リアス線開業 [はつかり(鉄系)]
リアス線開業
3月23日
リアス線の開業日。といってもこの日は開業記念列車が4往復運行されるだけで、これらの列車は抽選で選ばれた方のみが乗車できるので実質的な開業日は翌24日になります。
記念列車は昼近くからしか動かないし、往復乗車しかできないようだったし、何より応募しても当たらないというわけで、今日は沿線で開業の様子を見守りたいと思います。
盛岡から宮古へのJR山田線の内陸区間、この区間の宮古行き始発は信じられないことに11時5分発の快速「リアス」。これではどうにもならないので、(まあこの日は臨時の全車指定「さんりくトレイン」が8:55発で運転されてはいたのですが)106急行バスで宮古に向かいます。1時間に1本以上走っている急行バスで、宮古まで2時間半ほどで結んでいます。盛岡の中心地からの乗車できるので7時前のこのバスをキャッチ。宮古に向かいます。
106号線。私が盛岡に在住していた45年ぐらい前は、舗装も満足にされていない羊腸の小径でバスの運行なんて考えられなかったのですが、1978年、改良なった国道106号線を使って盛岡-宮古間の運行を始めた岩手県北バスの106急行は大成功。国鉄~JR山田線は今や瀕死の状態といってもいいくらいです。
7時前の便ですがおよそ半分ほどの乗客を乗せてバスは快走。難所の区界峠も快適なドライブで過ぎてゆきます。この区間もさらに改良工事が行われていてすでに部分的には供用された高規格道路は山田線の息の根を止めてしまうのでしょうか。
宮古に近づくと道路工事の関係で片側交互通行が現れますが、大した重体になることもなく9時半前宮古駅前に到着しました。
駅舎に行列ができていますが・・・・
後で買うことにして、駅前広場を見渡しますと、開業記念の出店の前に何やら人だかりができています。地元放送局の開業特番らしく、TVカメラも入っていますが・・・・
これはこれはさすがでございます。いろいろあったけどがんばってね。
さて、駅周辺を観察します。
三陸鉄道の関係者もあわただしい中、バッチを記録させていただきました。
宮古駅裏に市役所がありそこに駅の上を越えてゆくことができる連絡通路があるのですが、この転落橋に登ってみますと駅構内がよく見えます。三陸鉄道の気動車が多数、一方JRのキハ110は2両だけと勢力がわかります。
釜石から宮古への一番列車の方が先に釜石を出て、宮古には13:22に到着する。宮古からの一番列車は12:00ちょうどに釜石に向かうという時刻が発表されていました。
釜石発が本当の一番列車になるわけですが、この列車は車両基地のある都から早朝回送されていったのが朝のニュースで放送されていました。
いずれにしろ宮古近くでは12:00発の南行列車が一番列車になるわけです。上下の一番列車を宮古の近くでキャッチしようと考えました。お手軽なのは閉伊川の橋梁で地図で見ると上下とも鉄橋を撮影できそうな感じ。
でも場所が便利だから混んでいるかもな・・・と思い40分ほど前に津軽石川の対岸に行ってみますと、案に反してだ~れもいない。結局この場所には10人ほどが集まっただけでした。
ここで撮影したのが以前にもご紹介した、トップの一番列車。
続いて、釜石発の開業記念列車。反対側に回りまして、今度は漁港の景色と絡めて撮影します。
同じヘッドマークですが、こちらはこたつ列車を先頭にした4両とゴージャスな編成です。地元の鉄道ファンが「4両編成なんて走ることないからこれは記録しておかないと」といっていました。
この後、宮古釜石間のどこかで数カット記録したいと持っていたのですが、よく考えると今日は土曜日でバスの本数が少ない。時刻表をよく観察すると宮古側の県北バスと釜石川の岩手県交通の結節点となる船越の道の駅やまだあたりで待機する以外はなさそうです。
撮影ポイント近くの宮古信金前で県北バスの船越駅行きを捕まえて南へ。
