”企画ですから。
大宮(2142)-[2021あけぼの]-406(あつみ温泉)
今年何度目かのあつみ温泉。
だんだん朝の明るさがなくなってきています。
台風に追いかけられている状況ですので、どこまで雨に降られずにいけるかしら。
今回は、あつみ温泉北側の鈴集落裏手の山から583系「わくわくドリーム」号を俯瞰撮影しようと計画してきました。五十川に向かって歩くこと1時間15分ほど。
こんな暗いうちに国道をとぼとぼ行く人はなかなかいませんね。
国道に防波堤を作る工事をやっていて24時間、交通規制がおKなわれているので、誘導のおじさんが旗を振っていますので、おはようございますを何回か。
暮坪集落あたりで明るくなってきましたが、雲が低いなあ。
やってきたのは、鈴という集落で、線路をアンダークロスして畑の脇の道を上ってゆきます。6月に来た時には、山に入ってゆく細道をたどったのですが、草が伸び切ってしまっていて入れそうもないので、段々畑の上から海岸を眺めることにします。
まずは線路沿いで
上り「いなほ2号」R21編成を後追いで
運用表通りなら今日はほとんどR編成が来そうでちょっと残念です
上に戻りまして、次にやってくるのが583系のTDR臨「わくわくドリーム」となります。
6時35分、あつみ温泉方面から鯛本一声!三つ目の特急列車がやってきました。
未だ明けやらぬ日本海を背景に583系が帰途に就く
この絵が撮りたくて来てしまったのです。
続いて普通列車。
キハ472両編成の211D
畑の近くにいるといろんなものがやってきました。
カミキリムシの仲間ですか
次の狙いのEF81牽引の列車までしばらく時間がありますので、線路付近に下りて、上り下りの列車を狙ってみました。
211Dの後を追いかけてくる821Dha
キハ40+キハ47+キハ47
上り「いなほ」に接近して
「いなほ4号」はR28編成でした
このポイントの最後に再び山に登りまして
2093列車は723号機牽引でやってきました
帰路に東新潟に留置されている東日本仕様のEF510-500を眺めましたが
どうやら、0番台化改造するらしいので
実戦配備にはまだ時間がかかりそうです
しばらくは羽越路でもEF81の姿が見られそう
このポイントでの撮影は終了。北に向かうか南に向かうか悩みますが、少し先、山沿いに入った三瀬駅付近のたたずまいが気になっていたので、三瀬に向かうことにしました。
ここからだと五十川駅のほうがずいぶん近く、20分ほどで到着できます。
五十川(833)-[823D]-(841)三瀬
キハE120、初乗りだと思います
三瀬駅、無人ですが立派な建物です
三瀬駅の西側に小山があったのでそこから撮れないかと思いましたが、線路際の樹木が邪魔で断念。
駅近くの築堤の脇から撮るしかなさそうです。
またまたR編成の「いなほ6号」
EF510牽引の4061列車
小波渡-三瀬間は上り線はトンネルショートカットしていますが、下り線は昔からの海岸沿いを走っていて、車窓からも上を走る細い道路が望まれます。逆にいえばそこから下り線をし下ろすことができればなかなかいいのではないか。そう考えてダイヤを調べますと、下りの「いなほ」、貨物が続けてやってきます。
そこで、小波渡に戻る道を上ってみることにしました。
この辺りは、笹川流れの難所で、その昔は日本海からの季節風ですげがさを飛ばされるという笠取岬というところです。三瀬-小波渡間は4キロほどですので手軽なハイキングコースとしても整備されています。
三瀬駅から20分も歩くと断崖の上に出ます。
真下に、国道8号線、立派な道路です。
左手に線路が見えています。
中腹の細い道をゆきます
岬でカメラをセットしていると地元のグループがハイキングにやってきて、追い越してゆきます。
おはようございます。
「いなほ1号」通過
これもR編成でしたが、編成番号判読不能
夕日の当たる時間にでもここで撮れればいいだろうな
もう少し先に進むと
EF510-16号機の牽引する4075列車
険しい線路をゆく感じが十分感じられるところでした。
さて、この後上りの「いなほ8号」がT編成との情報だったのですが、ここで気が付いてダイヤを眺めるともうすぐ来てしまいます。ところが上り線は小波渡駅の前後とも長いトンネルに囲まれており、小波渡駅で撮るしかなさそうです。
急ぎ、小波渡駅まで移動。
上り型のトンネルの上を渡る歩道がありましたので、この階段から長玉で撮るしかなさそうです。
下り型のトンネルから、冷たい空気が噴出しているのか靄が噴出しています。
やってきたのは、なんと
「いなほ8号」はT18編成でした。小波渡駅通過中!
