2014年GW 青森・秋田 チャリ鉄・さくら旅 (その3) [はつかり(鉄系)]
2014年GW 青森・秋田 チャリ鉄・さくら旅 (その3)
4月28日(月)
3日目はあいにくの曇り空。
晴れていれば前日行きそこなった、長峰、碇ヶ関あたりに戻って場所探しをしようかとも思ったのですが、大館駅に行ってみると、JR貨物の大館駅は去年のいつかのようにロックアウトされてはおらず、今日も大館までの貨物列車の運転はありそうです。
秋田-大館間の1657列車は、今はこの区間では定期では唯一になってしまった国鉄型電気機関車EF81の牽引する列車で、ファンにとっては貴重なものなのです。昨年、JR東日本から購入した、寝台特急牽引用の青いEF510の本格稼働が始まり、3月の改正でEF81の活動範囲は大幅に減ってしまいました。4月の中旬までは結構EF81型による代走もあり、青森までのEF81運用もつかの間の賑わいを見せたのですが、検査期限の関係なのか、乗務員訓練の関係なのか、4月中旬以降は、本来の運用に戻ってしまっていました。
大館駅では「あけぼの」回顧展が行われていました
というわけで、大館から西に向かうことに方向変更します。大館(806)-[3640M]-(832)二ツ井
向かったのは二ツ井の西側にある県道からの俯瞰ポイント。
かなりの有名場所で、当初のもくろみから外れてしまいますが、この場所で「あけぼの」を撮ったことがなかったのでお許しください。
二ツ井から、1.5Kmほど西側のこのポイント。さすが有名ポイントとあって、まだ2時間近くあるのに、すでにオーバークロスの上に同業者が1名。下のカーブポイントに数名が参集しています。
県道から眺めるとおあつらえ向きに背後の山にはいろいろな色合いの桜がちりばめられたように咲いています。もう一つのテーマの条件には合致するようで一安心。
まずはやってきた下り普通電車を1枚。
線路沿いの小屋、特にブルーシートの処理が難しいところ。
曇っているのであまり長めで寄りたくはないので考え物です。
続いて、貨物列車がやってきました。
福岡-札幌間を走る日本一の長距離列車3099列車
長距離にもかかわらず定刻にやってきました。車体の長いEF510ですが、先頭位置とパンタグラフの位置関係を設定し直さなくてはいけないようです。
続いてEF81の本命1657列車
このあたりは西方にある米代川の橋梁の前後、複線化に際し別線で増強された区間で、下り線は短いトンネルを抜けて旧線路である上り線に合流する形となっています
「あけぼの」が来ました
やはりブルートレインは風格があります
続行で「弘前さくらまつり号」が来ます。
弘前の桜も見ごろを迎えているころでしょう
6両と短い編成なので、ひきつけてカーブ付近の同業者の姿を外してみます。
最終的に、下には10人以上、県道上には6人の撮影者が集まりました。
さて、夕方の上りは、このあたりだと「あけぼの」は難しくなりますので、583系だけ撮るよりは、昨年秋に続いて、五能線に向かってみようと思います。
二ツ井(1131)-[2014Mつがる4号]-(1144)東能代
東能代(1153)-[8523Dリゾートしらかみ3号]-(1243)岩館
東能代からは「ぶな」編成のリゾしらで岩館へ。
昨年晩秋にはあきた白神-岩館間の小入川橋梁を中心に撮影していたのですが、今回は岩館の先、岩館-大間越間の海岸線に行ってみようと考えていました。能代で、上りの「リゾートしらかみ」あかげら編成と行き違い。八森あたりでは沿線の桜がきれいに咲いているのが見えました。
曇り空のまま岩館到着。
岩館駅でも桜がお出迎え
この時間帯、東能代方面から岩館折り返しの列車が1本入りますのでまずは少し南に取って返して、小入川橋梁で1本とっておきたいと思います。北西方向の空が少しだけ明るくなってきました。
少し遅れてやってきた五能線塗色のキハ48×2 223D
線路は北西方向を向いていますので、ほぼ1日中逆光になる場所です。
それでは北に向かって出発。
このあたり、10年ぐらい前に初代くりこま号で、ツーリングして歩いた場所ですので、大体の様子はわかっています。
2Kmほど北上すると旧八森町の道の駅「おとの水」。津軽藩の殿様が清水を飲んでいたく感激した歴史に由来しているようです。さらに1Kmほど進みますと、秋田-青森の県境を通り過ぎます。このあたりから道路も線路も森の中から海岸の岩場の上を走るようになります。
県境まで来ました
県境の先の岬にドライブイン「福寿草」があります。この駐車場から北を眺めると、海岸にへばりつくように、いくつかの岬にトンネルを穿って作られた五能線の線路が走っています。
絶景です!
上り列車が短いトンネルを抜けて断崖にかけられた木蓮寺鉄橋を渡るというのが有名な撮影ポイントとなっています。といっても、1キロぐらい先なので、海まで入れた引きの絵とするか、望遠で鉄橋を拡大するか、いろいろな構図が選べるところです。
で、次にやってくる上り普通列車は、海も入れた引きの構図で狙ってみます。
この時、幸いなことに少しだけ日がさして明るくなってきました。
で、やってきたのは・・・・
来た~!タラコだ~!
