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水鏡を求めて東武線行脚(2017GW その2) [はつかり(鉄系)]

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水鏡を求めて東武線行脚(2017GW その2)
2017.4.30 東武鉄道臨時電車撮影記


前日の外出中、ネットを見ていたのですが、その中に「東武鉄道がGW中に臨時電車運転!というグッドニュースがありました。
東武鉄道の優等列車といえば、看板列車の「スペーシア」、新型の「リバティ」のほか、伊勢崎線系統の「りょうもう」用の200系、臨時特急用の350系があります。「スペーシア」のサポート的な運用があった300系は4月に引退しました。この300系の改造の元になったタネ車が1800系で、いまは1編成のみが大きな改造されず春秋の臨時快速として運転されていました。4月21日のダイヤ改定で、浅草-日光間を結ぶ料金不要の電車は全廃となり、300系を使用していた「きりふり」とともに終焉を迎えたと思っておりました。てっきり1800系の臨時列車ももはや走らず、走るとしても団体列車しかないと思っていましたので、予想外の展開でこれを記録しておきたくなります。


というわけで、4月30日は東武沿線に出かけます。
地図を眺めつつポイントを選びますが、幸手のあたりに水田が広がっていたのを思い出しました。早朝、北千住から北に向かう電車に乗って車窓を眺めつつ地図を見てゆきます。
幸手あたりが水田が広がっていました。今は北千住からの区間急行からの乗換駅になっている南栗橋に向かいます。幸手-南栗橋間の水田は各所で田植えレディの状態になっているのがわかりました。
南栗橋に到着、2面2線の中規模駅ですが、非優等列車の接続駅になっているところで、小田急線でいえば新松田くらいの感じでした。大違いなのは周辺の施設で、東武の伊勢崎・日光線系統の車両を一手に引き受ける南栗橋検車区が隣接しています。そういう意味では小田急線の相模大野みたいな存在なのです。


南栗橋駅の電留線で6000系をトップに挙げましたが、南栗橋以北の急行電車を引き上けて休ませていることろです。

もう少し南側の水田を目指して10分ほど進みます。
アウトカーブからうまい具合に水田越しに撮影できそうな場所に到着しました。といっても道路越しになるのですが、道路にガードレールがないのは幸いです。この場所をベースにすることに決定!

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「スペーシア」が上ってゆきました
カッコイイです!



ラクロスの道具を抱えた高校生が三々五々通ってゆくんですよね~。大会でもあるのかしら。

さて、目的の1800系電車が下ってくる時刻です。

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1800系臨時電車
後追いですが、東武らしからぬ真っ赤な塗装のまま走り続けています


今シーズンは急行でも快速でもない「臨時」として走っています。

そこにやってきたのは・・・

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伊豆急電車?いえいえ、東急の8500系がこんなところまで


南栗橋まで半蔵門線と田園都市線が乗り入れていたのですね。このほか、東武、メトロ、東急の半蔵門線乗り入れ各形式が遠征してきていました。


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新鋭の500系リバティ
まだ本数は少ないようです
リバティでは車内販売とかがないのが残念です



先ほどの1800系臨時電車は日光到着後夕方の上りまでの間、基地のある南栗橋まではるばる回送されてくるということでしたので、南栗橋の北側に行かなくてはいけません。南栗橋以北で水田のありそうだった、栗橋-新古河間の利根川橋梁に向かう大築堤に行ってみます。南栗橋から東武に乗って一駅、JRをオーバークロスした栗橋で下車し、さらに先に20分ほど。広大な農地が見えてきましたが、水田と麦畑が半々で、水鏡は難しい。


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臨時特急「きりふり」運用の350系



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「日光詣」のスペーシア



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ぶったぎられた区間急行の6000系



麦畑の後ろ側の水田で田植えが始まったようです。

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リバティが3両だけで上ってきました



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JRから乗り入れる「日光」号です



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1800系が戻ってきました
真っ青な空に真っ赤な車両がまぶしいです



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どこまでも高い空、青い空



復路の臨時電車は以前出かけた板荷に行ってみましょう。
良く写真に撮られている楡木付近は水田よりも畑が多いようでした。
北鹿沼-板荷間の水田(棚田)がいい感じだと思いまして、板荷下車後、北鹿島方面に戻ることにしました。


こちらに来たら風が強く、立地の良い水田があっても水鏡にはなりませんです。はい。


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区間急行の6000系



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黄金の日光詣「スペーシア」



さらに南に広大な水田がありました。ここに腰を落ち着けて・・・


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リバティ来る!



この時間になると北上する電車が正面に陽を受けます。


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すっきりした構図で撮れました



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スペーシアもいろいろな色ができて大変です



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1800系の回送電車が北上してきました



さて、帰りの臨時電車はどうしようか?
このあたり、板荷の北側より西側の山が低いので夕日がギリギリまで当たりそう。
西日にギラリを期待してこのあたりでポイントを探します。


水田南西側、水路の堤防があって一段高いところから狙ってみます。

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リバティが南に向かいます



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JR253系、西日がきれいに当たり始めました



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おお、ギラリ来ました~!



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ああ~、後ろの方が山の影に入り始めた~



そして、1800系「臨時」
なんとかポイントを工夫して、ギラリと行きたいところ。


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ギラリ!?1800系電車



かろうじてギラリを映しこんだのですが、画面を見るとこの時間、風が急に収まって美しい水鏡になっているではありませんか!ガ~ン!もっと下を入れなくては行けなかったんですが、この部分水田が三角に絞り込まれているので、畦にかかってしまいそう。う~ん、2兎を追うもの1兎しか得られず。



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コメント 4

hanamura

栃木が海になったかのような、田植えの時期が好きです。
リバティ!いい色合いですねぇ~。クーラーバッグ持って乗りたい。
by hanamura (2017-05-09 06:53) 

やまびこ3

hanamuraさん
”海になったかのような”・・・日本全国津々浦々に水路を張り巡らせて田んぼを作った先祖に感謝しています。
by やまびこ3 (2017-05-11 07:22) 

あおたけ

水鏡に映った1800系、
赤い車両が風景に映えていいですね〜!
ホント、この車両は東武らしくないような、
ビビットなカラーリングですよね(^^)
都心のほうに乗り入れなくなった6050系も、
しっかりと撮る事ができて、
いい記録の機会だったのでは無いでしょうか。

東武といえば、
SLに向けた客車の試運転が始まりましたね。
by あおたけ (2017-05-11 19:56) 

やまびこ3

あおたけさん
東武らしくない1800系の深紅の塗装。貫禄ある貴婦人を思わせます。
水鏡は今一つだったので来年に期待しますが、何とか末永く走ってほしいものです。
SLは運行距離があまりに短くてどうかと思いますが、3往復もするとなるとファンが集まるのでしょうね。
by やまびこ3 (2017-05-16 00:28) 

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