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南ドイツ鉄道探検記(7) [やまびこ(旅日記)]

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南ドイツ鉄道探検記(7)



4月30日<この記事は非鉄です>
南ドイツ最大の観光名所、ノイシュバンシュタイン城に行ってみた。

平日でバイエルンチケットの利用開始時刻が9:00なので、ミュンヘン市のInnneraum地域の1回券ではずれのPassingまで行ってそこからバイエルンチケットの有効時間に入るように計画。
何しろ2人で31ユーロですから、これを有効に使いたい。
HBF 8:52発のREでBuchloeへ。ここで、Fussen行きのローカル線気動車に乗り換えます。Biessendorfで本線と別れると、単線となった線路は一段とひなびた地域を走ります。美しい牧場や教会、小さな湖を見ながらバイエルンアルプスの懐に入ってゆきます。

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バイエルンアルプスが近づいてきました

2時間半後、窓口に着く直前に
「15:00 Audio Guide」の枠が出てきました。
これはガイドが付くのではなく、美術館などにあるICレコーダによるガイドで、日本語もあるのでかえって好都合。ガイド付のツアーは17:30ぐらいのが表示されていましたので、ラッキーです。


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なんとかチケットゲットしました
ディズニーランドのシンデレラ城みたいなもんです



2時間半行列して、ようやくチケットを入手しました。本当はもう1か所ふもとのホーエンシュバンガウ城も行きたかったけどもはや無理。


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さて、かなり腹がへったので、スタンドのブルスト(ソーセージ)でもたべましょう。


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ドイツのソーセージは世界一~


10分前までに白の入り口に集合せよ。とのこと。歩いて登ると40分と書いてありましたので、シャトルバスで上ればいいやなどと考えていたのですが、バス乗り場を探して行ってみると・・・

が~ん!が~ん!が~ん!

大行列、これではいつ乗れるかわからない。時刻はとみれば・・・

14:40分になっています。

やばい、40分の登山を半分で上らなくてはいけない・・・
ソーセージなんか食べている場合ではなかったんです。

やばいやばい!田中陽希になったつもりで駆け上ります。馬車でも行けるのですが、その馬車も追い越して上ってゆきますと・・・


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ノイシュバンシュタイン城まで・・・10分?



あれ?!10分?・・まだ上り始めたばっかり・・・
40分ってどこから出た情報なの?

というわけ10分前には余裕をもって到着しました。


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ノイシュバンシュタイン城の正門前に到着



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正門近くから東を望む



こっちの山に登るロープウェイからのノイシュバンシュタインの正面映像がよく絵葉書になっています。

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ここで、しばらく待機、時間になるとバーコードをかざしてターンバーの入り口を通過できます。
実はノイシュバンシュタイン城は30数年前に一度来ています。その頃も有名な観光地だったけど
この混雑はすごいなあ~。
バイエルン王国のルートビッヒ2世が作らせた中世のような城ですが、作られたのは1880年代と明治になってから、国王の懐古趣味で中世のいろいろな様式を取り入れて建設されたそうで、その時代の代表的な建築とは認定されないので、世界遺産になることはありえないのだそうです。
さらに、完成間近に失脚し、間もなく亡くなってしまったため内部は未完成の部分も多く、例えばベルサイユ宮殿やシェーンブルン宮殿のように豪華絢爛というほどでもないのです。

とあれ時間になりましたので、城に入ります。ガイド装置を受け取って、らせん階段を上ります。


(内部は撮影禁止)

なので、映像はありません。

次々と部屋をめぐらされて10室ほど見学して30分ほどでツアーは終わり。
出口近くのテラスから見るふもとのホーエンシュバンガウ城と湖の絵(ここは撮影可能)が一番いいかな。


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絶景です!ここに城を作った理由がわかります



とりあえず、城を見学したという実績ができました。

今度は城の裏手にある渓谷にかけられたマリエンブリッジからの眺望を見にゆきます。途中の展望ポイントからホーエンシュバンガウ城の眺めを楽しんだ後、森の中の小道をゆくとマリエンブリッジで観光客でごった返しています。


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城を回りこんで



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少し離れたところから



展望台があります。


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森の中の歩道を進むと



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峡谷にかかるマリエンブリッジが見えてきました。

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満員電車みたい!
こんなに人が入っても落ちないんだろうな?



左手がノイシュバンシュタイン城に面してます。

込み合う人込みをかき分けて進みますと・・・


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美しい構図で1枚
ここからの眺めは絵ハガキにもよく使われる絶景です。



満足しました。


これで、今日の観光は終了。疲れました。TDRにいったみたい。

また混みあったバスでFussenへ。ここからの列車もほぼ満員の盛況でミュンヘンに戻ります。



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帰りの列車は218型の推進運転でした



<続きます>







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コメント 4

skekhtehuacso

218型というのですか、この機関車。
なんとなくではありますが、あたしゃこの写真を見て、かつてのDD54を思い出しましたよ。
by skekhtehuacso (2018-06-10 20:34) 

やまびこ3

skekhtehuacso さん
こんにちは。DBの218型の原型はV160(その後DB216型になりました。)という液体式ディーゼル機関車ですが、DD54もこれに狭軌台車をはかせて、中間台車を無理やり取り付けたのがDD54ですから兄弟機関車といってもいい存在です。218型は正常進化した出力増強型ですが、DD54は中間台車をはかせるため推進軸を迂回させるというような、無理は設計変更を行ったのと、1970年代の国鉄の内燃機関整備の実力からうまくいかなかったようです。218も数を減らしていますが、40年たった今もバリバリの現役です。

by やまびこ3 (2018-06-13 20:42) 

Cedar

218はかっこいいですね。DD54の悲惨な生涯(推進軸が落ちて棒高跳び状態の事故とか嗤えない笑い話)とは大違いの長生きですね。
by Cedar (2018-06-13 22:44) 

やまびこ3

Cedarさん
こんなのが重連でぶっとしているとは、さすがディーゼル王国ドイツですね。DD51と同時期に1エンジンでそれ以上の出力のエンジンを搭載していたのもたのもしいです。
by やまびこ3 (2018-06-15 21:18) 

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