ダイヤ改正前夜の北海道（その３）：やまびこ日記：SSブログ

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ダイヤ改正前夜の北海道（その３）　[はつかり（鉄系）] [編集]

ダイヤ改正前夜の北海道（その３）

3日目

午後には帰京しなくてはいけないので、さほど遠くにはいけないわけで、5月で廃止が決まっている札沼線の末端区間（医療大学前－新十津川）に撮影に行こうと考えました。
公共交通機関を使う場合、岩見沢、滝川から月形、浦臼に顔を出す中央バスを使えば、数少ないJRの気動車に乗っていかないで効率を上げられるのではないかと、時刻表をひっくり返して見たものの、14時過ぎまでに新千歳空港に到着するとなると、いい案は見つからず、札幌からJRで往復することに。

この区間は1982年に乗りつぶしの旅で乗車したのと、JRになってからも3年前に留萌本線さよなら乗車の途中で乗車してはいるので、今回撮影ポイントとして、秘境駅としても知られている豊ヶ岡駅付近に行ってみることにしました。

札幌(621)ー[531M]ー(659)石狩当別(702)－[5423D]－(742)豊ヶ岡

石狩当別で単行のキハ40に乗り換えです。

雪原を進んでゆきます。
夜の間に少しだけ雪が降ったようで、樹木についた雪が美しい。前日の山線よりいっそう冬らしい景色が味わえました。早朝の列車ですからよくすいていて、鉄道乗車目的らしい旅行者が数人、地元の方は1人か2人乗車されているばかりです。

雪模様になってきました

月形でモーターラッセルが待機

あとで同業者の方に聞いたところ、早朝1往復したのだそうです。

豊ヶ岡駅にトウチャコ

豊ヶ岡で下車。3人もの下車客がありました。
やまびこ以外は鉄子の旅の途上の女性客2人。どうやら、新十津川に乗りつぶしに行く途中、秘境駅で下車したらしい。
豊ヶ岡はその名の通り畑の広がる丘をくりぬいた切通しに設けられた駅で、両側の斜面には樹木が生い茂っており秘境駅の雰囲気です。

さて、この先数百メートルのところにあるこ線橋が目標ポイントになりますので、線路の北側の道路を進んで行ってみます。こちらは除雪もされていない農道らしく、本来は南側の丘のすそを回り込んでから上るのが正面なのかもしれません。

一駅手前の札比内を出る列車の汽笛が聞こえました。列車は札比内から丘に登って、左カーブして豊ヶ岡の切通しに入ってきます。カーブする地点までおおよそ1Km、雪の中カーブしてくるところが見えました。

こ線橋の下をくぐって、豊ヶ岡駅に停車したところです。

もう1本、新十津川駅行きの列車を撮影します。今度は駅の近くに戻ってきました。1日1本だけの新十津川行き5425Dが来ました。お別れ乗車や乗りつぶしの乗客で満員のようです。

鉄子のお2人が乗り込んでゆきます

豊ヶ岡駅を出発！

同じ苗穂区の所属なのですが、札沼線の運用に入るキハ40はドアが黄緑に塗られているんですね。前日撮影した函館本線運用の車両はボディと一体の塗装でした。ワンマン対応／非対応で色を変えているとか？

2時間ほど待って札幌に戻りますが、この時間、豊ヶ岡駅を観察。先ほど気が付いたのですが、上の写真の列車の後ろに見える小屋が実は豊ヶ岡駅の待合室だったのです。（気づくのが遅せ～わ）
何もないだろうから札比内か月形まで歩いて移動しようかと思っていたのですが、待合室があるなら待ってもいいわな。