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夏のイベント・沖縄ツアー(その2) [やまびこ(旅日記)]

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夏のイベント・沖縄ツアー(その2)
斎場御嶽~久高島、神の領域に近づく


2日目(7月4日)

今日は、神聖な場所訪問の一日。

まず、那覇の東側、南城市にある斎場御嶽(せーふぁーうたき)に向かいます。
御嶽というのは、沖縄の各地にある土着の信仰の聖地であり、、その中でも清場御嶽は琉球王国の中でも特別な場所で、適切なたとえではないと思いますが、神社でいったら伊勢神宮級の聖地ということになります。

コンビニで朝食を購入して、朝の志喜屋行き東陽バスで東に向かいます。

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志喜屋行バスに乗車


車内は平日の下り方向というところでよくすいています。
途中、新里というところにある東陽バスの本社兼営業所で中型バスに乗り換え(運賃は通し)て、太平洋に面した知念岬のある半島に入ります。このあたりでスコールに見舞われ心配しましたが、ほどなく雨も止み、1時間ほどで清場御嶽入り口バス停に到着。

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途中で小さめのバスに乗り換えます


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斎場御嶽口とうちゃこ



山手に入ったところに清場御嶽がありますが、清場御嶽は首里城などと合わせて世界遺産に登録されており、登録以来、観光客の増加著しく、駐車場や土産物屋を完備したレストハウスが道路沿いに作られています。こちらで入場券を購入してから御嶽に入ることになります。


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さすが沖縄、自動販売機も2000円札に対応


5分ほど入ると御嶽の入り口の管理事務所。ここで、御嶽の歴史や環境保護に関するビデオを見てから聖域に入りますが、行事で使う特に神聖なスペースには我々一般人は入り込んではいけません。

事務所から聖域に入ってすぐ、ちょっとした展望台があり、ここから神の島とされる久高島を眺めることができます。

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平べったい島ですが、神の島久高島


ここから、森の中に石灰岩の石畳が続いています。

巨大な岩に熱帯林の根っこやツタがからまるジャングルの中を進んでゆきます。
と・・・

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ウフグ~イと呼ばれる拝所


大庫裡(ウフグ~イ)と呼ばれる最初の拝所があります。
自然の岩壁の前に祭壇が作られています。

さらに奥に進み岩壁の間を抜けてゆきます。

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岩も間を抜けて


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熱帯の樹木を見ながら



奥まったところに寄満(ユインチ)という祭壇。

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琉球国の行事もここで行われたとのこと。


少し戻って別れたところにも拝所があります。
その入り口付近、大きな岩のくぼみに、上から鍾乳石が垂れ下がったところ、
シキヨダユルとアマダユルという壺がしあったり落ちる水滴を受け止めています。
母性を感じさせる場所です。

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その屋、巨大な岩が落ち込んで三角の洞窟ができているところが三庫理(サング~イ)という拝所になっています。洞窟の先、明かりがさしこむところの3面が拝所になっていまして、左手、海に面した部分が、神の島久高島を拝む久高島遥拝所。



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三庫理の岩穴


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こちらが久高島遥拝所
一段岩に上ると久高島が見えるということですが
一般人には許されていません


残る2面の岩肌もそれぞれ拝所になっています。


自然の作った神秘的な造形に昔の沖縄の人が怖れをいだいた心がしのばれます。



参拝を終り、レストハウスに戻って少し買い物。


こんなものがありました。↓

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モーツアルト・クーゲルン?いえ、ちんすこうでした。


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海ぶどうのジェラートですって?



つづいて、久高島に向かいます。
右手に安座真ビートを見ながら安座真港まで下りてゆきます。


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奇岩を見ながら海岸へ



安座真港から久高島へは高速船とフェリーが交互に走っており合わせて6往復ほどです。
次の便は11:30初の高速船。

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港で我々を待っていた高速船


すでに締切時刻近く、数十人の客が乗っておりました。
冷房の効いた客席で涼めるのが何よりです。


10分すこしで、久高島に到着。

港を見下ろす丘の上に集落があります。ここに上ってみますと・・・

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まず、昼食としましょう。
すぐ近くに食堂が3軒見えましたが、「とくじん」さんにはいります。一番新しくて、なんといっても冷房が効いていたのです。
久高島は海ぶどうでも有名。やまびこは海ぶどうも大好きなのですが、メニューの中にありました!

