アルプスの峠を訪ねて(その2-2 ふもとの景色は春模様) [やまびこ(旅日記)]
アルプスの峠を訪ねて(その2-2 ふもとの景色は春模様)
※今回ご紹介しているゴッタルド峠の様子は、今月の(現在書店に並んでいる)「鉄道ジャーナル誌」の乗車ルポに取り上げられています。ご興味のある方は、本屋さんで取り上げてみてください。
4月25日(2/2)
先ほど下車したWassen. Postバス停からバスに乗ってふもとの基地、Erstfeld(エルストフェルト)に向かいます。
この道すがらの街道を巡る小さな集落の様子がとても好ましい。スイスの田舎の歴史ある風景です。鉄道撮影ポイントもいくらでもありそうで、機会があればゆっくり歩いてみたいもの。狭い谷から少しは広い平地に出てきたところが、Erstfeldの街です。Esrtfeldの駅舎も改装工事中で、駅は無人化されています。
どうやら、ベーストンネルの開業に合わせて、あちこちでリニューアルを行っているようですが、ベーストンネルの出口はErstfeld駅の少し北側になるので、この区間も新線には含まれないことになります。まさか、第3セクター化するのではないと思いますが、どうなのでしょうか。
Erstfeldには、峠越えの機関車の基地があり、何両かの機関車が待機していますが、この機関庫も廃止になってしまうのでしょうか?
いずれにしても、ここErstfeldにも緑の窓口はなかったので、さらに北のAlthGoldau(アルトゴルダウ)まで行くことにします。Sisikon駅付近になるとウルサー湖のほとりをゆきます。湖面と雪をいただいた景色がスイスらしいところ。
Erstfeld(1336)-[InterRegio 2324]-(1407)Arth-Goldau
アルトゴルダウ駅は、ルツェルン方面とチューリッヒ方面に線路が分かれるポイントにまた裂き状態の駅舎があってちょっとわかりにくい。ここにはようやく緑の窓口がありました。
翌々日27日のGlacier Expressの指定券と、ユーレイルパスの効かない「Goschenen-Andermatt-Disentis」間の乗車券を購入できました。乗車券の方は△50%の割引乗車券で、駅員さんは初めはユーレイルパスでそのまま乗れるとかいっていたのですが、「氷河急行」の走る、マッターホルン・ゴッタルド鉄道とレーティッシュ鉄道という2つの私鉄のうち、前者は乗れないのです。
「いや、割引はあるが聞かないはず。」というと、きちんと調べて、割引乗車券も発行していただけました。ゲッシェネン-アンデルマット間の支線もマッターホルン・ゴッタルド鉄道となります。スイスではこういった私鉄の乗車券も国鉄と全く同じシステムで購入できるのも便利。
(日本だったら結構大変です。同じ新宿駅でも小田急のきっぷはJR窓口では買えないし、まして東武で日光に行こうと考えたスイス人はどうすればいいのでしょう。)
希望の指定席が購入できたので、先ほど通ったSisikonあたりで下車してみようと思ったのですが、切符を買おうと思ったところ、自動販売機が小生の日本発行のクレカを受け付けてくれない。さっき窓口ではちゃんとつかえたんだがなあ、ああでもないこうでもないとやっているうちに、Sisikonに停車するSバーンは発車してしまいました。現金の場合もおつりの金額に制限があるので注意が必要です。しょうがない次のIRでErstfeldに戻ります。
その間に駅構内のバーでサンドイッチを購入してランチとします。
Arth-Goldau(1452)-[Arth-Goldau]-(1523)Erstfeld
Erstfeld駅南側のカーブが結構いいポイントと聞いたことがあったので、そこに行ってみることにします。地図をダウンロードして、南に歩くこと30分、結構遠い。日本のように山に入る小路というようなのがほとんどないので、脇道に入れるところがなかなか見つかりません。ようやく線路が右にカーブする中間地点で、小路に入れました。
線路をアンダークロスしたところで、線路際に上れる斜面を見つけて・・・
南行列車が2本続きます。
さらに
続いて、北行の列車が通過します。
ちょうどアンダークロスを戻ったところに携帯基地局のアンテナの空き地がありましてそこから撮影できます。
機関士さんが気が付いて手を振ってくれました!ナイス!
ちょうどバスがあったので、Erstfeld経由宿に戻りました。
こんなやつが止まっていました。
Erstfeld(1723)-[ InterRegio 2429 ]-(1747)Goschenen
今日の夕食は・・・
ケッコウなお味でした!
<続きます>
※今回ご紹介しているゴッタルド峠の様子は、今月の(現在書店に並んでいる)「鉄道ジャーナル誌」の乗車ルポに取り上げられています。ご興味のある方は、本屋さんで取り上げてみてください。
4月25日(2/2)
先ほど下車したWassen. Postバス停からバスに乗ってふもとの基地、Erstfeld(エルストフェルト)に向かいます。
この道すがらの街道を巡る小さな集落の様子がとても好ましい。スイスの田舎の歴史ある風景です。鉄道撮影ポイントもいくらでもありそうで、機会があればゆっくり歩いてみたいもの。狭い谷から少しは広い平地に出てきたところが、Erstfeldの街です。Esrtfeldの駅舎も改装工事中で、駅は無人化されています。
Erstfeld駅も改装工事中でした
どうやら、ベーストンネルの開業に合わせて、あちこちでリニューアルを行っているようですが、ベーストンネルの出口はErstfeld駅の少し北側になるので、この区間も新線には含まれないことになります。まさか、第3セクター化するのではないと思いますが、どうなのでしょうか。
Erstfeldには、峠越えの機関車の基地があり、何両かの機関車が待機していますが、この機関庫も廃止になってしまうのでしょうか?
