懐かしの海外鉄道旅(中欧編 第1弾 91年(4)) [はつかり(鉄系)]
懐かしの海外鉄道旅(中欧編 第1弾 91年(4))
中世そのままプラハ紀行
夜行列車でたどり着いたプラハの町。
噂にたがわず、中世のまんまの街並みが迎えてくれます。
プラハは第2次大戦中も大きな空襲は受けなかったのですよね。
トップに挙げたのは後日郊外へのエクスカーションの際に村で見かけた落書き。
劇作家のヴァーツラフ・ハヴェル氏は、民主化運動の活動家で、市民フォーラムの代表からチェコスロヴァキア連邦の大統領に、そして分離後もチェコの初代大統領になった人物。民主化のシンボルだったのでしょう。
3日間滞在したのですが、さっそく宿を決めて1日目は市内観光。
なんといっても、旧市街広場周辺の歴史的建造物を歩き回ります。
広場に面したティーン教会とキンスキー宮殿
手前の像は宗教改革を行ったヤン・フスの像です。
反対側の路地には旧市庁舎の天文時計があります。
カレンダーまでわかる仕組みになっているんですわ
読み方わからんけど
2日目
郊外の1日エクスカーション、チェドック(国営旅行社)のツアーで、カールシュタイン城とコノピステ城へのツアーに参加します。もちろんアジア人は我々だけでした。
ボヘミア王であり、かつ神聖ローマ皇帝であったカレル4世が建築したカールシュタイン城。
中世の城そのものです。
続いて、コノピシュテ城。19世紀にはヨーゼフ1世の甥のフェルディナント大公が住まわれて、狩猟に明け暮れたのです。その時の獲物のはく製が山ほど展示されています。
途中で、トイレにこもっている間にツアーの面々が先に行ってしまい、急いで追いついたところ、同行のおじさんが
「どこへいってたんだい。ゾウのはく製があったんだぜ」
だそうです。
あんまりたくさんあると不気味ですね
3日目
カレル橋を渡って、プラハ城に行ってみましょう。
にぎわってますねえ
尖塔を目指して
電車に乗って王宮へ
電車の写真、もっとあるはずでしたが、見つかりません。申し訳ない。
王宮を背景に美しいブルタヴァ川(モルダウ)を渡るトラムたち
こりゃあもう、スメタナの世界そのものです。
王宮につきまして
王宮の衛兵、微動だにしません
王宮見学後、宮殿内の路地にカフカの家がありました。
この家で「変身」を書いたのでしょうか?
最後の夕暮れ
ヴァーツラフ広場
プラハの春の時の熱い白黒映像や、民主化の時の人々の熱気がよみがえってきます。ドプチェクやハヴェルが演説していた奥の建物は国立博物館になります。
ブルタヴァ川に沿った国民劇場
美しい街に別れを告げます。
<続きます>
プラハ、行ってみたい場所です。たしかに今回は乗り物の写真が少ないですね(笑)。尖塔のある建物や赤い屋根の家々、中世の面影もあり、写真を見ながら、行きたさが募ります。カフカは「変身」で、ペストはカミユ。カフカに「城」という城をめざすけど、着かない話があるのは、プラハが城が多い街だから、なのだとわかりました。
by TaekoLovesParis (2021-03-10 23:07)
プラハは何度か行くチャンスがあったのに、結局行けてない街です。
西欧では消えてしまった古い街並みが映画やCⅯのロケ地として注目されているようで・・
by Cedar (2021-03-11 08:46)
TaekoLovesParisさん
いやはやお恥ずかしい間違い。朝起きたらゴキブリになってたやつです。プラハには塔が沢山あります。
by やまびこ3 (2021-03-14 18:14)
Cedarさん
NHKBSでヨーロッパの路面電車を取り扱った番組があって、プラハもそのシリーズでやっていたのです、ずいぶん低床車が増えていました。古い街にはタトラカーが似合うんですが。
by やまびこ3 (2021-03-14 18:17)