ニッコー!けっこう!特急電車 [はつかり(鉄系)]
ニッコー!けっこう!特急電車
10月も末、ようやく本格的な紅葉シーズンになりました。関東の紅葉のメッカ、日光に向けても各方面から臨時列車が運転されています。
JRではほとんど臨時列車団体列車の運転がないのですが、この週末、千葉県からの珍しいルートでの団体列車が運転され、豊田電車区の189系電車が走りました。
富士五湖方面の快速電車も受け持っている豊田電車区の189系3本あるうちの国鉄特急色M51編成が当該団体列車に使われる確率はかなり高そうでしたので、この機会にJR日光線まで行ってみることにしました。天気は関東南部は曇り予報だったのですが、北部は奇跡的に晴れる予報。山沿いの雲がどこまで切れてくれるかは賭けになりますが、チャンスはありそうでした。
10月29日(土)
日光に行くならやはり東武でしょというわけではるばる北千住まで行って、日光方面への快速を捕まえます。
北千住(721)-[東武快速]-(903)下今市
鬼怒川温泉行4両の後ろに2両編成の東武日光行きがつながっていますが、北千住で早くも立ち客が出てくる混雑。何とかボックス席の一角を占めることができましたが、もっと増結するとか、せめて日光方面を4両にはできないものですかねぇ。停車するたびに少しづつ入れ替わりはありますが、下今市まで空席が出ることはありませんでした。
下今市駅、駅前は区画整理事業の真っ最中でした
日光連山を背景にする有名ポイントは下今市の次の上今市が近いのですが、この時間帯停車する普通電車がないため、下今市で下車して、道の駅に寄って、自転車を借りてゆきます。1日700円で駆り出したママチャリでレッツ・ゴー!
わずか10分ほどで、田んぼの中の撮影ポイントに到着します。1枚目の写真です。残念ながら日光連山に雲がかかっていて、少しづつ動いてはゆきますが、東風が山にあたって雲が湧いているようで、山の姿は拝めません。左端に男体山、右手に女峰山が連なっていますが、その鞍部ばかりが目立つ様子です。
日光線仕様の205系電車がやってきました。
快晴なんですけどねえ
2本目がトップの写真、男体山のあるべき位置も入れてみますが、ただの風景写真ですねえ。
さて、千葉からの団体列車、期待もむなしく雲は切れず・・・
特急色の189系M51編成が上ってゆきました
せっかくの青空なのですが、山は見えません。この列車の帰路の運用は夜暗くなってからなので、これでお終いです。
さて、日光に向かうもう一つの・・・というか、主流になっているのが東武鉄道の日光線。こちらにも昭和の急行電車を使った臨時列車が運転されています。
かって、両毛線の急行電車に使われていた1800系電車をつかった臨時快速電車、そしてその電車を改造してリニューアルされた300系電車をつかった臨時特急「きりふり」が運転されているのですが、最初の快速と1本目の「きりふり273号」は時刻が重複しているので、もう日光に向かって行ってしまいましたので、2本目の臨時特急「きりふり275号」が目標となります。
下今市の東側のカーブ付近に移動。うまい具合に田んぼをバックにした構図がとれそうでしたのでお手軽ポイントで撮影開始。
さっそくやってきた6000系普通電車
続いて・・・
「きりふり」運用の300系が回送されてきました
かっこええの~
下り電車ももちろん
水色の「粋」編成スペーシアが下ります
紫色は「雅」編成
そこにやってきたのは・・・お~!
臨時快速運用の1800系が回送されてきました
回送時刻は把握していなかったのですが、新栃木まで回送されるものと思います。ラッキーです!
