SSブログ

2015GW後半 チャリ鉄・信州撮影行(その2) [はつかり(鉄系)]

DSC_8093.jpg
GW後半・チャリ鉄信州撮影行(その2)
2015.5.3 信州のローカル線撮影記


5月3日

今日は飯山線を巡って、新潟県へ。さらに長駆秋田まで移動するというやや無謀な計画を立てていました。

長野では3月までは信越本線山線の特急型電車や115系という、格好の被写体があったのですが、第3セクターに移管されてしまいましたので、今回はローカル線の中のローカル線ともいうべき飯山線をターゲットにしました。
国鉄型がカウントダウンに入っている今現在、この次の撮影対象はローカル線の気動車かなあ、なんて思っている今日この頃です。

今回用意してきた切符はこちら↓

DSC_0998.jpg
大回り秋田行切符



新宿駅で、この経路で青森の先の三厩までの片道乗車券を希望したのですが、緑の窓口の端末では経由記載の口座数が足りず、秋田までしか発券できないといわれまして、面倒くさいのでそれで手を打ちました。秋田から先は別の手段で結ぶことにしました。
ここで問題となるのが、長野―豊野間の第3セクターしなの鉄道北しなの線の扱い。
通過連絡運輸はありますが、適用範囲がかなり限定されていて、私の場合は不可。やむなく新幹線の長野-飯山経由で結びましたが、実際に乗るのは長野-豊野-飯山のルートですので、この区間は別払いとせざるを得ません。撮影ポイントもこの区間にあるのでしょうがないけどね。

DSC_8060.jpg
早朝の気動車で出発!
連休中のせいか徹夜明けの若者が結構乗っていました




長野(514)-[123D]-(553)蓮

「蓮」とは難読駅ですが・・・・「はちす」と読みます。
「ハスの実」が「ハチの巣」に似ているところからこんな読み方ができるのかと感心します。


DSC_8075.jpg
信濃川に沿って下ってゆきます



DSC_8089.jpg
蓮駅に到着!



替佐を出ると信濃川にそった段丘の裾を走るようになり、絶景が展開します。
次が撮影ポイントの蓮駅。なんだか寺の境内と一体化したような無人駅です。

DSC_8090.jpg
風情ある寺の境内がそのままホームになっていました


ローカルの飯山線といっても朝の豊野-森宮野原間は結構列車密度が高く、すぐに撮影対象の列車が来てしまいます。対岸の高台からの俯瞰撮影が最終目標なのですが、そこまで行くのは後回しにして、ちょっとばかり駅構内を観察した後は、手前の線路を見下ろす崖の上のポイントを見つけて行ってみます。うまい具合に順光で、信濃川に沿ってカーブしてくる線路を見下ろせます。


DSC_8109.jpg
長い編成でやってきた125D


やってきた125Dは予想に反して、キハ110 4両の長い編成。
この列車には昨年、信濃浅間まで乗車したことがあり、その時も4両と長いなあ、と感じたことをすっかり忘れていました。何ともうかつなやまびこ。

このカーブだと2,3両がローカル線らしくていいかなあ。
もう1っ本、飯山から上ってくる120Dを撮影。

DSC_8115.jpg
広々した信濃川を見下ろしながらゆきます


ここで、対岸の崖の上に移動します。坂を下って橋を渡り、取り付き頑張ります。
5分ほど汗をかいて、以外に簡単に上れる山でした。アスパラガス畑の端っこが崖の上になっていました。畑を迂回して断崖の上に行ってみると下から見た時にはかなり崩れていて、土砂のがけが見えていたのですが、まだ余裕はありそう。

DSC_8129.jpg
美しい信濃川の流れに沿って



ここで何本か列車を撮影します。
信濃川が右手から大きく蛇行して流れて、線路はきれいなU字形。

122Dが上ってきましたが、予想に反して先ほどの4両編成がそのまま折り返してきました。
長野市への通学輸送の時間帯なのですね。

これはたまりません。
さらに127D、128Dと2両編成の気動車を同じ場所で撮影。


DSC_8138.jpg
カーブを曲がって・・・


DSC_8160.jpg
ゆっくりと・・・・


DSC_8146.jpg
集落の中をのどかに・・・



もう少し変化を付けたいと、右手の方に坂を下りて行ってみますが、
リンゴ園が花盛りで環境は素晴らしいのですが、線路とうまく絡めるのはむずかしそうでした。


DSC_8180.jpg
長野のりんごは満開でした。←これポイントです!



