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GW後半・チャリ鉄信州~東北撮影行(その3) [はつかり(鉄系)]

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GW後半・チャリ鉄信州~東北撮影行(その3)
2015.5.4 奥羽本線583系+五能線撮影記



秋田までやってきたのは、そう、583系電車を使った「弘前さくらまつり」号を記録するためです。
毎年秋田から弘前まで運転されるGW恒例のこの列車ですが、今年は桜の開花が早く、このGW後半には弘前の桜もソメイヨシノはすっかり散ってしまった状態で、空振りのようでしたが、計画した時点では583系の検査期限との絡みで、このGWの運転がほぼ最後になるのではと考えられていまた。
その後、9月までの団体列車の運転が発表されました。(^▽^喜)

さて、この583系をどこで記録しようか?
弘前、大館に近い場所では何回か撮影したことがあるのですが、秋田に近い場所での撮影したことがないので考えどころです。鹿渡駅付近の跨線橋が有名ですが、今ひとつ背景が美しくないような気がしたので、以前から気になっていた、八郎潟-鯉川間の山が迫っているところあたりに行き、あわよくば水を張り始めた水田の水鏡を期待しようと決めました。

その前に、秋田名物、、、ハタハタじゃなくて、キハキハ男鹿線の長大キハ編成1122Dを観察しておきます。朝、秋田駅で到着を待ちます。

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キハ40系5両編成の1122D


あれ、前は6両だったはずですが、減車になってしまったのか、祝日なので少ないのか?
ちょっとがっくりでした。

長距離切符は昨日で使い切ったので、今日から「五能線フリーパス」(2日間有効、3810円)を使います。

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途中水鏡になりそうな場所が何カ所かあって誘惑にかられますが、

秋田(736)-[1643M]-(817)鯉川

鯉川に下車すると、「橋本五郎文庫」の大きな垂れ幕が迎えてくれます。
そんな文人がいるのかと思ったら、読売新聞の論説委員で、日テレの朝の番組にも出ていたあの橋本さんのことだったのですね。

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鯉川駅です



撮影ポイントは、鯉川駅南の国道が奥羽本線をクロスするところなのですが、その手前の踏切で
1枚。

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奥羽本線の普通列車にもキハ40が進出しています


続いて、跨線橋の南側の水田で水を張りかけていたところがありましたので、「リゾートしらかみ1号」を

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「リゾートしらかみ 橅編成」残念、水量が足りません。


これではいかんともしがたい。それではと跨線橋に戻って、跨線橋の上から狙います。防雪柵が完備されていますので防雪柵の外側を伝って足場を見つけました。水田地帯の向こうは八郎潟の干拓地です。


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E751系特急「つがる3号」


広々した八郎潟の干拓地を背景にとることができます。

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「弘前さくらまつり号」かっこいいですね~


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さらに引きつけて、干拓地の並木が背景に見えています


満足いく写真が撮れました。

奥羽本線の貨物列車もほとんど運休になっていることですので、午後はローカル線めぐり第2弾五能線に向かいます。

鯉川(1024)-[1649M]-(1045)東能代
東能代(1054)-[321D]-(1216)十二湖

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東能代からはこの子


キハ40 2両編成ですが、この日は多客対策とかで、車掌常務となっていました。八森から団体客が10数人乗車。意外なことですが、最近ローカル線乗車を目玉にしたツアーが結構企画されており、ちょうど前に座ったご婦人に聞くとウェスパ椿山まで乗車するそうな。小糸川鉄橋や岩館-大間越間の断崖を解説して差し上げると喜んでいただきました。

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小糸川橋梁を渡って


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断崖を伝って


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十二湖駅トウチャコ


朝方は晴れていたものの午後から雨の予報、十二湖についたころには怪しい天気になってきてしまいました。
十二湖付近の撮影ポイントと言えば、十二湖駅の北、汐ケ島にあるガンガラ岩周辺の奇岩地帯です。
今シーズン、駅においてある「リゾートしらかみ」のパンフレットの表紙に採用されているのがその場所。吾妻線のルート変更で樽沢トンネルが廃止され、この場所の仙北岩トンネルが東日本で最短になったとの宣伝文句もよく名にするようになりました。(では西日本ではどこかと突っ込みを入れたくなりますけど・・・)


