2013年夏の記録・落穂ひろい(その1) [はつかり(鉄系)]
2013年夏の記録・落穂ひろい(その1)
2013.6.29 高山本線ミニ撮影記
圧倒的に暑かった今年の夏。ようやく秋が来たと思ったら、今日は寒いぐらいの雨模様。
晴れていれば、カシオペア・クルーズでも追いかけようと思っていたのですが、残念な天気のため自重し、この夏の記録の整理を済ませておきたいと思います。
6月29日、所用で下呂温泉に行っておりました。
半日余裕ができましたので、行ってみたのが高山本線。
高山本線といえば、渓谷にそって「ワイドビューひだ」の走る風光明媚な路線ですが、webで調べるとどの撮影地も結構駅から遠く、その中でも比較的お手軽そうだった飛騨金山-焼石間のいわゆる中山七里に行ってみました。
早朝、岐阜から乗り込んだキハ48が飛騨川に沿って上ってゆきます。
飛騨の山は険しく、谷は深くどこを切り取っても絵になりそうです。
焼石で下車、岐阜方面に戻る方向に国道を歩くこと30分。
トンネルを過ぎて下流の下原ダムの作る人造湖が見えてくると撮影ポイントとなります。
トンネルの出口付近で、高いところから対岸をゆく線路が見えそうだったのですが、もう少しのところで手前の樹木や集落の民家が入ってしまって、これは断念。
道路がトンネルからダム湖のほとりまで降りたところからの構図が、よく紹介されているポイントのようです。
まずはここにカメラを構えて
ダム湖畔の橋梁をゆく
「ワイドビューひだ」
この時間は逆光になってしまいますが、夕刻、それも風のないときなら湖畔に編成がきれいに映る名場面が記録できるに違いありません。
ダムサイトに近づいて橋梁を真横から見たのが、トップのキハ48の編成です。
このダム、ダムに入り込んだ倒木やごみを救い上げる巨大なベルトコンベアのようなロボットがありまして、作業員の方が、ダムサイトに流れてきた異物を救い上げて乾燥させる作業をしておりました。
ダムの下流側まで行くと樹木が多く、対岸の線路は再び見えなくなってしまいます。
ダムを見上げてみますとちょうど放流が始まったところで水門越しに、線路が顔を出しているところでした。
キハ48の普通列車と白い水の流れを対比させて
どこか高みに上れるところはないかと少し戻ってみますと、国道の擁壁の隙間に登れる場所がありました。
崖をよじ登るようにして、・・・
キハ85系「ワイドビューひだ」
この気動車が登場したころ、「ワイドビュー効果」とまで呼ばれる現象を高山線沿線の観光地にもたらしたものでした。すでに20年、そろそろ次世代車両もほしいところです。
先ほどのトンネルの焼石よりまで戻りますと、つり橋となった人道橋から、高山本線が見えまして、なかなかいい感じでしたので、カメラを構えて待ちます。その時、どっ、どっ、どっと誰かの気配。
「誰だ~!揺らすな~」
と思ったら、つり橋のケーブルの上にいたのはニホンザル君!でした。
(◎-◎;) ・・・びっくりした~なァ!
サル君、やまびこの横をすり抜けて対岸に走ってゆきました。
飛騨川を上ってゆく「ワイドビューひだ」
運転台付の車両が2両連なっているのも、気動車らしくて楽しい編成でした。
この後、下呂温泉へ移動し、仲間と痛飲。
翌日、下呂方面にドライブしましたが、下呂-高山間にも魅力的な撮影ポイントがたくさんありそうでした。
おお~いつの間にか、
高山線へ行っていらしたのですね~!
高山線は最近、私も行きたいと思っている路線のひとつで、
この撮影記はとても参考になります(^^)
徒歩鉄の場合は国道を走るクルマと、
あと野生のサルに要注意なのですね(笑)。
by あおたけ (2013-10-06 19:50)
あおたけさん
こんにちは。今年はヨーロッパに行った後、多忙で忘れてしまうところでした。高山線ほぼ全線が景勝地ですから撮影行も楽しいものになりそうです。中央本線、伊豆急、湖西線、日豊本線でもサルにお目にかかりましたが、今回は急に表れたのでびっくりしましたよ。
by やまびこ3 (2013-10-08 00:11)