逆に左手の高台に上ってみます。
ずいずい上ってゆきますと、木々の切れ間からカメラを構えている人がいらっしゃいました。ここからは下り列車が見えるようです。
さらに少し上にゆくと今度は上り列車がS字カーブをゆくところが見えます。うまく立ち回れば、1本の列車を2ポイントで撮れそうでしたので、ここでしばらく滞在。


DSC_8187.jpg
下流側のS字カーブを行く気動車


DSC_8197.jpg
上流側はやや険しい崖沿いを行きます



さらに奥のほうに目をやりますと

DSC_8202.jpg
飯縄山の姿でしょうか



このポイントの反対側の斜面からは北陸新幹線の姿を拝むことができます。
飯山駅に向けて最後のトンネルの入り口付近になります。

DSC_8215.jpg
上り「はくたか」号通過中



さて、ここでの目玉は長野支社ご自慢のジョイフルトレイン「おいこっと」であります。
キハ40を改造したこの気動車、定期列車として走るほか、農家レストラントレインとしての団体臨時列車運用も組まれており、注目しているところです。


DSC_8217.jpg
「おいこっと」がやってきました



DSC_8230.jpg
信濃川の堂々たる流れに沿って



DSC_8235.jpg
下流側、ゆったりとカーブを繰り返してゆきます



DSC_8242.jpg
川の流れに身を任せてみたい



気が付けば昼近く、飯山線の列車本数は少なく、早くも北に向けて移動開始。飯山までRun。20分ほどで新しい飯山駅広場に到着。ここからは再び、一筆書き切符を使用開始します。

DSC_8259.jpg
新幹線の飯山駅で~す



キハ110 2両編成の131Dはそこそこの乗客を乗せて走ります。
森宮野原で1両を切離し、ここから十日町の間は単行気動車が往復する超閑散路線になります。が、景色は良いし、信濃川はきれいだし、撮影ポイントも何カ所か紹介されているのですが、何しろ本数が少ないので、今回のかけもち旅行ではパスすることとしました。また今度入念に練って来てみたいところです。

DSC_8267.jpg
森宮野原で1両を切り離し単行運転に


DSC_8274.jpg
信濃川にどこまでもそってゆきます


十日町で乗り換え、ほくほく線の連絡しているここで、事実上飯山線は分断されており、次の下りまでは50分も待たなくてはいけません。荷物も多いので、駅ビル(ほくほく線の)内の蕎麦屋でそばをいただきました。

DSC_8284.jpg
「おいこっと」のキハ110


DSC_8287.jpg
こちらは新潟支社のジョイトレ「越乃Shukura」、こちらはキハ40系



ゆっくり滞在したら面白そうな町ではあります。長野の「おいこっと」と新潟支社の「越乃Shukura」がここで接続できるダイヤになっていますので両リゾート列車の顔合わせが見られます。いつかこの乗継旅もしてみたいもの。

乗り換えた187Dは何のことはない先ほどのキハ110でそのまま運行されます。
ここから先はさすがに豪雪地帯らしくところどころ雪の残る里山を巡って越後川口へ。
上越線への接続は良好で、115系3両の1739Mで長岡へ。


飯山(1102)-[131D]-(1237)十日町
十日町(1331)-[187D]-(1359)越後川口
越後川口(1402)-[1739M]-(1424)長岡


DSC_8294.jpg
魚野川を渡って越後川口へ



長岡駅のNewdaysの前で、地酒吉乃川の立売所ができていまして、おばさんの口に乗って吉乃川「ひや」を買ってしまいました。

新潟までは「Maxとき325」号をおごります。秋田までの「いなほ」に間に合わせるには
これしかなかったのです。新潟から「いなほ7号」 E653系7両のいい列車です。


長岡(1456)-[Maxとき325]-(1515)新潟
新潟(1531)-[いなほ7号]ー(1902)秋田

ここ数年足しげく通った羽越本線沿いの撮影地をかすめてゆきます。
3月にも来たばかりだというのに、EF81や485系を追いかけた日々が何とも懐かしく感傷に浸る気分になりました。羽前水沢の水沢化学引き込み線の錆びた線路の上に水色のスイッチャ―が放置しあるのがさびしく感じられます。