開業列車見物のお客さんも含めて大変な混みようです。それも今日限りかもしれません。
乗り合わせたおばさんが、明日から減便になってしまうのでかえって不便になるとぼやいていました。
途中海岸沿いを走るポイントは少ないのですが、どこも巨大な防潮堤が建設中で、勝手の景色は望めないようです。
道の駅の食堂でランチとします。
道の駅の向かいには、クジラの博物館があります。
この近くでリアス線を撮影できる場所を探します。船越半島へ向かう道路のこ線橋に行ってみると下の踏切が鳴り始めました。
背後の堤防は工事中です。
一駅北側の織笠の方に向かってみますと、山田湾のカキの養殖いかだがキラキラ輝いて美しい。
ちょっとだけ高くなった台のような場所が国道沿いにあったので、ここで上下列車を待ちます。
その間、激しく雪が降り出してほとんど見えない時間帯もありましたが、どうなることかと思ったのも一時で何とか天気は回復しました。
なかなかいい景色です。実は山田線、海の見える撮影ポイントは意外に少なくてこのあたりと浪板海岸ぐらいしかありません。
この後、翌日に備えてここから南の岩手船越駅の先当たりまでロケハンして、県交通バスで釜石に向かいました。
釜石で海のものでもおいしくいただくはずだったのですが、泊まった駅付近にはスナックぐらいしかない模様。タクシーに乗って出かけるのも面倒くさく、コンビニで済ませてしまうという情けない状況となってしまいました。
<続きます>
3月23日
リアス線の開業日。といってもこの日は開業記念列車が4往復運行されるだけで、これらの列車は抽選で選ばれた方のみが乗車できるので実質的な開業日は翌24日になります。
記念列車は昼近くからしか動かないし、往復乗車しかできないようだったし、何より応募しても当たらないというわけで、今日は沿線で開業の様子を見守りたいと思います。
盛岡から宮古へのJR山田線の内陸区間、この区間の宮古行き始発は信じられないことに11時5分発の快速「リアス」。これではどうにもならないので、(まあこの日は臨時の全車指定「さんりくトレイン」が8:55発で運転されてはいたのですが)106急行バスで宮古に向かいます。1時間に1本以上走っている急行バスで、宮古まで2時間半ほどで結んでいます。盛岡の中心地からの乗車できるので7時前のこのバスをキャッチ。宮古に向かいます。
106号線。私が盛岡に在住していた45年ぐらい前は、舗装も満足にされていない羊腸の小径でバスの運行なんて考えられなかったのですが、1978年、改良なった国道106号線を使って盛岡-宮古間の運行を始めた岩手県北バスの106急行は大成功。国鉄~JR山田線は今や瀕死の状態といってもいいくらいです。
7時前の便ですがおよそ半分ほどの乗客を乗せてバスは快走。難所の区界峠も快適なドライブで過ぎてゆきます。この区間もさらに改良工事が行われていてすでに部分的には供用された高規格道路は山田線の息の根を止めてしまうのでしょうか。
道の駅「やまびこ」でトイレ休憩
宮古に近づくと道路工事の関係で片側交互通行が現れますが、大した重体になることもなく9時半前宮古駅前に到着しました。
昨日から宮古駅は三陸鉄道の所管になりました
駅舎に行列ができていますが・・・・
記念乗車券を買い求める列でした
後で買うことにして、駅前広場を見渡しますと、開業記念の出店の前に何やら人だかりができています。地元放送局の開業特番らしく、TVカメラも入っていますが・・・・
よっ!のんちゃんとダーリンハニー吉川ではないですか
これはこれはさすがでございます。いろいろあったけどがんばってね。
さて、駅周辺を観察します。
この日ならではの景色
期待していますよ
三陸鉄道の関係者もあわただしい中、バッチを記録させていただきました。
いやはや、めでたい
宮古駅裏に市役所がありそこに駅の上を越えてゆくことができる連絡通路があるのですが、この転落橋に登ってみますと駅構内がよく見えます。三陸鉄道の気動車が多数、一方JRのキハ110は2両だけと勢力がわかります。
