懐かしの海外鉄道旅行(ヨーロッパ鉄道旅行前史・’85年12月) [おおぞら(海外鉄)]
懐かしの海外鉄道旅行(ヨーロッパ鉄道旅行前史・’85年12月)
緊急事態宣言が延長必至な状況となっております。
新しいネタがなかなか出せないので、「懐かしの~」シリーズを続けることにします。
まずは、大好きなヨーロッパの鉄道旅行の先駆けとなった85年年末のヨーロッパ。この時は団体ツアーでの参加でしたので「前史」として記録しておきます。
85年12月年末の休暇を利用して、ドイツ・オーストリアへ参りました。
1日目
南廻りのルフトハンザDC10機は、バンコク、ドバイを経由して、早朝のフランクフルト空港に到着しました。南廻りというルートもDC10も懐かしいですが、もうヘロヘロです。
ミニバスに乗っけられて市内観光。ゲーテハウスにいったら休館日で、言質ガイドの方が、「オ~、ホイテ・ゲシュロッセン(今日は閉まってる)」とおっしゃり見学なしに。大学でやったドイツ語の復習だなどと感じました。
レーマー広場なんかを観光した後、ホテルにチェックイン。
午後、(多分)自由時間を利用して、フランクフルト中央駅に行ってみます。
トップの写真は、西ドイツ国鉄の101型電気機関車。1950年代から生産されたこの時代の代表機関車。今見るとレトロ感がいっぱいです。
ドームの中の暗いところからプラットフォームの先端の方の明るいところに出てきました。
120型がスタンバイ中
120型はTEEの先頭に立っていた103型の置き換えを計画し、インバータ制御、誘導電動機の草分けともいうべき新鋭機で、試作機は70年代後半に登場しています。写真の機番は120 004ということで5両作られた試作機の中の1機です。(というか85年にはまだ試作機しか登場していません。)その後、量産機が登場しましたが、ICEの走る新幹線での200km/hでの連続使用には問題があったようで、大量に普及するところまではいきませんでした。ので、ちょっと貴重な写真かと。
隣のホームに目をやりますと・・・
オオ!103型がIC客車を従えて待機中
60年代の設計ですが、在来線での200Km/h運転を実用化するなど70年代~80年代の西ドイツ国鉄のフラッグシップ機であります。70年代、ブルートレインとICを比べて、西ドイツのEF65なんて書いてあった雑誌がありましたが、比較になりませんわ。
流線型の卵型がかっこいいわ~。
中央駅を離れて、街中へ。
駅前の通りで路面電車をゲット
と思ったら、クルマにインターセプトされてしまいました。でもこれ、Porscheじゃないかい。ま~しょうがないか~♪
電車はフランクフルト市電を代表するデュワグカーの3車体連接車(P-Wagon)ですね。
2世代前のN-Wagon
これもデュワグカーです
ドイツは地下鉄を整備しても路面電車は必要なところには残し、増強する施策をとっているのはすばらしい。
市内中心部を走るP-wagon
もっとたくさん撮りたかったけど、もどりましょうか?
フランクフルトの大聖堂
クリスマスイブで賛美歌が流れていました
美しいマイン川の夕景
2日目
フランクフルトからロマンティック街道をたどってのバス旅行
最初に着くのがヴュルツブルグ。
マリーエンベルク要塞に登りました。ドイツ農民戦争や三十年戦争の舞台です。
マイン川をはさんだ待ちが霧に煙る
マリエンベルク要塞の城門でしょうか
下に降りて、ヴュルツブルグのレジデンツ(領主司教の宮殿)へ。
18世紀のバロック建築
ヴュルツブルグにも市電が走ってましたが、撮影はできませんでした。
この日、ロマンティック街道をたどって、ローテンブルク・オプ・デア・タウバーのホテルに宿泊。昨年再訪
マイスタートランク
クリスマスの夜は更けてゆきました。
翌朝天気が良くなったので城壁に登りました
3日目
ロマンティック街道の南半分をたどります。
ディンケルスビュール、ネルトリンゲンという町をめぐってからミュンヘンへ。
ニュンヘンブルグ城・・・領主の夏の離宮
おなじみの新市庁舎にも
ビアホールで夕食をいただきました。
短い冬の夕暮れです
ぶれてますが、市電も走ってました
ミュンヘンいい街、また行こう!
<続きます>
私は、この時代のヨーロッパの鉄道が大好きでした。やっぱりかっこいいですねー。
by hideta-o (2020-05-04 21:03)
2枚窓でも、日本の湘南顔とは違いますね。
電車の表情(?)も様々ですね。
by いっぷく (2020-05-05 05:24)
hideta-oさん
こんにちは。90年ごろ何回かヨーロッパに行きましたが、今思うともっと写真撮っておけばよかったと思うことしきりです。
by やまびこ3 (2020-05-05 19:36)
いっぷくさん
こんばんは。湘南電車の方が少し前かもしれませんが、湘南電車をまねたということはなさそうですね。
by やまびこ3 (2020-05-05 19:38)