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懐かしのローカル線巡り(やまびこの写真帳から 10)「はこだて市電」 [はつかり(鉄系)]

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懐かしのローカル線巡り(やまびこの写真帳から 9)
はこだて市電・路線は長かった



今度は1977年の8月夏休みに、函館市電乗り歩きに向かいました。

8月1日
盛岡の自宅から夜行列車で出かけます。
ジャストフィットの時刻表が手元にないので、正確な時刻は略しますが、盛岡を深夜23時ごろに出る臨時急行「八甲田51号」というのがピークシーズンのみ走っていました。
12系客車を使用した北海道連絡の列車でこのころ人気のあった北海道への格安ルートとして運転されていましたが、ガラガラでしたわ。

深夜2時前青森に到着。青森から通常は貨物便として運行されていた時間帯の青函連絡船(もともと旅客・貨物船で運行)を客扱いとして運行する臨時便で函館に。2時ごろ出て6時ごろ着く、到着時刻は文句なしの便ですが、当然ながら空いてました。

函館駅から函館ドックに行って、元町~公会堂~聖ハリストス教会~谷地頭とざっと見て、谷地頭温泉に入浴。その後市電の撮影に入りました。写真は基本白黒ですが、少しだけカラーネガもありますが、カラーネガはビネガーシンドロームを喰らってまして、プリントから加工しています。

※撮影場所をすっかり忘れてしまっているので(メモも残してないし)記憶と乗車記録、そして現在のGoogle Street Viiewから場所を特定しています。かなり苦労してますが、その分面白いですわ。


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十字街電停にて



十字街の交差点の谷地頭側から交差点を函館駅方面に曲がる直前の電停停車中の1000型を撮影しています。左側の信号の後ろに鳩ノ巣が建っていますね。今もこの鳩ノ巣(電車の交差点のポイント制御を手動で行っていた時代の操車塔)は残っていて、文化財的な価値がありますね。

この電車1000型は現在は引退してしまいましたが、元都電の7000型。
函館市電はそもそも東京市の馬車鉄道の影響下にあって、今の都電にもつながる1372mmゲージを採用しています。ために1000型も大きな改造はせずに導入されました。といっても正面3枚窓を2枚にしているので印象が違います。


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十字街-宝来町間を走る710型



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古参の500型がたくさん走っていました
500型は今や動態保存的に使われる2両だけが生き残っている模様



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宝来町のカーブにて



谷地頭から駅付近に戻りまして、駅周辺で撮影します。


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松風町を直進する10系統


左にカーブする線路が、函館駅前への現存路線。500型電車が直進してきた線路が、東雲線で函館駅を通らない短絡線でしたが、1992年に廃止されてしまいました。10系統は駒場車庫前-(栄町、十字街経由)-五稜郭駅前とU字型に走る系統でした。
函館駅は函駅、五稜郭駅は五駅と表示されています。


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別系統の電車のサイドに掲げられたサボ


漢字の「日」の字の四隅からそれぞれひげが伸びているような充実した路線でしたが、現在は半分以下になってしまいました。


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駅前通りの老舗「赤帽子屋本店」前の800型


800型は当時の最新型ですが、その後ほとんどの車両が車体更新を受けて8000型になっています。


こうしてみると40年前でも人々の姿は今とだいぶ変わっています。面白いですね。


<まだまだ続きます>

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