このあたり、10年以上前に五能線(沿い)踏破のサイクリングで来たところで、トンネルの北側の森山海岸の民宿に泊まり、夕刻、宿のおやじに連れてきてもらった記憶があります。

まず向かったのはオーソドックスに、ガンガラ穴のある半島の下の海岸から、トンネル入り口付近を横から見る構図。これはかなり昔に五能線のポスターに採用されたシーンです。


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ガンガラ岩付近を行く「リゾートしらかみ3号」 青池編成


半島の岩山の上の賽の河原可あらもカメラを構えている方の姿が見えました。あそこから撮るのがパンフレットの構図のようです。

続いて、仙北岩トンネルを通過する列車を抑えるポイント。
この時期、手前のススキ野原のススキがのびきっていて、本当はちょっと足場がほしかった。


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仙北岩トンネルに差し掛かる326D
北側の森山トンネルを抜けて明かりに顔を出したところ


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仙北岩トンネルを抜けてきました
なかなか面白い映像です


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こんなポイントです



ここにきてとうとう雨がってきてしまいました。
次の列車を待つ間に、御茶屋でもないかとトンネルの北側にも行ってみますが、自動販売機ぐらいしかありませんなあ。

時間が近づきましたので、賽の河原入り口の小屋の前に自転車を置いて、意を決して賽の河原のある岩山に上ります。賽の河原というのは、昭和40年代前半に八戸の方から臨海学校に来ていた小学生2人が森山海岸でおぼれて亡くなったのを悼んで作られた慰霊碑がこの岩山の上にあり、小さな祠が作られ、小石を積み上げた賽の河原になっているのです。

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賽の河原から日本海を見下ろします



吹きっさらしの岩の上に三脚をセットし、自分は樹木のあるところまで退却して待機します。雨はそれほどではないものの、風が何しろ強い。買い直してきたキャップはレインウェアの下に入ったので大丈夫とは思うものの、自分は晴れ男にはなれずに、強風王子になってしまったようだとため息が出ます。


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普通列車328D


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「リゾートしらかみ5号」が下ってゆきました
くまげら編成です


結局かなり濡れてしまい、ほうほうのていで十二湖駅に引き上げます。
十二湖から戻ってきた観光客も集まって、、狭い待合室兼売店スペースはいっぱいでした。


十二湖(1654)-[リゾートしらかみ4号]-(1753)能代

能代に戻って、休息。


<能代泊:続きます>
















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コメント 4

hanamura

去年の夏の「リゾートしらかみ」もたのしかったですがぁ・・・
キハキハの旅も、また行ってみたいです。
水田(水鏡)は、タイミングありますね。
by hanamura (2015-05-26 05:48) 

あおたけ

今年のGWもやまびこさんは
弘前へ583を撮りにいくんだろうな〜と思っていたところ、
四国九州で予想が外れた・・・かと思いきや、
後半に東北へ行かれたのですね〜(笑)。
広々とした干拓地を行く583系が気持ちよさそうですね(^^)
そういえば五能線のキハ40も置き換えが発表されましたね。。。

by あおたけ (2015-05-26 20:22) 

やまびこ3

hanamuraさん
日本海の海の色が伝わるといいのですが、非電化区間こそ旅の醍醐味ですかね。
水鏡はほんとむずかしいです。
by やまびこ3 (2015-05-27 19:20) 

やまびこ3

あおたけさん
今年のGWは長い期間に渡ったので、存分に撮影できました。
せっかくの五能線の日に天気がいまいとつでしたが、この後、いい天気が続いて大いに楽しめました。
キハ40も十分働いてくれたって感じですよね。
by やまびこ3 (2015-05-27 19:25) 

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