DSC_8298.jpg
村上を過ぎると日本海が飛び込んできます


DSC_8304.jpg
笹川流れをかすめて



DSC_8314.jpg
脇川漁港を過ぎて



この辺で、遅いランチ(あれ!?さっきそばを食べたが・・・)をいただきます。

DSC_1001.jpg
「のどぐろとサーモンといくらの弁当」 新潟駅  新潟三新軒
新潟駅改札外売店にて ¥1530


結構いい値段ですが・・・


DSC_1006.jpg
あふれんばかりのサーモンとノドグロ


酒は吉乃川の「純水仕込み」(ひや)、持参のぐい飲みでいただきます。
冷用の酒にもかかわらず、辛口で大変おいしくいただきました。


酒田が近づくと高曇りの空の下、鳥海山が頂上を見せてくれます。
乗ると見える、撮ると見えない山の典型で、かなり相性が悪い山です。

DSC_8340.jpg
水鏡に映る鳥海山

DSC_8350.jpg
象潟の海に日が沈む
秋田駅に定刻到着。 久しぶりに3時間半の在来線列車の旅、堪能しましたよ。 大回り切符は記念に頂いてきました。(乗車記念スタンプも用意されていました。) 今日は早めに着いたので、秋田の地酒をじっくりいただきます。
DSC_1010.jpg
上々のお刺身
DSC_1009.jpg
またまた馬刺し、赤身がうまい
DSC_1011.jpg
山菜のてんぷらです
めずらしいみずあぶらも
酒は秋田の高清水! <秋田泊:続きます>

nice!(39)  コメント(14) 
共通テーマ:旅行

nice! 39

コメント 14

johncomeback

新潟に行ったら、この駅弁絶対買います。
by johncomeback (2015-05-22 07:26) 

hanamura

何度でも乗りたいコースですがぁ・・・。
やはり、「おいこっと」と「越乃Shukura」に乗らなくては!
「おいこっと」は、まだ情報が少ないですねぇ。
というか、たった今「やまびこ日記」で知りました。感謝です。
by hanamura (2015-05-22 10:06) 

あおたけ

緑豊かないい山線の情景、いいですね〜(^^)
こうやってみると新顔の「おいこっと」は、
遠景でもきれいに映えるカラーリングをしているんですね!
ここの撮影地は俯瞰好きとして私も行ってみたくなりました(^^)
のどぐろとサーモンの駅弁、これは豪華で美味しそうですね!
by あおたけ (2015-05-22 19:40) 

やまびこ3

johncomebackさん
ノドグロ、最近よく見かけるんですよね。
うまい魚です。この弁当は結構厚みもあっておあすすめできます。
by やまびこ3 (2015-05-22 23:52) 

やまびこ3

hanamuraさん
「越乃Shujyra」に比べると「おいこっと」は、レストラントレインとして走る日が少ないのでやや地味ですかね?
ぜひともレストラントレインとして走る日に乗ってみたいものです。
by やまびこ3 (2015-05-22 23:57) 

やまびこ3

あおたけさん
緑の中を行く飯山線、実にいいシチュエーションなのですが、列車本数が少ないのが難点です。信濃川と気動車を美しく記録できるこの場所はお勧めですよ。
ノドグロの弁当は珍しいですが、この弁当はボリュームも十分です。
by やまびこ3 (2015-05-23 00:05) 

ひでほ

小生も弁当にそそられました。
by ひでほ (2015-05-23 05:37) 

ken2

「のどぐろとサーモンといくらの弁当」
なんと!美味しそうです!
車窓を楽しみながらの冷酒もかなり美味そうですね。
by ken2 (2015-05-23 21:15) 

koboo

このお弁当食べたいです。^ ^
by koboo (2015-05-24 09:07) 

ミスター仙台

私も片道乗車券で「宇都宮→久留米」までの乗車券をみどりの窓口で買いましたが、
経由は「東北・東海・山陽・岡山・新幹線・博多・新幹線・鹿児島中・日豊・肥薩・吉都・日豊・久大」でした。
(手持ちに記念で貰っていたので記載しましたが)
発券は120㎜乗車券でしたが・・・
by ミスター仙台 (2015-05-24 16:25) 

やまびこ3

ひでほさん
コメントありがとうございます。
ふたを開けた時に驚きがある弁当に久しぶりにお目にかかりました。
by やまびこ3 (2015-05-25 07:45) 

やまびこ3

ken2さん
新潟ならではの食材を使ったお弁当。ふたを開けた時のドッキリ感のある弁当です。季節ものかどうかわかりませんが、羽越線の楽しみが増えました。
by やまびこ3 (2015-05-25 07:53) 

やまびこ3

kobooさん
高級魚といわれるノドグロがこれほどたくさん入っているだけでうれしいですね。
by やまびこ3 (2015-05-25 07:55) 

やまびこ3

ミスター仙台さん
ミスター仙台さんのルート、結構長いみたいですね。単純に経由地や経由路線、文字数の制限ではないようですね。120㎜乗車券ということは大型の県のようですから、端末の違いかな?

by やまびこ3 (2015-05-25 07:57) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。