秋田支社が誇る?朱色5号塗装のキハ40の2両編成!
秋田支社のホームページでは、3両あるタラコ塗装のキハ40の運用が公開されているのですが、そうそう同じ列車になるわけでもないので、特に調べてきたわけではありませんでした。が、これは”超”の付くラッキーかもしれません。
工事のためか、観光のためかわかりませんが326Dはゆっくりと断崖を通過してくれます。
もう1回今度は寄りの画面で・・・
駐車場を使わせていただくだけでは申し訳ないので?いや、腹も減ったので、食堂で昼食とします。刺身定食を選択。
福寿草さん
新鮮な刺身でした
さて、もう1本ここで撮影後移動しようと思います。
実はいい具合に干されていたイカのカーテンがあったのですが、残念なことに食事中に片づけられてしまい、カーテン越しの列車写真は撮影できず。
より広く海を入れてみます。先ほどより雲が多く、手前の岩場には日が当たっている状態です。
328Dは秋田色の2連
白っぽいボディは難しいです。
さらに先に進むことにします。
木蓮寺鉄橋の真下に差し掛かったところで、次の下り列車が来てしまいました。
「リゾートしらかみ5号」が下ってゆきます
このあたりの国道沿いも電柱が高くて目障りですが仕方がないですね
どの列車も最徐行でゆっくり日本海を見物させてくれています。
もう少し先まで行って撮影ポイントを探します。
五能線の方がだんだん高度を下げてきて、海岸に近づいたところ。このあたり採石場があったりしてちょっとがっかりしそうです。さらに先に進むと静かな浜辺を海沿いぎりぎりにゆくようになります。
大間越の集落の手前、国道の長いトンネルを避けて旧道を回ってみましたが。景勝地らしいところはここまでのようでした。少し戻ったところにうららかな入り江がありましたので、ここで次の列車を待つことにします。
日が傾いてきて、今度は雲が消えて期例に日が当たるようになりました。
次の上り「リゾートしらかみ4号」は小さな入り江をゆくポイントを跨線橋の上から撮影します。
「リゾートしらかみ」ハイブリッド車でやってきました。
小さな岬を回って・・・・
西日の当たる海岸をゆく渚のリゾートトレイン
最後の下り列車は途中で見つけた海岸沿いの岩場から、木蓮寺鉄橋に差し掛かる断崖を狙ってみます。
岩登りに苦戦している間に向こうの方に列車が見えてきてしまいました。
先ほどのタラコ編成がそのまま戻ってきたようです。
あわてて岩場にしがみついて撮った数ショット!
断崖を行く323D
国鉄時代そのままですね
この後もうとれる列車は有りませんが、帰りの列車まで2時間ほど夕日を眺めて、それから、あきた白神駅近くの「いさりび温泉ハタハタ館」で温泉に入って過ごします。
ゆっくり温泉に入って帰りの列車ではビールでも飲みましょう。
あきた白神(1911)-[リゾートしらかみ6号]-(1939)東能代
東能代(1942)-[1685M]-(2027)大館
(大館泊)
まさに絶景の連続ですね☆
なかなか遠くて行くに行けませんが、記憶が蘇って来ました(^^。
by JR浜松 (2014-05-11 13:56)
大館には数回行ったかなあ。
目的は小坂鉄道でJRの方を全然撮っていなかったのが
いまでは悔やまれます。
by しおつ (2014-05-11 22:41)
大館駅前の「花善」さんで温かい鶏めし食べましたが、
冷えた駅弁の方が美味しいように感じました(*´∇`*)
五能線には2度乗りました。
by johncomeback (2014-05-12 10:32)
JR浜松さん
五能線、何回も行っていますが、旧型客車やノスタルジックビュートレインが走っていたころが懐かしいです。四季それぞれに素晴らしいです。
by やまびこ3 (2014-05-12 21:22)
しおつさん
同和鉱業の小坂線、花岡線1回乗ったきりで、その後訪れることもないうちに廃止になってしまいました。今でも大館駅を出るとすぐ、廃止された踏切がそのままになっているのがさみしいですね。
by やまびこ3 (2014-05-12 21:27)
johncomebackさん
鶏めしのごはんがピカピカ光っていいるのが好きです。
暖かいのなら親子丼をお勧めします。
by やまびこ3 (2014-05-12 21:29)
「あけぼの」や583系を撮った二ツ井のポイント、
背景に点々と山桜が映りこむのが、
風情があっていいですね〜(^^)
転戦した五能線では夕日に照らされたタラコが撮れて、
大収穫の一日でしたね!
by あおたけ (2014-05-13 19:24)
あおたけさん
二ツ井のポイント、線形がいいのは有名なのですが、背後の山に程よく桜が咲くのは今回初めて知りました。
曇っていてもそれなりには絵になりました。
タラコ2両組で走ってくれたのは本当にラッキーでした。
by やまびこ3 (2014-05-14 20:58)