懐かしの海外鉄道旅行2.1(ヨーロッパ鉄道旅行1 ドイツ・スイス周遊・’87年8月) [おおぞら(海外鉄)]
懐かしの海外鉄道旅行2.1
(ヨーロッパ鉄道旅行1 ドイツ・スイス周遊・’87年8月)
舞台は87年の夏
この年、新製品立ち上げのため工場にこもっていたため、代休をたっぷりいただいたのでパートナーとヨーロッパ自由旅行に出かけることにしました。
ホテルの予約はせず、ユーレイルパス14日間用を手に成田空港に向かいました。
このころはまだ航空券が高く、選んだ航空会社は、早くて安いアエロフロート!なんと!
それでも30万ぐらいしましたよ。
で、アエロフロートのフライトといえば、機材はイリューシン62型ってやつ。写真の爆撃機のようなコックピット。10時間のフライトなのにナローボディの3-3アブレストですからねえ。シートピッチは最近のLCCより狭いんじゃないかと思ってしまいます。背を倒すときはみんな一斉に倒さないといけない感じでした。
しかし、機内食は本当にキャビアが1人1瓶でたよ。
さて、10時間のシベリアのフライトを終えて、着いたところはシェレメチボ2空港。80年のモスクワオリンピックの時にソ連が威信をかけて作ったというターミナルでしたが、どうにも薄暗い。
ここでトランジット旅客用の通称”監獄ホテル”で1泊。ビザを持っていないので仮の検査を受けて(怖~いお兄さんににらまれましたが)連絡バスで空港敷地内のホテルに連れてゆかれます。寒々とした狭~いベッドの部屋で1泊。シャワーは水しか出ませんでした。
空港の周辺の白樺林に日が沈みます
2日目です。
長居は無用とばかり、午前のフランクフルト行きツポレフ154機(B727を小型にしたような3発機、むしろトライデントぐらいの大きさか)に乗って、フランクフルトへ。3時間ほどで自由主義圏に戻ることができました。
当時はまだフランクフルト空港の長距離駅はなかったので、ユ―レイルパスのバリデーションを受けた後、Sバーンでフランクフルト中央駅へ。
ドイツの鉄道というと必ず紹介されていたライン川沿いの幹線に乗ってケルンに向かいます。その前にフランクフルトの路面電車にご挨拶。
デュワグカーです
フランクフルト中央駅からIC552列車に乗ってケルンに向かいます。
ライン川沿いの景勝地を行きます
古城が見下ろしています
西ドイツのICは素晴らしい乗り心地で感心することしきり。
2時間少しでケルンに到着。
ケルン中央駅にトウチャコ
大聖堂が迎えてくれます
ドイツ北部は誠に日が長いので、まだまだ活動できます。駅前には広域交通連合KVBの路面電車が何種類も集まっています。
大目玉の路面電車が集合
高床式でプラットホームのある専用軌道の系統もいくつかあります。
こちらも大目玉がかわいい
日暮れ時、ライン川にかかるホーエンツオレルン橋に行ってみますと・・・
夜に向かう列車が行きます
さあて、この夜は、夜行列車のコンパートメントに乗りました。
1等のコンパートメントを締め切って座席を引き出すと、快適なベッドに早変わり。このころは夜行列車むっちゃたくさん走っていました。
<続きます>
旅大好き人間としては、ついつい見入ってしまいます。
コロナのせいで、しばらくは自由きままな旅は難しいでしょうね。
残された時間を思うと、なんだか焦ってきます。
by Cedar (2020-05-17 10:59)
Cedarさん
ほんとにわたしたちの世代にとっては、残り時間を削られて行く感じがしてしまいます。これからってときなのにねえ。ドイツに行きたいです。
by やまびこ3 (2020-05-19 21:08)