そういえば、きのうの7号がT18編成だった情報があったような
これだったら、小波渡駅の下りホームから撮ってもよかったか!
岬から下って来る途中、い~いカーブがあったので、午後はそちらに戻って下り列車を撮影することにします。
825Dは4両と長いキハ47
この時間になって、ついに雨が降り出してしまいました。
岬近くで逃げ場がないので、雷でもなりだしたらやばいのですが、それまではがまんしましょう。
雨の中、現れた「きらきらうえつ」
観光客にはちょっと残念な天気です
「いなほ3号」もR編成
4093列車が来ました
雨は小降りになりこそすれ、やむ気配は皆無ですので851列車を最後に引き上げることとします。
酒田貨物の851列車は原色EF81の729 号機でした
雨の中ですが、瓦屋根の並ぶ漁村の風景、日本の良い風景です。
小波渡駅に戻って帰路に着きます。
とんがり屋根がトレードマークの小波渡駅
小波渡駅を通過する95列車
最後まで楽しませてくれる日本海縦貫線の旅でした。
小波渡(1352)-[826D]-(1404)あつみ温泉
あつみ温泉(1505)-[いなほ10号]-(1632)新潟
新潟(1645)-[maxとき338号]-(1900)東京
(完)
台風が接近する中、すごい行動力ですね
その原動力となった583系のショットは会心の一枚ではないでしょうか
by こせかず (2013-09-19 12:06)
こせかずさん
海岸沿いの自然美もいいのですが、日本海沿いの瓦屋根の民家が並んでいる笹川流れや、信越本線沿いの青海川あたりの景色も気に入っています。
超有名撮影地ではない、日本的な風景の中を走る583系の姿が素敵です。
by やまびこ3 (2013-09-19 20:57)
すばらしいロケーションですね。
by ひでほ (2013-09-20 09:09)
ひでほさん
小さな漁港が連なるこの辺りの風景、しっとりとした雨の降る中の景色も捨てがたいです。
by やまびこ3 (2013-09-21 05:57)
笹川流れの風景は何時見ても飽きませんね。
私も海岸線の美しさとともに僅かな平地に身を寄せ合う瓦葺の民家に惹かれます。
撮り鉄さんには申し訳ないですが、この付近の車窓は快晴よりもグズ付き気味の方が似合ってる気がします。
by サットン (2013-09-21 14:46)
サットンさん
日本海側の険しい海岸に瓦屋根というのは、いいですねえ。
撮影も、今のデジタルカメラは高感度が十分使えるので、雨の海岸風景を記録することができましたが、靴の中までびしょびしょになってしまいました。(笑)
by やまびこ3 (2013-09-21 22:15)
雨の中の羽越遠征、お疲れ様でした。
黒い瓦屋根が特徴の日本海岸をゆく583系は
とてもいい雰囲気ですね~!
485系は引退の危機にありますが、
この583系はなんとか長持ちさせてほしいものですね~。
by あおたけ (2013-09-22 11:46)
あおたけさん
いつまで走ってくれるか気がかりな583系電車ですが、この秋も団体列車として毎週のように活躍してくれています。黒瓦の民家・漁港・渋った空・黒い海秋の日本海の雰囲気を味わっていただければと。
by やまびこ3 (2013-09-23 06:27)