夜汽車 津軽鉄道 訪問記 (2) [はつかり(鉄系)]
夜汽車 津軽鉄道 訪問記 (2)
2013.11.30 夜汽車は走る
いよいよ出発の20時近づいてきました。
津軽鉄道の下り最終列車を今日に限り客車列車で運行してくれる手はずになっています。
20分ほど前、編成がしつらえて、乗車OKの案内がありました。
幸いにして、オハフ33のストーブの横、ほどほどに暖かい席を占めることができました。
すでにストーブはガンガンに温まっているはず。
先ほどから写真を撮っていたファンに加えて、地元の乗り鉄客、通学生、関係者、津軽半島アテンダントのきれいどころもどこからか私服で集まって来て乗り込んできます。50%ほどの程よい乗車率です。
和気藹々の車内
そしてここに、なんと車内販売が登場!
駅弁まで積んでいました。どうも予約して作ってもらったグループがあり、販売元が気を利かせて余分に積み込んだ模様。
ストーブ列車の中でストーブ弁当を食する贅沢よ
以前いただいた時には魚は鮭でしたが、今回は大きなハタハタが入っていました
子持ちの上物です
出発進行!
ゴ~!っと唸るようなジェット音とともにDD35が走ります。
まだ雪は積もっていないので、真っ暗な車窓には何も見えませんが、ほんのりとした車内の明かりが旅情を誘います。
今回は、終点の中里まで行かずに途中の金木で下車して出発のシーンも眺めてみます。
上り気動車と交換して出発してゆくストーブ客車
何人かが下車して見送るものではないかと思っていましたが、下車したファンは2人だけ。
駅で待ち構えていたファンも3人ほどいたのですが、客車が折り返してくるまで町の中を散歩してみることにしました。
金木駅のたたずまい
夜の斜陽館
30分後、客車が戻ってきます。
待ち構えていた同業者にお話を伺うと、今回の主催者も鉄道ファンで痒い所に手が届く運営が助かるといっていました。実はこの駅で20分ほどの停車時間があって撮影タイムになっていたのです。
到着するところを撮るつもりだったのですが、予想より前に止まってくれたので位置を変えて停車したところを1枚。
一瞬ヘッドライトを消してくれたので
深夜の金木駅に横着したストーブ客車
このあとヘッドライトがつくとビームが強すぎてうまく撮れません。
(定期列車の時は、最終上りは金木止まりになって、翌朝の始発列車になるダイヤです。)
ぞろぞろとファンが降りてきます。
20分の停車時間が過ぎて、明日の始発になる気動車が今日に限り回送で送り込まれてきました。
最終コースに入り、ストーブ客車は快速運転となりました。津軽鉄道のストーブ列車の歴史やこの車両の歴史をアナウンスしてくれます。ストーブ列車は明日12月1日から運行が始まります。
20分で津軽五所川原駅に到着。
お疲れ様でした
上りの金木からは臨時快速になるんですね。そこで20分の撮影タイムとは津軽鉄道ますます粋ですね! 人員配置など面倒なことも多いのではと思いますが。
金木で交換する気動車の白々した車内を見ると、やっぱり夜汽車は客車、との思いを強くします。
by サットン (2013-12-05 11:28)
ダルマストーブに火の入った夜汽車で、
駅弁が食べられるとは、
最高に贅沢な味わい方ですね〜(^^)
撮影会といい、乗車体験といい、
これは遠征して参加した甲斐がありましたね!
by あおたけ (2013-12-06 19:40)
サットンさん
運転職員のほか、金木駅や機関区の方も残業で対応されたようです。
客車の照明はこの客車でも蛍光灯に換装されていますがそれでも温かみが感じられるのはなぜなんでしょうか。
むかし暗~い白熱球の客車に揺られたのを思い出します。
by やまびこ3 (2013-12-08 21:12)
あおたけさん
石炭ストーブの暖かさの中客車に揺られるというのは、本当にうれしいことです。この日は実はあんまり寒くなかったのですが、本格運行も始まったので、地吹雪のころ、またいってみたいものです。
by やまびこ3 (2013-12-08 21:16)
夜の客車、いい雰囲気ですね。
ストーブに暖まりながらのお弁当もおいしそう。
自分が津軽鉄道の客車に乗ったのは20数年前で、
11月にもかかわらず、雪と横風でものすごく寒かったです。
本数があったので乗ったり撮ったりしましたが、
撮影待ちの時は、ガードレールに身を隠して寒さをしのいでいました。
by しおつ (2013-12-08 23:21)
しおつさん
ストーブ列車の本格稼働の前夜祭的なイベントでした。
私が初めてストーブ列車に乗ったのは30年以上前まだオハ31の頃でした。地吹雪の中で混合列車が走っていました。
by やまびこ3 (2013-12-09 22:24)