2017お盆休み西国遠征(その5) [やまびこ(旅日記)]
2017お盆休み西国遠征(その5)
8月18日
引き続き、お盆撮影旅行を、西国紀行としてお届けします。
翌日、広島で用件を作っていたため、この日福岡県から広島まで移動する計画でした。青春18きっぷで山陽路をただのぼるなら簡単ですが、それではつまらない。天気が良ければ日本海を眺めながらのんびり乗り鉄しようかなどと考えた挙句、前日に小倉まで進出。
山陰本線でも本数の多い、幡生-長門市間で、途中下車してできれば撮影をこなし、萩、益田へ。益田から山口線も考えたのですが、新山口-広島を普電で乗るのは長いし(「やまぐち号」にでも乗れるなら心動きますが、夏休みでもこの日の運転は無し)、新幹線ももったいない。結局浜田まで山陰本線を上って高速バスで広島へというルートとしました。
山陰本線西端部の撮影地ってほとんどネットなどに上がってこないので、地図を見て、あとは車窓のロケハンで途中下車ポイントを決めました。
小倉から下関まで、415系で関門トンネルを抜けます。
うまい具合にホームの反対側で待っていた滝部行きはキハ47の2両編成。
小倉(611)-[5122M]-(629)下関
下関(641)-[829D]-(735)湯玉
北九州貨物Tで待機する金太郎
関門トンネルに突入します
九州さん、しばしのお別れですじゃ
下関です
下関で顔を合わせる九州の415系と西の115系電車
タラコ色のキハ47で出発~
直前の接続電車で満員に近い状況になります。
山陰本線でも、幡生-小串間は下関や北九州への通勤・通学エリアなのか、朝の時間帯
ほとんどの駅で対向列車とすれ違う頻繁運転になっていました。
安岡ですれ違った859Dはキハ40系の4両編成
さっそく日本海と対面
福江で日本海と対面。さらに梅が峠で低い峠を越えて、再び日本海に出会うのが小串。ここから湯玉までの1駅間は海沿いの海岸段丘上を進んでゆきます。
深い藍色の日本海が目に沁みます。
小串ー湯玉間は断崖の上を行きます
湯玉駅に到着、ここで一段落とします
駅舎は調剤薬局になっていました
帰りにのぞくと大勢の患者で込み合っていました
湯玉で下車して海外沿いで撮影ポイントを探してみました。ここで2本落としすることで、3回の撮影チャンスが捻出できました。この区間国道が線路の一段上を走っています。
下りホームから地下道をくぐって上り側に出ると国道にに出ることができます。
しばらく南の方角に進むと海岸に出ました。国道と線路の間には樹木が生えていて、なかなか線路がはっきり見える場所には巡り合いませんが、一か所、道路が垂直に張り出しているところでポイントを見つけました。ここで1本撮影しましょう。
草木の中を行く下りキハ
ここで上り列車がカーブしてくるところを1枚。海が青いです。
さらに先に進みます。
福徳稲荷神社を横に見てさらに先に進みますと左側のがけ、大きく擁壁で囲まれた壁の上に、鳥居の列が見えました。
あれ、あそこは稲荷神社の一部か?!
あそこに上ればよさそうだけど、今から戻ったんでは間に合わないぞ。
ふと擁壁を見ると、擁壁の端っこの斜面に階段があります。
お、これを上れば擁壁の途中まで行けそう。10mほど登ったところに一段のお立ち台がありそこから海をバックに撮影できました。
上りのキハが通過します
北に向かいました
さらにここから山側に回り込んで、上まで上れそうなので頑張ってみます。最後だけ少し怖いところを上って、頂上の平たん部に到達。
絶景です。
足元がかなり怖い
下関行きがやってきました。
この時間帯単行の気動車です
足元の青い海をめぐって
藍は藍より青く
う~ん、感動しました。
ここは徳富稲荷の別宮のすぐ先でした。
お稲荷さんです
千本鳥居が連なっています
キツネさんも絶景を眺めています
「マムシに注意!」ドキッ!
