20年古都の秋(2) [やまびこ(旅日記)]
20年古都の秋(2)
2日目です。
午前中は洛西の善峯寺へ。
JR東海のポスターで有名になりましたが、天台宗の古寺であり、西国三十三所観音霊場の札所にもなっている寺院です。向日町からバスで30分ほど、バス停からは山道の参道を上ってゆきます。(自家用車は本堂近くの駐車場まで行けますが)
参道の途中から京都の市街地がかなり下に見えてきます。
平安の時代にも同じように平安京の諸堂・諸塔が見下ろせていたのです
山門に着きました。
本堂回りの紅葉を見上げます
かなり広い寺域をもっていて、ひと山にわたって諸堂が点在しています。
多宝塔と経蔵を見下ろす。その間に本堂が見えています
紅葉はかなり落ちてしまっています。
さらに登って諸堂を見下ろします
瓦と紅葉の重なりが美しいところです。
午前中いっぱいかけて、拝観を終え京都に戻ります。この日は人込みを避けて奈良に行く予定です。
奈良ではこの秋「秋夜の奈良旅」という観光キャンペーンが行われていて、週末には、いくつかの寺社のライトアップが行われています。
奈良の夜のお楽しみの前に、途中でどこか見ておこうと考え、奈良線の宇治で途中下車。
宇治の平等院鳳凰堂は前年来ているし、混みそうなので、迂回して、鳳凰堂の対岸にある興聖寺という寺院に寄ってみました。
中国風の山門から参道の紅葉を
しばらくの滞在ののち、奈良駅へ。まずはバスに乗って若草山に登ってみましょう。
奈良交通が往復の観光バスを出してくれています。バスは路線バスタイプの普通のものですが、往復の料金で、ガイド付きの観光コースに乗ることができます。JR奈良駅から1台、近鉄奈良駅から1台でたようです。
若草山というと、山焼き?奈良の鹿?
シカくん登場!
駐車場から少し上ると若草山の頂上。すでにとっぷり沈んだ西の方に生駒山の山並みがうっすっら見えています。頂上付近は広い草原。
草原の下に奈良の町
市街地に戻って・・・ライトアップとコンサートが行われている東大寺大仏殿へ。(本当はもう少し早い時間にバスが走ってくれるとよいのですが)
大仏さんにお参り
大仏殿内は撮影可能です
脇侍の如意輪観音菩薩像
これにて奈良の夜、一夜目はお終い。
振り返ると大仏殿の窓が開かれ、廬舎那仏のお顔が微笑んでいました。
大仏殿の屋根が月夜に青く輝ています
<続きます>
善峰寺、懐かしいです。小5のとき林間学校で、この寺の隣の三鈷寺の宿坊にお世話になりました。
京都市街の夜景が綺麗に見えたこと、夕食後に予定していた肝試しが皆が怖気づいて中止になったことなど半世紀近く前の記憶が次々に甦って来ました。
by サットン (2021-01-31 09:49)
サットンさん
田舎者の私には、関西に来るとみるもの聞くもの歴史があって素晴らしいなとおもってしまいます。あと瓦屋根の並ぶ景色も好きです。
by やまびこ3 (2021-02-02 21:22)