このポイントでもたくさん撮りましたが、最後に2カット。
「日光詣スペーシア」塗装のスペーシア
日が陰ってしまいましたが、これも見たかった車両です
「きりふり」ヘッドマークを掲げた「きりふり275号」
これもかっけ~なぁ~
さて、1800系の臨時快速が日光から上るのは16時過ぎ。レンタサイクルは16時までに返さなくてはいけないので、ここにとどまるのは得策ではないと思いまして、南に上ることにしました。
下小代付近が有名なポイントなのですが、ロケハンしながら上ります。昼間の普通列車は2時間に1本しかないので、大変です。
下今市(1312)-[普通]-(1325)板荷
このあたり、土地勘が全くなく、明神のあたりもいい感じの森があったのですが、大築堤があった板荷-下小代がいいかと思われます。
板荷で下車、北側の川沿いのあたりから畑や田んぼの間を抜けてゆくいい感じになってきました。
「日光詣」スペーシアが下ります
上りの快速電車6000系
JRの急行電車並みの設備を持つこの電車、この時期は大活躍です
調度、通信ケーブルの交換工事で、作業員の方が10人ほど集まってこられていて、結構速いスピードでん北に向かって線路際のケーブルの張替え(コンクリート溝の中のやつね)をしていました。
さらに北上して、築堤の部分にやってきました、ここにしばらく拠点を置くことにします。広々とした農地の先に巨大な築堤が伸びていて気持ちの良いところです。
スペーシアが30分ごとにやってきます
「雅」編成が築堤にかけ登ります
午後遅い時間、少しずつ青空が見えてきました。
「サニーコーラルオレンジ」塗装のスペーシア
田んぼの中の柿の木を何とか絡めて撮ろうといろいろかなが得ているところへ・・・
来た~ \(@^o^)/ <キャッホー!!
1800系が帰路の運用に備えて回送されてきました!
緑深い山峡を行く深紅の車両
本来、日光専用の車両ではありませんでしたが、緑深い日光の山並みに似合います。
たまにやってくる普通電車は2両か4両の6000系電車
日が少しづつ西に傾きますが、雲が切れて青空が広がってきたのはラッキーです。
さわやかな空の下スペーシアが走る
少し場所を変えてカキの木のたもとに行ってみました。
6000系快速の6両編成が浅草に向かいます
「日光詣」のゴールデンスペーシアがやってきました
「日光詣」編成は2本あるので、結構目にする機会は多いのです。
そこにやってきた下りの「日光詣」スペーシア
ギラリの時間が近づいてきました
「きりふり294号」が上ってゆきます
ギラリを残して上ってゆきました
そこにひょっこり現れたのは・・・
スカイツリートレインが下ってきました!
これは完全にノーマークでした!
どんどん日が傾いてきました。あと何本撮れるか?
6000系快速が下ってきました
続いて北上するのはJR251系電車の回送列車のようです
太陽が最後の輝きを放つころ・・・
「日光詣」スペーシアがギラリと輝きました!
この直後、太陽は山の端に沈んでいきます。
1800系の臨時快速は日没直後
平地だったら日が当たっているのですが仕方ないですねえ
すっきりした空気を十分味わうことができましたので、満足して帰路につきます。
板荷(1706)-[東武普通電車]-(1714)新鹿沼
新鹿沼(1721)-[きぬ134号]-(1832)北千住
ハロウィンで大騒ぎの東京に帰ってきたのであります。
<お終い>
こんばんは
29日の東京は雲ってたので家にいました
北関東はお天気だったんですねー
臨時快速の上りは板荷あたりで日没なので
回送電車を狙うのがよさげですね
by gardenwalker (2016-11-03 23:23)
ぎゃぁぁぁ~!思いっきり出遅れた。ニッコー!けっこう!特急電車!!
「こでらんねぇなぁ!」=たまりません!(栃木弁だそうです。)
あああ!東武☆オールスターズ!大変結構で御座います!
ブフォ!(吐血) ブ~!(鼻血)毎度ビロウで申し訳ありません。
by hanamura (2016-11-05 16:46)
gardenwalkerさん
こんばんは。臨時快速の回送は板荷15:20ごろ下ってゆきました。
春の運転ならもっと南でも上り本運転をキャッチできそうですが、500系新型特急も春にはデビューするので、いつまで1800系が走ってくれるものか?ちょっと心配になります。
by やまびこ3 (2016-11-05 21:11)
hanamuraさん
日光、市内の紅葉にはまだ早いのですが、外国人にも人気があって混みあっています。片道は宇都宮によって一杯やりたいところでしたが、毎回毎回飲んで帰るわけにもいかず・・・。
軽く飲める日本酒BARないでしょうかねえ。
by やまびこ3 (2016-11-06 18:59)
深い緑の山々に、1800系の赤がよく映えますね~(^^)
1800系、個人的になかなか撮影機会がないのですが、
一度じっくり撮影してみたいです。
by あおたけ (2016-11-07 21:48)
あおたけさん
広い平野を走る東武鉄道もいいですが、日光に近い山峡の緑の中を行く姿もいいですね。500系の投入も近いので、1800系の行方も気になりますが、末永く走ってもらいたいもんです。
by やまびこ3 (2016-11-08 21:04)