”海ぶどう丼!”

これこれ、これにしよう。

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”海ぶどう丼”定食


たしかに、海ぶどうです。
口に入れてみると、U~mmm! 甘い。
たれが甘いのです。

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相方のゆうづるはゴーヤーチャンプルー定食と無難に


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こんなやつもいました



レンタサイクルを借りて、島巡りに出かけます。
島は平坦で、港に降りる坂道以外はまっ平です。
久高島は南西から北東に伸びる細長い島で、港のある集落は島の南西端にあり、東のほうにはほとんど住宅がありません。

まずは、集落内の史跡を探します。
郵便局で旅行貯金したのち、集落内をうろうろしていたところ


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いい感じの並木が・・・


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低い石垣が沖縄です



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島の始祖の一つ、大里家



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この建物はイラブー(ウミヘビ)の燻製小屋だそうです



集落を抜けて北側の海岸を行きますと、海ぶどうの養殖場がありました。

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意外に近代的な養殖場


てっきり、海の中でいけすやいかだで育てるものと思っておりましたが、陸上の水槽で育てているのですね。


先に進みますと海に下りる階段がありました。
この下にやぐるがーと呼ばれている井戸がありまして、神女が禊をする水を汲む場所なのだそうです。
肝がんまで下りてみますと、ぽたぽたと水の湧き出している泉がありました。


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絶景です。



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カヌーで漕ぎ出す旅人の姿も



さらに先に進みます。途中、フボー御嶽という御嶽がありますが、ここは立ち入り禁止。
入り口の写真のみ撮って次へ。

島の北東端の岬、はびゃ~んというところにつきました。


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岬に向かう道
東山魁夷の絵のようです


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この花はなんというのでしょう



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海の向こうに勝連半島から伊計島に連なる陸地が見えます



その向こうには、辺野古、大浦湾があることになります。
沖縄の滞在中、大浦湾でジュゴンのはみ跡が確認されたというニュースがありました。
防衛庁の環境アセスはいい加減だということがよくわかりますが、なんと、工事着工前に大浦湾の大部分が立ち入り禁止にされてしまいました。
これ以上NPOの調査を継続させない措置だろうことは容易に想像がつきます。

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ここから折り返して港に戻るとちょうど時間となりました。

那覇に戻って夕食は、沖縄料理店で


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ソウキソバとジューシー


ゆうづるは

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フーチャンプルー定食です



(続く)





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コメント 4

あおたけ

ああ、蒼く透き通った海が、沖縄らしくてキレイですね〜。
この時期の沖縄は台風が懸念されますが、
素晴らしい晴天に恵まれてよかったですね(^^)

海ぶどうは、酒のお供にちょこっと食べる程度だと
思っていたのですが、
海ぶどう丼とは、豪快な食べ方ですね!
by あおたけ (2014-07-17 09:29) 

サットン

沖縄の路線バスには排ガス規制で関西や関東を追われた車両がかなり移籍しているそうですね。
わが京阪バスも第2の人生を過ごしているとか。逢いに行きたいもんです。
いい加減な環境アセス、為政者のいう「国を守る」の本音が窺える話ですね。
by サットン (2014-07-17 10:35) 

やまびこ3

あおたけさん
このあと台風に追いかけられることになりました。

海ぶどうは好き嫌いがあるかもしれませんが、沖縄で食べるのはおいしいです。銀座のアンテナショップでも時々買ってしまいます。
by やまびこ3 (2014-07-17 21:46) 

やまびこ3

サットンさん
そういえば、中ドアをつぶして、オールクロスシートにしたバスに乗車しました。こういうのは本土から行っているのかもしれませんね。
一時、各社の経営難が伝えられましたが、ネットや携帯を使った情報提供はなかなかよくできていると思いました。
by やまびこ3 (2014-07-17 21:49) 

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