始発の開業記念列車に使われる2両編成が待機中
釜石から宮古への一番列車の方が先に釜石を出て、宮古には13:22に到着する。宮古からの一番列車は12:00ちょうどに釜石に向かうという時刻が発表されていました。
釜石発が本当の一番列車になるわけですが、この列車は車両基地のある都から早朝回送されていったのが朝のニュースで放送されていました。
いずれにしろ宮古近くでは12:00発の南行列車が一番列車になるわけです。上下の一番列車を宮古の近くでキャッチしようと考えました。お手軽なのは閉伊川の橋梁で地図で見ると上下とも鉄橋を撮影できそうな感じ。
でも場所が便利だから混んでいるかもな・・・と思い40分ほど前に津軽石川の対岸に行ってみますと、案に反してだ~れもいない。結局この場所には10人ほどが集まっただけでした。
ここで撮影したのが以前にもご紹介した、トップの一番列車。
続いて、釜石発の開業記念列車。反対側に回りまして、今度は漁港の景色と絡めて撮影します。
閉伊川橋梁を行く開業一番列車
同じヘッドマークですが、こちらはこたつ列車を先頭にした4両とゴージャスな編成です。地元の鉄道ファンが「4両編成なんて走ることないからこれは記録しておかないと」といっていました。
この後、宮古釜石間のどこかで数カット記録したいと持っていたのですが、よく考えると今日は土曜日でバスの本数が少ない。時刻表をよく観察すると宮古側の県北バスと釜石川の岩手県交通の結節点となる船越の道の駅やまだあたりで待機する以外はなさそうです。
撮影ポイント近くの宮古信金前で県北バスの船越駅行きを捕まえて南へ。
開業列車見物のお客さんも含めて大変な混みようです。それも今日限りかもしれません。
乗り合わせたおばさんが、明日から減便になってしまうのでかえって不便になるとぼやいていました。
途中海岸沿いを走るポイントは少ないのですが、どこも巨大な防潮堤が建設中で、勝手の景色は望めないようです。
道の駅やまだで下車
道の駅の食堂でランチとします。
三陸名産 海草ラーメン
道の駅の向かいには、クジラの博物館があります。
鯨と海の科学館
この近くでリアス線を撮影できる場所を探します。船越半島へ向かう道路のこ線橋に行ってみると下の踏切が鳴り始めました。
釜石発の列車通過
背後の堤防は工事中です。
一駅北側の織笠の方に向かってみますと、山田湾のカキの養殖いかだがキラキラ輝いて美しい。
ちょっとだけ高くなった台のような場所が国道沿いにあったので、ここで上下列車を待ちます。
その間、激しく雪が降り出してほとんど見えない時間帯もありましたが、どうなることかと思ったのも一時で何とか天気は回復しました。
宮古行きの列車が通過
山田湾を背景に南下する開業記念列車
なかなかいい景色です。実は山田線、海の見える撮影ポイントは意外に少なくてこのあたりと浪板海岸ぐらいしかありません。
この後、翌日に備えてここから南の岩手船越駅の先当たりまでロケハンして、県交通バスで釜石に向かいました。
釜石で海のものでもおいしくいただくはずだったのですが、泊まった駅付近にはスナックぐらいしかない模様。タクシーに乗って出かけるのも面倒くさく、コンビニで済ませてしまうという情けない状況となってしまいました。
<続きます>
イベントの様子、撮影の様子、地域の復興が臨場感!
ビンビン(?)ヒシヒシ(?)伝わって来ます!!
海藻ラーメンを自作パスタで再現してみたいです。
by hanamura (2019-04-06 05:45)
hanamuraさん
海岸の景色はすっかり変わってしまったようです。特にリアス線の沿線は巨大な堤防が入り江という入り江を遮ってしまっているようです。
仕方ないとはいえ、昔の景色がなつかしい。
by やまびこ3 (2019-04-06 22:54)