懐かしの海外鉄道旅(中欧編 第1弾 91年(2)) [おおぞら(海外鉄)]
懐かしの海外鉄道旅(中欧編 第1弾 91年(2))
ハンガリー駆け足滞在
ウィーンに3日間滞在したのち、国境を越えてハンガリーに向かいました。鉄道も宿も全部現地調達だったのでちょっとは不安といえば不安でしたが、旅の面白みはここにもある!
ウィーン南駅(715)ー[EC341]-(1007)Budapest Deli(南駅)
近年はOBBご自慢のレイルジェットが何往復もしていますが、当時は当然レイルジェット登場前で、ユーロシティの客車でハンガリーに向かったようです。国境を超える際は段取り通り、オーストリアの出国管理、ハンガリーの入国審査が行われ、ビザの上にスタンプが押されました。
3時間ほどでめでたくブダペスト南駅到着。
ブダペスト南駅、屋根がありません
ダダ広い野っ原に線路だけ敷いたようなBudapest Deli(南)駅に着きました。終端部に駅舎はあるのですが、さほど大きくはありません。
ECをけん引してきたハンガリーの電気機関車
武骨といえば、そのとおり
さて、ハンガリーは肉がうまいと聞いていたので、両替を済ませて、駅構内にあった露店でソーセージをいただきます。でっかい、ふっといフランクフルトの大判みたいなソーセージでしたが、うまいのなんのって、これ、いまだに私史上一番です。
駅構内のIBUSZ(国営旅行社系)の旅行会社で、民泊の紹介を受け行ってみることに・・・
アパートメントの1室を民泊として貸し出してました
これで40ドルだったかは高いけど仕方ないか。このころ、西側の価値観・価格が急速に入ってきていて、物価のばらつきが半端じゃなかった。ブダペストに3泊しましてあちこち観光します。
翌日向かったのは何はともあれ、くさり橋と王宮のあるブダの丘。
ケーブルカーで王宮へ上ります
くさり橋を見下ろします
19世紀中ごろ、ドナウ川の本流に初めてかけられたもの。(大戦時に一度破壊されたので現在のは左戦後すぐ再建されたもの)
対岸の国会議事堂も美しい建物です
丘の上には王宮をはじめとして、王家ゆかりの教会など見どころが沢山あります。
幾何学模様の屋根が美しいマーチャーシュ教会
皇帝フランツヨーゼフとエリザベートの戴冠式が行われた場所
祭壇の灯りが神秘的
ヨーロッパですからステンドグラスの美しさも堪能できます
隣には三位一体広場
ペスト記念塔が立っています
広場では音楽学校の学生さんが演奏中
ハンガリー名物のサクランボのコールドスープなんかをランチにいただいて大満足です。
漁夫の砦に行ってみましょう。今は展望台として開放されています。
一部はレストランになっています
時間がたつのを忘れますなあ。
くさり橋を見下ろします
こちらは国会議事堂
ハンガリー、無茶苦茶文化の香りが高い。
夜になって、河畔に出て散歩してみます。
ライトアップされた王宮の姿が美しい
テツの姿が少なくて済みません。
<続きます>
建物も記念塔も、日本では見られないものばかり。
ドナウ川(かな?)に架かる橋は、洗練されたスタイルですね。
それにしてもハンガリーの電気機関車、デカいのにD型なんですね。
しかも台車は釣り合い梁バリバリ?
きっと軌道は頑丈に敷設されているのでしょうね。
by skekhtehuacso (2021-03-02 21:42)
ブダペストの真ん中を流れてるのは、ご指摘の通りドナウ川の本流です。
こんなに水量の多い川に橋脚を立てるのは大変だったでしょうね。
ブダペストって地下鉄が大陸で初めて作られるなど、19世紀~20世紀初頭にはヨーロッパでも先端の都市だったようです。ハプスブルク家の時代、国鉄も頑丈な路盤で作られたのでしょう。
by やまびこ3 (2021-03-10 22:47)