懐かしのイベリア半島訪問(その9・90年バルセロナ→アムステルダム移動編) [おおぞら(海外鉄)]
懐かしのイベリア半島訪問(その9・90年バルセロナ→アムステルダム移動編)
最終日
スペインの赤い台地を離れて、中継地アムステルダムへ。
この旅行はKLMの格安チケットで来ていたのです。昼過ぎ KLMのB737に乗ってバルセロナからアムステルダムへ。離陸するとちらりと地中海が見えました。
赤い台地に赤い屋根のスペインから北海沿岸のオランダへ。
このころは空港に行くといろいろな飛行機を見ることができました。
AviacoのDC-9-30
アビアコはスペインの国内線・近距離国際線の航空会社でしたが92年にイベリア航空に買収され現存していません。この飛行機は胴体の短い-30型、日本のTDAでも一時使っていました。
こちらはKalittaのDC-8
カリッタエアーは米国の貨物輸送会社ですが、この機体は子会社のConnie Kalitta ServiceというところのDC-8-30のようです。貨物機に改造されていましたので窓がつぶされています。JALも太平洋横断路線に投入した機種ですが、日本では80年代初めに退役していました。乗ったことないのが残念。
KLM機は上昇するとピレネー山脈を越えて、フランスを縦断、北海を眺めてオランダに向かいます。
雪を頂くピレネー
パッチワークのようなフランスの農地
豊かな農業国です
北海を回り込んで、アムステルダムへ。
ここで見かけた旅客機
IBERIAのDC-10
JALでも使ってたし、日本にもいっぱい来てたんだけどなあ。まだ貨物機で来てるのでしょうか。
SABENAのB737-200
サベナってベルギーのナショナルキャリアだったけど、EUの補助金規定で国の補助が制限された結果、亡くなってしまいました。日本にも2000年ごろまで週3便乗り入れていて、このころ、発券代理店と知り合いになっていたので、相当回数使わせていただけました。帰りは席だけビジネスクラスに結構乗せてもらいました。
B737-200、細身のターボエンジン(現在のターボファンエンジンは光景が大きい)を翼下につけた機体で、ANAもたくさん使ってました。この世代がB737オリジナル。
B737はその後、外径の大きいターボファンエンジンをおむずび型エンジンカウルで包んで搭載した-300,-400,-500のクラシック。さらにアビオニクスを近代化した-600, -700, -800のNG(New Generation)世代とベストセラーとして売れ続け、最近のB-737MAXへと続くわけです。
もともとがB707の胴体をあまり変えずに小型のエンジンを積むことから足の短い設計としていたB737ですが、MAXでさらに大口径のエンジンを搭載するため、エンジンをより前に取り付ける機体構造としたところから、特に離陸時に上向きトルクが発生し機首が上がり過ぎる場合があるところを自動的に補正する操縦特性向上システム (MCAS)を採用しています。
B-737MAXの導入当初、エチオピア、インドネシアで相次いだ墜落事故はこのシステムの問題が指摘されており、現在に至るも全世界で、運行停止状態が続いています。
というわけで、無事中継地のアムステルダムに着きました。
ここで1泊するため、ホテルを紹介してもらって、空港駅からアムステルダム中央駅へ。
冬の装いだった4月のアムスとうって変わって、夏みたいな天気のアムステルダムでした。
アムステルダム中央駅
東京駅のモデルとなったといわれていますが、レンガを使ったところ以外は似ても似つかないと思いませんか。
<続きます>
拙ブログへのコメントありがとうございます。
宮島口駅前の「うえの」の開店30分前から待ちました。
僕は一人客でしたが4席テーブルに案内されました。
店外に行列でしたが相席にはされませんでした。
有り難かったんですが、恐縮至極でした(´σ `)
DC-10かぁ、懐かしいなぁ。
by johncomeback (2021-02-13 21:01)
johncomebackさん
宮島の島内の穴子料理店よりだんぜんうえのが美味しいです。広島市内にも支店(デパ地下のイートインですが)あります。
DC-10はもう貨物しか残ってないでしょうね。3発機4発機はかっこいいけど時の流れですかね~。
by やまびこ3 (2021-02-16 17:18)