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山彦的台湾鉄路漫遊記(その4・終) [やまびこ(旅日記)]

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山彦的台湾鉄路漫遊記(その4)
2013.12.25 普悠瑪号試乗記


5日目
ゆっくりの出発を予定していました。
花蓮には、かって花蓮-台東間を結んでいた軽便鉄道の遺跡があり、花蓮鉄道文化園区としてこうかいされているということなので、ちょこっと見に行ってみました。
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鉄道文化園区



花蓮の街の真ん中にある鉄道遺跡。
周辺にレールが敷かれ、腕木式信号機が何本か。これですかね。
でもレールの幅が広い。改軌後の線路が残されているのか、あらためて保存のために引き直しかのか定かではありませんが、軽便の遺跡そのものではありません。そして残されている建物も再建されたもので、当時の写真や地図などの遺品が展示されていました。


さて、駅に向かいます。

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立派な花蓮駅



まだ時間があるので、入場券を買って構内探索。


東部縦貫繊維は残り少なくなった復興号が何本か運転されています。莒光号より下の準急相当の列車です。

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青い客車は復興号用


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南アフリカ製の電気機関車
EF58の小窓車に似ていなくもない


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出発進行


今度は、隣のホームに車両清掃の係りの方が整列を始めました。
折り返しやまびこが乗車する予定の自強号になる列車が到着するようです。


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プユマ号TEM2000系電車
かっこいいではありませんか


台東電化に備えて、2012年から増備が続けられている車体傾斜式の電車。
最高時速140km/hの優秀車両です。
プユマとは地元少数民族の言葉で、「集合・団結」を示すことばということです。


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直後にE1000系の自彊号が到着


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流線型2題



後から来たE1000系は機関車牽引ですからスピードが遅く、時刻表を調べるときわめて停車駅が多く、1時間以上遅く出たプユマ号を含め2本の自彊号に抜かれるという不肖な自強号だったのです。

さてその後に到着した観光列車などを撮影するうち、そろそろ乗車の時間になりました。

いったん改札を出て

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タロコ号の張りぼてブースの駅弁売り


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高級な弁当でした


さて、再度入場して、新自強号を名乗っているプユマ号に乗り込みます。
室内は台湾の列車にしては明るいパステル調です。


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シートピッチも大きくひろびろ



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この列車もほぼ満席



花蓮(1120)-[自強217]-(1330)台北 (440元)

現時点ではTEM1000系のタロコ号と同じ所要時間で運転されています。

走り出すと、最初のうち突き上げるような振動が感じされましたが、そのうちそれも収まってきます。部分的に軌道の弱い区間があるのかもしれません。

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青い海と清水断崖



東海岸の険しい地形をトンネルで抜けて進んでゆきます。
北上するにつれて雨が降り出しました。
天気予報では台北はずっと雨のようでした。

2時間10分で台北に到着。


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コンコースにはクリスマスツリーが飾られていました



夕食は、いつもの鼎泰豐(ディンタイフォン)
ma2ma2さんも行かれたようですが、やまびこがいつも行くのは比較的すいている忠孝店でございます。
忠孝東路から1本裏手の路地の店。早めに6時前に出かけたのですが、早くも人が群がっています。


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鼎泰豐・忠孝店


受付のお姉さんが番号のついた伝票を渡してくれますので、メニューを見ながら待つこと15分。
何しろ相手が小籠包ですから回転が速い。


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小籠包

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シイタケ饅頭

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鶏スープ
などなど


悔しいけど、うまい。
皮の薄い小籠包は絶品です。
いくらでも食べられそうです。

台北の夜は更けてゆきます・・・・。



6日目
この日は日本に帰るだけです。
台北の松山空港、羽田と同様、日本、韓国、中国の諸都市など近距離の国際線のターミナルとして主要なポジションを再獲得したようです。
赤社のB767で帰りますが、待合室で、どこかの会社のフォッカーF50が離陸してゆくのが見えました。
まだこんなのが飛んでいるのですね。

帰国後、台湾の暖かさが身に染みて感じられるこの頃の寒さです。


《完》

















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コメント 4

あおたけ

プユマ号やタロコ号など、
日本製の特急列車が台湾で活躍しているのを見ると、
嬉しくなりますね~(^^)
でも鉄的には、やはり昔ながらの台湾らしい車両の方が、
そそられるのではないでしょうか。

今年もいろいろな鉄道の話題をありがとうございました。
やまびこさんのバイタリティーあふれる行動力には
いつも驚かされっぱなしでした。
来年も楽しい記事を期待しています。
どうぞ、よいお年をお迎えください。
by あおたけ (2013-12-31 13:05) 

サットン

ますます、ますます台湾に惹かれました。
私の知識は30年前に出版された宮脇さんの「台湾鉄路千公里」ですので路線も車両も、そして駅弁も大幅に情報を更新しなくてはなりませんね。
台湾との間にはLCCも飛んでいて決心次第では手軽な外国ですが、私の場合体力が問題です。

今年1年たくさんの記事で楽しませていただきました。来年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎え下さい!
by サットン (2013-12-31 17:35) 

やまびこ3

あおたけさん
自強号の気動車も、旧型車も日本製で、日本の昭和時代の鉄道のイメージを色濃く残しています。
あおたけさんもよいお正月をお迎えください。
by やまびこ3 (2013-12-31 21:24) 

やまびこ3

サットンさん
実は台湾は25年ぐらい前に初めて行ったときの台北の印象があまり良くなかったので、どちらかというと韓国のほうが多かったのですが、最近暖かさを求めています。各都市にMRTもできて旅行しやすくなりました。
お体に気を津k手よい年を迎えください。

by やまびこ3 (2013-12-31 21:29) 

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