Erstfeld駅に赤い電気機関車待機中
貨物列車の補機が解結されたところ
いずれにしても、ここErstfeldにも緑の窓口はなかったので、さらに北のAlthGoldau(アルトゴルダウ)まで行くことにします。Sisikon駅付近になるとウルサー湖のほとりをゆきます。湖面と雪をいただいた景色がスイスらしいところ。
Erstfeld(1336)-[InterRegio 2324]-(1407)Arth-Goldau
美しい湖です
アルトゴルダウ駅は、ルツェルン方面とチューリッヒ方面に線路が分かれるポイントにまた裂き状態の駅舎があってちょっとわかりにくい。ここにはようやく緑の窓口がありました。
翌々日27日のGlacier Expressの指定券と、ユーレイルパスの効かない「Goschenen-Andermatt-Disentis」間の乗車券を購入できました。乗車券の方は△50%の割引乗車券で、駅員さんは初めはユーレイルパスでそのまま乗れるとかいっていたのですが、「氷河急行」の走る、マッターホルン・ゴッタルド鉄道とレーティッシュ鉄道という2つの私鉄のうち、前者は乗れないのです。
「いや、割引はあるが聞かないはず。」というと、きちんと調べて、割引乗車券も発行していただけました。ゲッシェネン-アンデルマット間の支線もマッターホルン・ゴッタルド鉄道となります。スイスではこういった私鉄の乗車券も国鉄と全く同じシステムで購入できるのも便利。
(日本だったら結構大変です。同じ新宿駅でも小田急のきっぷはJR窓口では買えないし、まして東武で日光に行こうと考えたスイス人はどうすればいいのでしょう。)
希望の指定席が購入できたので、先ほど通ったSisikonあたりで下車してみようと思ったのですが、切符を買おうと思ったところ、自動販売機が小生の日本発行のクレカを受け付けてくれない。さっき窓口ではちゃんとつかえたんだがなあ、ああでもないこうでもないとやっているうちに、Sisikonに停車するSバーンは発車してしまいました。現金の場合もおつりの金額に制限があるので注意が必要です。しょうがない次のIRでErstfeldに戻ります。
その間に駅構内のバーでサンドイッチを購入してランチとします。
Arth-Goldau(1452)-[Arth-Goldau]-(1523)Erstfeld
Erstfeld駅南側のカーブが結構いいポイントと聞いたことがあったので、そこに行ってみることにします。地図をダウンロードして、南に歩くこと30分、結構遠い。日本のように山に入る小路というようなのがほとんどないので、脇道に入れるところがなかなか見つかりません。ようやく線路が右にカーブする中間地点で、小路に入れました。
線路をアンダークロスしたところで、線路際に上れる斜面を見つけて・・・
南行列車が2本続きます。
ICNが車体を傾かせ通過してゆきます
さらに
スイスらしい山々をバックにInterRegioが行きます
続いて、北行の列車が通過します。
ちょうどアンダークロスを戻ったところに携帯基地局のアンテナの空き地がありましてそこから撮影できます。
Zurich方面に向かうInterRegio
機関士さんが気が付いて手を振ってくれました!ナイス!
ちょうどバスがあったので、Erstfeld経由宿に戻りました。
Erstfeldを発車するSバーン(普通列車)
こんなやつが止まっていました。
なんか、プロペラついてますが・・
新型のロータリー車か?
IRに乗って戻ります
Erstfeld(1723)-[ InterRegio 2429 ]-(1747)Goschenen
今日の夕食は・・・
鶏料理と・・・
地ビール!
ケッコウなお味でした!
朧月夜となりました
<続きます>
さっき鉄道ジャーナルを立読み(購入せずスミマセン)したら、スイスの記事があり、ひょっとして、と思いました。
しかし、スイスの鉄道も大変換期のようで、行くなら今のうちですね。
by Cedar (2016-05-15 02:48)
まるで、富士通さんのアノ番組を、日曜の朝から観ているようです。
Cedar先輩のコメント「行くなら今のうちですね。」ぐっさり!
リス印ビール!カッケェェェ!飲みテェェェ!
by hanamura (2016-05-15 09:42)
車窓から眺める湖と雄大な雪山が
いかにもスイスらしい風景ですね〜(^^)
春を感じさせる麓の緑も爽やかで、
赤い列車が映えますね☆彡
by あおたけ (2016-05-15 16:40)
拙ブログへのコメントありがとうございます。
長瀞ライン下り、結構楽しめます(^▽^)/
by johncomeback (2016-05-15 20:23)
Cederさん
九州ほどの国に5000Kmも線路があるスイスですが、車社会ですからスイス国内の旅客は厳しいとは思いますが、ヨーロッパの貨物の回廊としての重要性はまずばかりではないでしょうか。地方のローカル線をずっと維持してほしいとは思います。
by やまびこ3 (2016-05-16 21:35)
hanamuraさん
ほんとにもう、世界の車窓からですわい。どこを撮ってもへたくその私でも絵になります。EICHHOFはルツェルンのビール会社ですが、今ホームページを見ようと思ったら生年月日を2回入れないと見れないようになっているのに驚きました。未成年対策なんですかね?
by やまびこ3 (2016-05-16 21:42)
あおたけさん
湖に沿って走る区間でも写真撮りたかったです。今回は時間がなくて残念。今年はあおたけさんの欧州出張はないのかな?
by やまびこ3 (2016-05-16 21:43)
johncomebackさん
贅沢な話かもしれませんが、肉ばかり食べていたので、おいしい魚を食べたくなりました。
by やまびこ3 (2016-05-16 21:44)