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[ 改めまして]アルプスの峠を訪ねて(その12 最終日です) [やまびこ(旅日記)]

※誤って書きかけの記事をアップしてしまいました。申し訳ありません。
大幅に追記しております。


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アルプスの峠を訪ねて
(その12 最終日です)



5月5日 最後の朝です。


出発までの間、中央駅を観察に行きます。

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朝早くから通勤・旅行客でにぎわっています



昨夜見送ったCNLの姉妹列車がホームに入ってきました。


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アムステルダムからのCNL


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こちらはICE






ちょこっとカールスプラッツまで散歩して様子を見てきます。

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フライトの2時間前に空港につくようにホテルをチェックアウトして、Sバーンに乗ります。ミュンヘン空港は1992年に開港した新しい空港で、成田空港の建設を反面教師として徹底した地元との協議、環境対策を講じた空港として当初ニュースになっていました。Sバーンで40分ほどというアクセスのよさも羨ましいところです。
Sバーンで4ゾーン、10.8ユーロとあまり安くはないMVGの切符を買って、ミュンヘン中央駅地下のSバーンホームに向かいました。市内から空港へはS1とS8の2つの路線が運行していて、両者を合わせると20分おきに乗車チャンスがあります。(経路は異なっていて、両方を合わせると環状線のような形態になっています。)ミュンヘン中央駅では同じホーム両側から出るので早く来た方に乗ればよいというわかりやすさです。

西周りのS1系統がやってきたので乗りこみます。
すぐに地上に出て、中央駅西側の広大な鉄道の線路群を見て進んでゆきます。ICEの姿が何本も見えました。

しばらく進むうち、車内の掲示版に一向に「Flughafen」という名前が現れないのが気になってきました。たしか、ホームの掲示では「Freising/Flughafen」となっていたと思うんですが・・・。
車内にはスーツケースを抱えた人の姿もないし、これは、間違えたか?!
路線図を見ると、Freisingといのは、空港の西に出た支線上の駅で、これはどこかで乗り換えるのかな?Freising行とFlughafen行の交互運転だったりして・・・

分岐駅のNueFahrnが近づいたところで、
「Freising行と空港行きがわかれて運転します。前4両はFreising行、後ろ4両が空港行きになります。」との車内放送が入り(幸いにして英語もありました、)、納得しました。今乗っているのは前の4両だったわけです。しかし、このような案内、中央駅ではなかったような気がします。
NueFahrnで下車して後方に移動。同じような大荷物の人が何人もいて、ぞろぞろ移動しておりました。空港行きが後から発車するように組んでいるのも合理的ですね。

さて10時過ぎ、空港駅に無事到着しました。
しかし、ミュンヘン国際空港、広い!ミュンヘンからローマへのフライトはシティライナーという子会社の運行なのですが(機体はアリタリアのA319でしたが)、ミュンヘンではエアベルリンにチェックイン業務を委託していて、ターミナル2にあるこのエアベルリンのカウンターまで速足で10分弱、着いたところがお定まりの大行列。わけがわからないけど、アリタリアの看板に出ていたところに並んで、30分。ようやくチェックインできましたが、この便については、ローマから先のボーディングパスは出せませんということで、荷物はチェックイン出来たものの、シートが決まらない状態でターミナルに行きます。
シェンゲン協定の中なので、パスコントロールはないもののボディチェックは1か所あり、待合室についた時には残り1時間を切っています。買い物する時間もあまりないのですが、ドイツの最後にビールでも楽しもうと数人が列を作るカフェのカウンターに並んだものの、全然進まない。
どうやら、団体で来ている客がみんな仲間の分も注文するものだから1人で6,7杯のビールを持って戻ってゆきます。たっぷり15分以上かかってようやくドイツで最初で最後のビールにありつきました。

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なんか、並び疲れた


EUで一人勝ちといわれるドイツですが、思わぬところでドイツの景気のよさを味わいましたよ。

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やっとここまでたどり着いた


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にぎわうターミナル



A319は少し遅れて、13:50ローマ空港到着。乗り継ぎカウンターでボーディングパスを出してくれると思ったら、今度は搭乗口で発行するからすぐに行きなさいと・・・
え~ん (´_`。)グスン

今度も別ターミナルでたっぷりあるかされて・・・
今度はパスコントロールがありますが、EU市民で無いほうは大行列、ここでも30分以上かかって、X線検査を終えたころには、ぐったりですわ。


ようやく、搭乗口のカウンターにたどり着いた時にはすでに、搭乗が開始されていました。
おまけに割り当てられた座席は、中央のドア前のA席というゲゲゲの席。買い物する時間はありませんでした。

乗ってみると、超々ラッキーなことに隣のB席は唯一の空席で、不幸中の幸い、何とか体力を維持できました。

Munich(1200)-[AZ437]-(1340)Rome
Rome(1520)-[AZ784]-(1030+)Tokyo

アリタリア、疲れました。
今調べてわかりましたが、アリタリア航空、エールフランス傘下に入るのはうまくいかなくて、今はエティハド航空の傘下にあるのですね!アラブ首長国連邦のアブダビの航空会社ですよ。驚きました。上の写真のALITALIAのボードの前にETIHADのロゴが付いているのはそういうことだったんですね。


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ローマよさらばじゃ!



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青い地中海を見て



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教科書に乗っていたイタリア・ティベレ川の河口の三角洲


まあ、エコノミークラスでは爆睡ってわけには行きませんが・・・


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翌朝成田到着



長らくお届けしてきたアルプス鉄道撮影記もようやく、最終回となりました。2か月でと思っておりましたが、情けない文才の無さ、3か月に及ぶ長い連載となってしまいました。最後までお付き合いいただいた皆様、ありがとうございます。
帰国後、ニュースや雑誌誌上でゴッタルドトンネルの試運転が取り上げられることが多くなり、この夏は日本からも乗車・撮影に行かれている方も多いのではないかと思います。
本格開業まであと4か月、無事開業の日を迎えられ、アルプスの環境対策としても一助となることを期待しています。


<大団円>

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コメント 2

schnitzer

長時間飛行機に乗るときに隣の席が空席だとちょっと得した気分になりますね。
私の場合、エコノミー専門なもので・・・(泣)
by schnitzer (2016-08-15 21:15) 

やまびこ3

schnitzerさん
今回はGWの帰りの便で、ほぼ満席でしたので、偶然とは思いますがラッキーでした。
ヨーロッパでの乗り継ぎ、大きな空港での乗り継ぎは要注意ですね。
by やまびこ3 (2016-08-16 06:49) 

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