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夜汽車   津軽鉄道 訪問記 (1) [はつかり(鉄系)]

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夜汽車   津軽鉄道 訪問記 (1)
2013.11.30 津軽鉄道 ストーブ客車 夜間撮影会編


津軽鉄道オハフ33形・オハ46形入線30周年記念イベント「4代目ストーブ客車襲名30周年記念公演」が開催されました。現在活躍しているオハフ33、オハ46の20m級の客車が津軽鉄道に入線して30年になるのを記念したイベントです。

幸いにして、大休パスの有効期間内でしたので、五所川原まで出かけてしまいました。

日曜日12月1日から今シーズンのストーブ列車の運行が開始されるのに先駆けて、前夜祭の形でこのイベントが開催されたわけです。

さて、イベントは午後の30周年記念セレモニーから始まりまして、日も暮れた16時半からは、機関区周辺をファンに開放しての夜汽車撮影会に移ります。

この時間からイベントに参戦。主催は津軽鉄道ですが、仕掛けたのは津軽鉄道を応援しているサポータークラブなのでしょう。

普段は(当然ながら)立ち入り禁止になっている機関区周辺の車両留置地域に有効な乗車券を持参した人は好きなところで写真を撮ってもよいということでした。到着すると既に虎の子のディーゼル機関車DD352に休車中のオハ46 3も含めた3両の客車を連結して構内に展示。スポットライトも用意されてすでに撮影会が始まっています。

あつまったファンはざっと20人ほど。新聞社の取材も入っているようです。
さっそくホームから線路に下りてバルブ撮影を開始。


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まずは全体の雰囲気を・・・


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DD352に旧型客車3両連結されています


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水たまりに映るヘッドライトも神秘的



時間がたっぷりとってあるので、順次入れ替わっていろいろなところで撮影ができるのがうれしいです。

奥の方に行ってみますと、すでに稼働していないラッセル車の姿が浮かび上がりました。
ラッセル車の留置してあるところの背後には、かっては転車台があったとも割れる円形のくぼみが残っています。足元に気を付けて先に進みます。


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キ101の黒光りする姿がつややかです


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ボディに浮かび上がる車紋もなかなかきれい
スポーク車輪もスマートです


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ラッセルブレードが青く光りました




機関車を横からとらえてみます。

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動輪とロッドが闇の中で存在感を示す


そろそろ、90分の撮影タイムが終わります。
ホームに退避するように指示がありまして、みなさん陸に上がったところ、ホームの詰所ではキノコ汁やおにぎりの販売が行われています。

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津鉄の社員も一休みです
左の青服は主催スタッフの方です



今度は、DD352が休車中の1両を置いてきて現役の2両をホームに据え付けての、ストーブ客車内覧会に移りました。

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2番線に据え付けられたストーブ列車



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オハフ33 1の車紋とサボが楽しい


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オハ46 2にも明かりが入りました



内覧会ですので、車内の見学がメインになりますが、こちらも時間がたっぷりありまして、人が引ける時間帯もできてきます。

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オハフ33 1客車内


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懐かしい旧客の窓回り


オハ46にも乗ってみましょう。

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こちらオハ46の車内
 
元が急行用ですから簡単ですがヘッドレストがついています


ここでストーブに日が入って運用の準備が始まりました。

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係員がやってきて火を入れてゆきます


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赤々と火が回って暖かさが伝わってきます


今日は最終列車が特別にストーブ列車で津軽中里まで1往復してくれます。
時間が近づいて列車はいったん津軽中里方に引き上げて所定の1番線に移動します。


いよいよ、夜汽車の旅立ちが近づいてきました。


(続きます)
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コメント 4

あおたけ

私のコメント欄に「別のイベント」と書かれていたので、
もしや・・・と思いましたら、
やはりやまびこさんは津鉄の夜間撮影会へ行かれていましたか!
実は先週にお会いしたsonicさんにこのイベントを知らされて、
私もいきたいな〜と思っていたのですが、
私はやまびこさんとは逆に、「ゆうづる」を優先してしまったのと、
旅費の金銭面がキビシくて、津鉄遠征は断念してしまいました。(^^;)

漆黒の世界に浮かび上がる、昔ながらの客車列車。
まさに「夜汽車」と言う表現がピッタリの、
いい雰囲気ですね〜(^^)
by あおたけ (2013-12-04 18:35) 

やまびこ3

あおたけさん
この日のイベントは結構直前に確定したらしく、事務局の方も広報が大変だったようです。参加人数も首都圏のように大勢集まるわけではなく、撮影時間もたっぷりとってあるアットホームなイベントでした。
雪原を走る姿もいつか眺めてみたい。
事務局の皆さんに感謝です。
実は青森方で「ゆうづる」撮れないかとも検討したのですが、もう一つのお立ち台の方を優先してしまいました。(笑)
by やまびこ3 (2013-12-05 08:24) 

サットン

なかなか渋くて粋なイベントですね♪ 日が暮れた中に浮かび上がる旧客がなんとも郷愁をそそります。
夜汽車というからにはやっぱり客車列車じゃないと、と思うのはわれわれ鉄道好きだけなんでしょうかね?
by サットン (2013-12-05 11:14) 

やまびこ3

サットンさん
4つ昔ぐらいの車両基地の雰囲気を味わうことができました。東北本線の夜行急行や、普通列車を思い出しました。
津軽鉄道全体を鉄道遺産にしたいくらいですね。
by やまびこ3 (2013-12-08 20:09) 

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