冷や汗をかきましたが、帰路は千本鳥居を逆に抜けて、稲荷の本殿に抜けます。
こんなに立派な神社があるとは・・・
知りませんでした
さて、次の撮影地に列車移動します。
ふたたびキハ47に乗って着いた長門二見
海から離れ内陸に入り際の長門二見で下車島式ホームの無人駅。
岬をショートカットする国道トンネルの上の山からサイドを海バックで撮れそうでしたが、電線がかなりうるさくここは断念。海岸の堤防からはるかに海沿いを走るところを撮ることにしました。
海岸を走ってゆきました
ここまでで撮り鉄タイムはお終い。
ここからは乗り鉄三昧になります。
長門二見(1018)-[964D]-(1127)長門市
長門市駅
D51の車輪が展示されていました
構内に三々五々散らばっている気動車たちを見ると国鉄時代からあまり変わっていないようです。
長門市からは曜日指定運転の8594D。指定日のみ運行ですが2両編成のキハ47は座席がほぼ埋まる盛況。この列車が走らない日は9時台のあとは14時になってしまうという超閑散区間に入ります。
長門三隅を過ぎるとまたまた海が近づいてきて、素晴らしい青い海が見えました。
長門三隅-飯井間の青い海
どこまでも青い海
途中、東萩からはそのまま定期列車の1568Dになりますが、東萩で20分停車の間に駅前に出てみます。昼時を過ぎているので、何か食べられるものは無いかと店をさがしますが、お土産屋さんすら半分店を閉じているすたれぶり。自動販売機でかった飲み物でおなかを満たすしかないようです。あべさんも山口の地方再生が必要なんではないですかねえ。
東萩駅は城のようです
宇田郷-須佐間、またまた青い海
有名な宇田郷のコンクリート橋を渡ります
益田で乗りかえ。ようやくKIOSKでそばを買いました。なんかコンビニみたいんだなと思ってみると、JR西日本エリアのKIOSKはSeven Elevenになっていたのでした。
益田駅
再びキハ47に乗って
益田(1522)-[352D]-(1615)浜田
益田-石見津田間の青い海
どこまで行っても青い海
石州瓦の家が増えてきました
岡見で数年前まで岡見貨物がフライアッシュを運んでいた火力発電所を見て、浜田に到着。
益田以東は山口線からの特急「スーパーおき」や「スーパーまつかぜ」が走るようになって、賑わいを見ることができました。
火力発電所
浜田駅到着
浜田から高速バスで広島バスセンターに向かいます。
高速開通前は確か朝の3時ごろに浜田を出る広島行きの一般道経由のバスもあって、日本一早起きのバスと言われていたんですが、今は昔。お盆明けとはいえ夕方のバスは20人ほどの乗客を乗せて広島に向かいます。
石見交通の高速バスに乗ってGo
ICやPAのバス停にこまめに止まって乗客を拾って2時間半ほどで広島バスセンターに到着となりました。
広島泊
<続きます>
赤!赤!黄色!タラコ! ♪ タァ~ラコ~ ♪ タァ~ラコ~ たっぷり
私が山陰で「みすゞ潮騒」乗ったときは、雨模様でした。海空どんより
青い空、碧い海、タラコとのコントラストが、まぶしい!です。
by hanamura (2017-09-12 06:06)
日本海とキハ40系、絵になりますね
特にたらこ色が良いですね!
最近模型でも予定品が多く注目されてますね(^ ^)
by JR浜松 (2017-09-12 07:27)
hanamuraさん
キハキハ!黄色はパプリカ~!
益田以西乗ったの40年ぶりかなあ。ほんとに海きれいでした。列車本数と海の青さは反比例するのか!
by やまびこ3 (2017-09-12 21:03)
JR浜松さん
キハ40、JR東日本でも引退が近いようですが、最後に残るのは西日本のこのあたりになるんですかね。オリジナルより少し色が薄いように感じますが、タラコ色、青い海に映えます。
by やまびこ3 (2017-09-12 21:07)
山口県の日本海側を走る山陰本線って、日中は列車がほとんど走っていませんね。
あたしゃかつて益田から東萩や長門市へ向かって酒集めをしてやろうかと計画してみたことがあったのですが、鉄道もバスも使いずらくて断念したことがありました。
by skekhtehuacso (2017-09-12 22:08)
かつてキハ181系を撮りに行ったエリアで懐かしく拝見しました。
当時車移動の撮影だったので、列車内からの風景を味わえなかったのが残念。
by しおつ (2017-09-13 22:04)
skekhtehuacso さん
東萩―長門市間の本数の少なさはひどいですね。並行するバスもあるにはあるらしいですが。県庁のある山口に対して環状の線形になっているから需要がないのですかね。今回はローカル線でゆっくり沿線風景を楽しめてよかったです。
by やまびこ3 (2017-09-13 23:29)
しおつさん
キハ181やキハ58がいなくなってしまって寂しいですが、美し海、昭和の香りを残す鉄道風景など、なつかしい鉄道旅行を味わうことができて久しぶりに楽しめました。
by やまびこ3 (2017-09-13 23:31)